サムソンは14日、FA(フリーエージェント)を行使していたペ・ヨンス投手(29)と契約期間2年、契約金6億ウォン、年俸4億ウォン、出来高払い1億5000万ウォンの総額最大17億ウォンで契約し、これでペ・ヨンスのサムソン残留が決まった。
右腕ペ・ヨンスは高校卒業後2000年サムソンへ入団し、2001年13勝し頭角を現すと、2003年にも13勝を記録し一流投手に数えられるようになった。2004年には持ち前の球威が冴え17勝をあげ最多勝、最優秀防御率、最多奪三振など投手部門の個人タイトルを総なめし、シーズンMVP(最優秀選手)も受賞した。2005年、06年も先発で活躍しチームの韓国シリーズ優勝に貢献したが、2007年はひじの手術からのリハビリで棒に振ってしまい、2008年に9勝をあげて復活を印象付けた。2009年は1勝12敗と低迷したが、2010年シーズンは6勝と復調の気配を見せ、オフにはFAを行使した。
ペ・ヨンスは海外進出を希望し、日本プロ野球・東京ヤクルトと交渉し順調に話は進んでいたが、最後のメディカルチェックを通らず契約には至らなかった。結局前所属球団のサムソンと交渉し、年俸4億ウォンの2年契約と、2010年シーズンの年俸2億2000万ウォンを大きく上回る好条件で再契約し、2011年シーズン以降もサムソンで投げることになった。ペ・ヨンスのプロ11年間の通算成績は291試合に登板、84勝72敗3セーブ、防御率4.05。
(12月14日現在の為替レート : 1億ウォンが約729万円。)
(文責 : ふるりん)