DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

   最下位ハンファ、キム・グァンヒョン(SK)の18勝目を阻止

ハンファ 7−1 SK  (仁川・文鶴) 
(勝)キム・ジェヒョン 1勝  (セーブ)デポーラ 6勝12敗3S  (敗)キム・グァンヒョン 17勝7敗
本塁打) ハンファ : カン・ドンウ 4号
 SKは2回裏、ハンファの先発チャン・ミンジェの暴投で1点を先制し、先発キム・グァンヒョンも好投を続けた。ハンファは7回表、キム・グァンヒョンから代打シン・ギョンヒョンの内野ゴロの間や9番オ・ソンジンのタイムリーで2−1と逆転すると、8回表2番カン・ドンウの本塁打と4番チェ・ジンヘンのタイムリーで2点を追加し、キム・グァンヒョンをノックアウトした。さらに9回表、SKの3番手パク・ヒィス、5番手カ・ドゥギョムからシン・ギョンヒョンのタイムリー、カン・ドンウ、途中出場のチョン・ヒョンテの内野ゴロの間に3点を追加した。
 最後は7回から登板していた3番手デポーラが抑え、最下位ハンファが逆転勝ちで最多勝争いトップのキム・グァンヒョンの18勝目を阻止した。6回のみを無失点に抑えた2番手キム・ジェヒョンは、打線がその後逆転したことでLG在籍時の2006年以来4年ぶりの勝利投手となり、2010年シーズンに申告選手として8年ぶりにハンファ復帰後初勝利。キム・グァンヒョンは打線の援護がなく8回途中4失点でノックアウトされまさかの敗戦で、SKも3安打に抑えられた完敗を喫した。2010年シーズン最終戦となったこのカードは、SKが11勝7敗1分と勝ち越した。
 

サムソン 5−5 LG  (ソウル・蚕室) 
本塁打)サムソン : パク・ハニ 11号
 LGは1回裏、サムソンの先発チャン・ウォンサムから3番パク・ヨンテクのタイムリーで1点を先制し、4回裏サムソンの2番手ペ・ヨンスから9番イ・ビョンギュ(背番号24)のタイムリーで2点を追加した。サムソンは5回表、LGの先発イ・ボムジュンから途中出場の4番カン・ボンギュのタイムリーで1点を返し、6回表LGの2番手イ・ドンヒョン、3番手キム・ギピョから6番パク・ハニの本塁打、3番パク・ソンミンのタイムリーで4−3と逆転した。LGは7回裏、サムソンの4番手チョン・ヒョヌクから5番イ・ビョンギュ(元中日、背番号9)の2点タイムリーで5−4と逆転した。
 サムソンは9回表、LGの6番手キム・グァンスから途中出場の9番ソン・ジュインのタイムリーで5−5の同点に追いつき、試合は延長に突入した。LGの岡本(元埼玉西武)、パク・トンウク、サムソンのクルセタ、クォン・オジュン、イム・ジヌなどのリリーフ陣が勝ち越し点を与えず、延長12回を終えても決着がつかなかったが規定により引き分けになった。これによって、LGは2010年シーズンの6位が確定し、この日試合のなかったキアは5位となった。2位サムソンでは7番パク・チンマンが4安打、6位LGでは6番チョン・ソンフンが3安打と活躍。なお、この試合も3安打2盗塁と活躍した1番イ・デヒョンは、キム・ジュチャン(ロッテ)と並んで盗塁数を65に伸ばし、もうロッテの公式戦がないため、2007年以来となる4年連続盗塁王が確定した。
 

ロッテ 3−1 ネクセン  (ソウル・木洞) 
(勝)イ・ジェゴン 8勝3敗  (セーブ)キム・イリョプ 2勝1敗3S  (敗)ニコースキー 2勝6敗
 ロッテは1回表、ネクセンの先発ニコースキー(元福岡ソフトバンク)から3番ホン・ソンフンの内野ゴロの間に1点を先制し、ネクセンも1回裏、ロッテの先発イ・ジェゴンから2番チャン・ヨンソクのタイムリーで1−1の同点に追いついた。ロッテは3回表ホン・ソンフンの内野ゴロの間に1点を追加し、6回以降イ・ジョンフンを登板させ継投策に出ると、7回表1番キム・ジュチャンのタイムリーで1点を追加した。
 このあとイム・ギョンワン、カン・ヨンシク、ペ・ジャンホ、キム・イリョプの系統で相手の反撃を断ち、3位ロッテが4連勝で公式戦を終え、9月29日からのトゥサンとの準プレーオフに弾みをつけた。5回を1失点に押さえたイ・ジェゴンが8勝目。打線では1番キム・ジュチャンが3盗塁を決め、イ・デヒョン(LG)とともに盗塁王争いトップタイの65個に伸ばし、公式戦を終えた。7位ネクセンは5安打に抑えられ、7回途中まで3失点と内容は悪くなかったニコースキーを援護できず、本拠地・木洞野球場での最終戦を勝利で飾れなかった。2010年シーズン最終戦となったこのカードは、ロッテが11勝6敗2分けと勝ち越した。