SKは31日、2011年シーズンの新外国人選手としてジム・マグレーン投手(32)と契約金5万ドル、年俸25万ドルの総額30万ドルで契約した。
米国出身のマグレーンは、米国メジャーリーグ・ニューヨークメッツと契約し、2000年マイナーリーグでデビューした。これまでメジャーリーグの経験はなく、2008年から2009年まで米国独立リーグ・アトランティックリーグでプレーし、サマーセットに所属していた2009年は最多勝、最優秀防御率の2冠に輝いた。マイナーリーグ、アトランティックリーグ通算10年間の成績は286試合に登板、92勝89敗、防御率3.90。
2010年は台湾プロ野球・兄弟でプレーし27試合に登板、11勝2敗、防御率2.25の成績で最優秀防御率のタイトルを獲得すると、台湾シリーズでも好投しMVPを受賞した。そして11月の韓国・台湾クラブチャンピオンシップ第2戦でSK相手に先発し、勝てはしなかったが好投した。
マグレーンはかねてから韓国進出を希望していて、韓台クラブチャンピオンシップでの投球が印象に残っていたSKは、日本・沖縄県での春季キャンプに呼んでテストし契約を決めた。これでSKの2011年シーズンの外国人選手は、今回契約したマグレーン、先日再契約したグローバー(元読売)の2名ともに投手となった。マグレーンは正式契約を結んだあと、もう一つのキャンプ先の高知市へと出発した。
なお、いったん入団が決定したが、メディカルチェックで不合格となりサムソンとの契約を破棄されたあと、1月から高知春季キャンプでテストを受けていた日本人投手・金村暁(元阪神)は、これによりSKとの契約は見送られた。
(1月31日現在の為替レート : 1万ドルが82万1500円。)
(文責 : ふるりん)