ＳＫ ７−０ キア （光州）
（勝）チョン・ウラム ８勝４敗２Ｓ （敗）ヤン・ヒョンジョン １４勝６敗
ＳＫは4回表、キアの先発ヤン･ヒョンジョンから5番チェ・ジョンの内野ゴロの間、6番イ・ホジュンのタイムリーで2点を先制し、先発イ・スンホ(背番号20)も4回を無失点に抑えた。さらに6回表チェ・ジョン、イ・ホジュンのタイムリーで2点を追加し、2番手以降のチョン・ウラム、チョン・デヒョン、ソン・ウンボムといったリリーフ陣も好投を続けた。
首位ＳＫは9回表キアの3番手パク・ソンホ、4番手チョ・テスから相手のエラー、8番パク・キョンワンのタイムリー、9番キム・ヨンフンの併殺打の間に3点を追加し、最後は5番手オム・ジョンウクが抑え4連勝で、こちらも4連勝の2位サムソンの追撃をかわそうと必死である。近年はリリーフで活躍してきたイ・スンホ(背番号20)が先発で好投し、2番手チョン・ウラムが8勝目。打線では2番イム・フンがプロ7年目にして初となる1試合4安打と活躍。5位キアは頼みの先発の柱ヤン・ヒョンジョンが6回4失点とそこまで悪い内容ではなかったが、打線の援護がまったくなく5安打に抑えられいいところがなかった。
トゥサン ４−６ サムソン （大邱）
（勝）チャン・ウォンサム １２勝４敗 （セーブ）ペ・ヨンス ６勝８敗１Ｓ （敗）ホン・サンサム ３勝３敗
（本塁打） サムソン ： パク・ハニ ８号、シン・ミョンチョル ８号、ヒョン・ジェユン １号
サムソンは1回裏、トゥサンの先発ホン・サンサムから1番パク・ハニの先頭打者本塁打で1点を先制し、2回裏7番シン・ミョンチョルの本塁打で1点、3回裏2番チョ・ドンチャンのタイムリー、3番パク・ソンミンの犠牲フライで2点を追加した。トゥサンは4回表、サムソンの先発チャン・ウォンサムから5番チェ・ジュンソク、6番イム・ジェチョルのタイムリーで2点を返したが、サムソンはその裏8番ヒョン・ジェユンの2ランでリードを広げた。トゥサンは6回表サムソンの3番手チョン・ヒョヌクから7番ソン・シホンのタイムリー、途中出場の9番キム・ジェホへの押し出しの四球で2点を返した。
2位サムソンはその後アン・ジマン、クォン・ヒョク、ペ・ヨンスの継投で相手の反撃を断ち、4連勝で同じく勝ち続ける首位ＳＫの後姿からぴったりくっついて離れない。5回を2失点に抑えたチャン・ウォンサムはチーム最多の12勝目。なお、9回表一打同点のピンチをしのいだペ・ヨンスは、普段は先発で活躍してきたこともあり、2005年以来5年ぶりとなるセーブを記録。3位トゥサンは打線が繋がらず安打数では11と相手を上回りながら拙攻が続き、ホン・サンサムも6回6失点と不本意な出来で、2位サムソンの座がさらに遠のいた。打線ではチェ・ジュンソクが3安打1打点と活躍。なお、2010年シーズン最終戦となったこのカードは、サムソンが10勝9敗と1つだけ勝ち越した。
ハンファ ６−４ ネクセン （ソウル・木洞）
（勝）リュ・ヒョンジン １６勝４敗 （セーブ）パク・チョンジン ２勝４敗８Ｓ （敗）バーンサイド １０勝１０敗
（本塁打） ハンファ ： イ・ヤンギ １号 ネクセン ： カン・グィテ ３号
ハンファは1回表、ネクセンの先発バーンサイド(元読売)から代打イ・ヤンギの2005年以来5年ぶりの本塁打となる2ランで先制し、ネクセンも1回裏、ハンファの先発リュ・ヒョンジンから3番ユ・ハンジュン、6番カン・グィテのタイムリーで3-2と逆転した。ハンファは4回表6番チョン・ヒョンソクのタイムリー、9番イ・デスの犠牲フライ、1番チョン・ウォンソクのタイムリーで6-3と逆転した。ネクセンは6回裏、6番カン・グィテの本塁打で1点を返した。
8回以降は2番手パク・チョンジンが抑え、最下位ハンファが7位ネクセンに逆転勝ちし、3連敗から脱出し7位浮上に希望をつないだ。7回を4失点と1年ぶりにクォリティースタート(先発で6回、3失点までに抑える)に失敗したリュ・ヒョンジンは、最多勝争いトップの16勝目。7位ネクセンはバーンサイドが4回6失点と不調で、最下位ハンファに敗れ4連敗となった。
