ＳＫ ３−０ トゥサン （ソウル・蚕室）
（勝）門倉 １４勝６敗 （セーブ）ソン・ウンボム ８勝５敗５Ｓ （敗）ヒメネス １４勝５敗
ＳＫは1回表、トゥサンの先発ヒメネスから3番パク・チョングォンのタイムリー、6番キム・ガンミンの犠牲フライで2点を先制し、先発門倉(元読売)は走者を出しながらも要所を抑え無失点を続けた。ヒメネスも2回以降立ち直り、ＳＫの拙攻もあって追加点を与えず6回で降板した。しかし打線の援護はなく、トゥサンは7回からイム・テフン、イ・ヒョンスンなどの継投で何とかしのいできた。ＳＫは9回表トゥサンの5番手キム・チャンフンから代打パク・チェホンの犠牲フライで待望の1点を追加した。
首位ＳＫはイ・スンホ(背番号20)、ソン・ウンボムの継投で相手の反撃を断ち、完封リレーで接戦を制した。8回途中まで無失点に抑えた門倉は14勝目。3位トゥサンは先発ヒメネスこそ6回を2失点と好投したが、打線が5安打に抑えられチャンスを生かしきれず、完封負けで首位ＳＫ、2位サムソンとの差が開いていく一方である。
サムソン ４−５ ネクセン （ソウル・木洞）
（勝）ソン・シニョン ５勝５敗１Ｓ （セーブ）ソン・スンナク ２勝１敗２３Ｓ （敗）レディング １敗
（本塁打） サムソン ： チェ・サンビョン １号
サムソンは3回表、ネクセンの先発ニコースキー(元福岡ソフトバンク)から8番チェ・サンビョンの本塁打で1点を先制し、ネクセンは4回裏、サムソンの先発の新外国人レディングから4番ソン・ジマン、6番カン・ジョンホの犠牲フライ2本で2−1と逆転した。サムソンは5回表3番カン・ボンギュの2点タイムリーで3−2と逆転しニコースキーをノックアウトしたが、ネクセンはその裏3番ユ・ハンジュンのタイムリーで3−3の同点に追いつき、さらに代わったサムソンの2番手クォン・ヒョクからソン・ジマンの2点タイムリーで逆転した。
ネクセンはオ・ジェヨン、ソン・シニョンの継投で相手の反撃を抑え、サムソンも8回表ネクセンの守護神ソン・スンナクから途中出場の7番イ・ヨンウクの内野ゴロの間に1点を返した。しかし最後はソン・スンナクが抑え、7位ネクセンが逆転勝ちした。7回途中から8回途中まで無失点に抑えたソン・シニョンが5勝目。ソン・スンナクも23セーブ目。打線ではユ・ハンジュンが3安打1打点、ソン・ジマンが3打点と活躍。2位サムソンは期待の新外国人レディングが5回途中でノックアウトされなかなか勝てず、トゥサンに勝った首位ＳＫとの差が開く痛い一敗を喫した。なお、2010年シーズン最終戦となったこのカードは、サムソンが13勝6敗と勝ち越した。
(見事に抑えを果たした守護神ソン・スンナク。)
ＬＧ ８−７ ロッテ （ソウル・蚕室）
（勝）パク・ヒョンジュン ２勝２敗 （セーブ）キム・グァンス ４勝５敗４Ｓ （敗）サドースキー ９勝８敗
（本塁打） ＬＧ ： イ・ビョンギュ(背番号24) １２号、チョ・インソン ２６号 ロッテ ： ガルシア ２６号、チョン・ジュヌ １６号
ＬＧは3回表、ロッテの先発サドースキーから2番イ・ビョンギュ(背番号24)のタイムリーで1点を先制し、4回表7番オ・ジファンのタイムリーで1点を追加した。ロッテはその裏、ＬＧの先発パク・ヒョンジュンから5番ガルシア(元オリックス)の本塁打で1点を返したが、ＬＧは5回表イ・ビョンギュ(背番号24)の本塁打で1点を追加した。ロッテもその裏3番チョ・ソンファンのタイムリーで1点を返した。ＬＧは7回表1番イ・テックンのタイムリーでサドースキーをノックアウトすると、ロッテの2番手ホ・ジュンヒョク(背番号20)の暴投、3番手キム・イリョプから4番チョ・インソンの3ランで8−2とし、イ・ドンヒョン、オ・サンミン、岡本(元埼玉西武)、イ・サンヨルの継投で何とか反撃をしのいでいった。。
しかしロッテは9回裏、ＬＧの5番手イ・ボムジュンから4番イ・デホの内野ゴロの間、ガルシアのタイムリー、7番チョン・ジュヌの3ランで5点を返し1点差に迫った。最後は6番手キム・グァンスが抑え、6位ＬＧが打撃戦を制した。5回を2失点に抑えたパク・ヒョンジュンが2勝目。打線ではイ・ビョンギュ(背番号24)が3安打1本塁打2打点と活躍し、3ランを打ったチョ・インソンは捕手初のシーズン100打点を記録。また9番イ・デヒョンが3回表盗塁を成功させ、史上初となる4年連続50盗塁を記録した。4位ロッテはリリーフ陣が崩れ打線の反撃も及ばず3連敗で、勝率5割から遠のいていった。打線では1番キム・ジュチャンが3安打と活躍。
