ロッテとネクセンは20日、ファン・ジェギュン内野手(22)とキム・ミンソン内野手(21)、キム・スファ投手(24)の1対2トレード成立を発表した。
ファン・ジェギュンは高校卒業後2006年現代へ入団し、ヒーローズへの移籍後大型内野手として頭角を現した。2009年はサードのレギュラーとして公式戦全133試合に出場し、打率.284、18本塁打、63打点、30盗塁の成績を残し、非常に高い評価を得ていた。しかし2010年シーズンは手首の怪我に苦しみ開幕1軍から外れ、1軍合流後も調子が上がらずここまで52試合の出場にとどまり、打率.225、2本塁打、21打点、12盗塁とプロ入り後初の大きな試練にぶつかっていた。
最近2軍に降格していたファン・ジェギュンは、トレードの知らせを2軍本拠地の全羅南道・康津(カンジン)で聞くと、そのまま大田へ向かいハンファとのビジターゲームに臨むロッテ選手団に合流した。ロッテはショートのレギュラーだったパク・キヒョクが負傷で長期離脱していて、内野手の層が薄いため将来性豊かでサードのみならずショートも守れるファン・ジェギュンの獲得に動いたと見られる。
交換要員となったキム・ミンソンは、高校卒業後2007年ロッテに入団し、2009年内野のユーティリティープレイヤーとして1軍に定着し、114試合に出場した。2010年シーズンも内野の控えとして43試合に出場し、打率.256、2本塁打、8打点、1盗塁の成績だった。キム・スファは高校卒業後2004年ロッテに入団し、2006年プロ初勝利をあげ先発として活躍が期待されたものの伸び悩み、2008年から軍へ入隊した。2010年シーズン、開幕前ロッテに復帰したが、2007年以降1軍登板が1試合もない。プロ7年間の通算成績は23試合に登板、1勝10敗、防御率7.41。新天地ネクセンで、キム・ミンソンが更なる成長を遂げ、キム・スファが高校時代期待された素質を開花させるか注目される。
（文責 : ふるりん）
