サムソン １−２ ＳＫ (仁川・文鶴)
（勝）キム・グァンヒョン ７勝２敗 （セーブ）イ・スンホ ３勝１５Ｓ （敗）イ・ウソン １敗
試合はＳＫの先発キム・グァンヒョン、サムソンの先発イ・ウソンの投手戦となった。ＳＫは5回裏8番イム・フンの犠牲フライで均衡を破ると、代わったサムソンの2番手チャ・ウチャンから2番チョン・グヌのタイムリーで1点をを追加し、キム・グァンヒョンは4回に3者連続三振を奪うなどヒット一本許さぬ好投を続けた。だがこのあとＳＫはクォン・オジュンからも得点を奪えず、キム・グァンヒョンは無安打無失点ピッチングを8回まで続け、ノーヒットノーランの偉業達成が期待された。
キム・グァンヒョンは9回表2アウトをとり偉業達成まであと1人と迫ったが、2番シン・ミョンチョルに四球を与えると、3番チェ・ヒョンウにヒットを打たれてしまった。ここでＳＫは2番手イ・スンホ(背番号20)に交代し、サムソンは4番チン・ガビョンのタイムリーで1点を返した。だが同点には追いつけず首位ＳＫが投手戦を制した。惜しくもあと1人でノーヒットノーランを逃したキム・グァンヒョンは7勝目。3位サムソンはキム・グァンヒョンの前に10三振を記録するなどまさに手も足も出ず、投手陣の踏ん張りにこたえられなかった。
(あと1人でノーヒットノーランを逃したキム・グァンヒョン。)
トゥサン ３−１ キア (光州)
（勝）イム・テフン ５勝３敗１Ｓ （セーブ）イ・ヨンチャン １３Ｓ （敗）チョン・テヒョン ２勝４敗
トゥサンは2回表、キアの先発チョン・テヒョンから9番イ・ウォンソクの犠牲フライで1点を先制し、先発イム・テフンも好投を続けた。だが追加点が奪えなかったトゥサンは6回表、キアの2番手クァク・チョンチョルから無死1塁の場面で主砲キム・ドンジュに1999年以来11年ぶりのバントをさせ進塁させると、5番チェ・ジュンソクのタイムリーで2点を追加した。キアは8回裏、トゥサンの2番テチョン・ジェフンから4番チェ・ヒィソプの犠牲フライで1点を返した。
その後2位トゥサンはコ・チャンソン、守護神イ・ヨンチャンの継投で相手の反撃を断ち、3位キアとの差を広げた。7回途中まで無失点に抑えたイム・テフンが5勝目。キアは先発チョン・テヒョンの好投に報いることができず、わずか1点に抑えられたが、サムソンがＳＫに敗れたため同率3位のままである。
(5勝目をあげたイム・テフン。)
ハンファ ３−７ ＬＧ (ソウル・蚕室)
（勝）パク・ミョンファン ３勝４敗 （敗）ユ・ウォンサン ３勝５敗
（本塁打） ハンファ ： チョン・ヒョンテ ３号 ＬＧ ： パク・ピョンホ ３号
ＬＧは3回裏、ハンファの先発ユ・ウォンサンから4番パク・ピョンホの3ラン、8番チョ・インソンのタイムリーで5点を先制し、4回裏5番チョン・ソンフンのタイムリーで1点を追加した。ＬＧの先発パク・ミョンファンは、6回まで1人の走者も出さない完璧な投球だったが、ハンファは7回表先頭の1番カン・ドンウが2塁打を打ちチーム初ヒットを記録し、この回3番キム・テワンの内野ゴロの間に1点を返した。ＬＧはその裏ハンファの4番手イ・ドンヒョンから1番イ・デヒョンのタイムリーで1点を追加したが、ハンファは8回表途中出場の6番チョン・ヒョンテの2ランで反撃した。
6位ＬＧは2番手チョン・ジェボクがこの後の反撃を断ち、パク・ピョンホの決勝3ランで勝利した。7回で完全試合達成の夢が途切れてしまい、やや尻すぼみで8回途中まで3失点に抑えたパク・ミョンファンが3勝目。7位ハンファは先発ユ・ウォンサンが6回途中まで6失点と期待にこたえられず、打線も3点を奪ったがわずか2安打と攻撃も単発だった。
ロッテ １０−５ ネクセン (ソウル・木洞)
（勝）イ・ジェゴン ２勝 （敗）ムン・ソンヒョン ２敗
（本塁打） ロッテ ： イ・デホ １３，１４号、ガルシア １５号、カン・ミンホ １１，１２号 ネクセン ： カン・ビョンシク ３号
ロッテは1回表、ネクセンの先発の高卒新人ムン・ソンヒョンから4番イ・デホの3ラン、5番ガルシア(元オリックス)の2者連続本塁打で4点を先制し、2回表ネクセンの2番手キム・ソンテから3番ホン・ソンフンのタイムリーで1点、3回表6番カン・ミンホの本塁打で2点を追加した。ネクセンは5回裏、ロッテの先発イ・ジェゴンから代打チョ・ジュングンの内野ゴロ、1番チャン・ギヨンのタイムリーで3点を返したが、ロッテは7回表ネクセンの4番手イ・ボグンからガルシアの犠牲フライ、カン・ミンホのこの試合2本目の本塁打で2点を追加した。
5位ロッテは9回表ネクセンの5番手イ・デファンからイ・デホのこの試合2本目の本塁打で1点を追加し、ネクセンは9回裏6番カン・ビョンシクの本塁打、チャン・ギヨンのタイムリーで2点を返したが、反撃もここまでで最後は2番手キム・サユルが抑え、引き分け1つをはさんで6連勝と波に乗ってきた。5失点で9回2死まで投げ完投は逃したものの、最近先発で結果を出しているイ・ジェゴンが2勝目。打線ではイ・デホが1本塁打4打点、カン・ミンホが3安打2本塁打3打点と活躍。最下位ネクセンは期待の若手ムン・ソンヒョンが先発で2回持たず降板し、後続も打たれロッテの勢いを止められなかった。打線ではチャン・ギヨンが3安打3打点と活躍。
