DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

  ペ・ヨンスと2年契約

 サムソンは14日、FA(フリーエージェント)を行使していたペ・ヨンス投手(29)と契約期間2年、契約金6億ウォン、年俸4億ウォン、出来高払い1億5000万ウォンの総額最大17億ウォンで契約し、これでペ・ヨンスのサムソン残留が決まった。
 右腕ペ・ヨンスは高校卒業後2000年サムソンへ入団し、2001年13勝し頭角を現すと、2003年にも13勝を記録し一流投手に数えられるようになった。2004年には持ち前の球威が冴え17勝をあげ最多勝最優秀防御率最多奪三振など投手部門の個人タイトルを総なめし、シーズンMVP(最優秀選手)も受賞した。2005年、06年も先発で活躍しチームの韓国シリーズ優勝に貢献したが、2007年はひじの手術からのリハビリで棒に振ってしまい、2008年に9勝をあげて復活を印象付けた。2009年は1勝12敗と低迷したが、2010年シーズンは6勝と復調の気配を見せ、オフにはFAを行使した。
 ペ・ヨンスは海外進出を希望し、日本プロ野球東京ヤクルトと交渉し順調に話は進んでいたが、最後のメディカルチェックを通らず契約には至らなかった。結局前所属球団のサムソンと交渉し、年俸4億ウォンの2年契約と、2010年シーズンの年俸2億2000万ウォンを大きく上回る好条件で再契約し、2011年シーズン以降もサムソンで投げることになった。ペ・ヨンスのプロ11年間の通算成績は291試合に登板、84勝72敗3セーブ、防御率4.05。


(12月14日現在の為替レート : 1億ウォンが約729万円。)
(文責 : ふるりん