DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

  2位サムソン、サヨナラ勝ちで首位SKを追撃

 ロッテ−ネクセン(ソウル・木洞)は雨天中止。


SK 3−9 ハンファ  (大田) 
(勝)ブエノ 1勝2敗  (セーブ)ヤン・フン 4勝5敗8S  (敗)イ・スンホ(背番号20) 6勝4敗20S
本塁打) SK : チョン・サンホ 2号、チェ・ジョン 20号  ハンファ : チェ・ジンヘン 29号、シン・ギョンヒョン 10号
 ハンファは1回裏、SKの先発イ・スンホ(背番号20)から4番チェ・ジンヘンの2ランで先制し、2回裏9番ハン・ユンソプのタイムリーでイ・スンホをノックアウトすると、3回裏SKの3番手パク・ヒィスから6番シン・ギョンヒョンのプロ13年目で初となる2ケタ本塁打の10号3ランで6−0とリードを広げた。SKは4回表、ハンファの先発ブエノから5番チェ・ジョンのタイムリーで1点を返し、4番手の大卒新人ムン・グァンウンも追加点を許さず、7回表ハンファの2番手ヤン・フンから7番チョン・サンホの本塁打でもう1点を返した。
 しかしハンファは8回裏SKの6番手キム・ウォンヒョンから相手のエラー、代打キム・ガンの内野ゴロの間(プロ4年目にしての初打点)、代打イ・ヤンギのタイムリーで3点を追加した。SKは9回表チェ・ジョンのプロ6年目にして初となる20号本塁打で1点を返したが、最後はヤン・フンが抑え最下位ハンファが首位SK相手に快勝し、引き分け1つをはさんでの5連敗から脱出した。8月ハンファに入団し、6回途中まで1失点に抑えたブエノが韓国初勝利。打線では7番イ・デスが3安打と活躍。首位SKは先発イ・スンホが2回途中でノックアウトされるなど投手陣が崩壊し、打線もつながらず最下位相手にまさかの敗北を喫し、2位サムソンが勝ったため公式戦優勝へのマジックナンバーが9のままで足踏みしている。
  

LG 2−3 サムソン  (大邱
(勝)チョン・ヒョヌク 9勝1敗12S  (敗)イ・ドンヒョン 6勝2敗4S
本塁打) LG : イ・ビョンギュ(背番号9) 9号  サムソン : チェ・ヒョンウ 23号
 サムソンは4回裏、LGの先発パク・ヒョンジュンから4番チェ・ヒョンウの本塁打で1点を先制し、先発チャ・ウチャンも4回まで無失点に抑えていた。LGは5回表、この回途中から登板したサムソンの2番手アン・ジマンから9番イ・デヒョンのタイムリーで1−1の同点に追いついた。サムソンもその裏LGの2番手イ・ソンヨルからチェ・ヒョンウのタイムリーで1点を勝ち越した。LGは8回表サムソンの3番手クォン・ヒョクから途中出場の7番イ・ビョンギュ(元中日、背番号9)の本塁打で2−2の同点に追いついた。試合はLGのキム・ギピョ、イ・ドンヒョン、サムソンのキム・ヒョナムなどの好投で互いに得点が入らず、延長に突入した。
 2位サムソンは10回裏イ・ドンヒョンからチャンスを作ると、代わったLGの5番手キム・グァンスから2番チョ・ドンチャンのタイムリーでサヨナラ勝ちし、ハンファに敗れた首位SKとの差を縮め逆転優勝に望みをつないだ。10回表を無失点に抑えた5番手チョン・ヒョヌクが9勝目。打線ではサヨナラタイムリーを打ったチョ・ドンチャンが3安打1打点と活躍。6位LGは打線がつながらず3連敗で、試合のなかった5位キアとの差がさらに広がった。打線では5番チョン・ソンフンが3安打と活躍。