トゥサン ４−６ ＳＫ (仁川・文鶴)
（勝）チョン・ウラム ４勝１敗２Ｓ （セーブ）イ・スンホ ２勝１３Ｓ （敗）ヒメネス ７勝２敗
（本塁打） トゥサン ： キム・ドンジュ７号、チェ・ジュンソク ６号、イ・ソンヨル ７号 ＳＫ ： キム・ジェヒョン ２,３号、パク・チェホン ５号
ＳＫ、トゥサンの首位攻防戦第3ラウンドも、3試合連続で28000人の超満員となった。試合はＳＫの先発キム・グァンヒョン、トゥサンの先発キム・ソヌの投げあいとなり、互いに5回まで得点を許さなかった。トゥサンは6回表5番キム・ドンジュ、6番チェ・ジュンソクの連続本塁打で2点を先制し、キム・グァンヒョンをノックアウトした。ＳＫはその裏2番キム・ジェヒョンの本塁打で1点を返したが、トゥサンは7回表ＳＫの2番手チョン・ウラムから3番イ・ソンヨルの2ランでリードを広げた。しかしＳＫはその裏8番パク・チェホンの本塁打で1点を返すと、この回代わったトゥサンの2番手ヒメネスからキム・ジェヒョンの2打席連続本塁打となる3ランで5−4と逆転した。
ＳＫは8回裏、トゥサンの3番手ソン・ヨンフンから5番チェ・ジョンの犠牲フライで1点を追加し、最後は守護神イ・スンホが抑え首位攻防第3ラウンドで逆転勝ちし、3連敗は免れ首位の座に揺るぎはない。チョン・ウラムは打線の援護もあり4勝目。イ・スンホはセーブ王争いトップの13セーブ目。打線では決勝逆転3ランを打ったキム・ジェヒョンが2本塁打4打点、パク・チェホンが3安打1本塁打1打点と活躍。2位トゥサンは先発要員のヒメネスを7回のピンチでリリーフとしてマウンドに送ったが、逆転3ランを打たれ最悪の結果となり痛い星を落とした。
サムソン ８−９ ネクセン (ソウル・木洞)
（勝）バーンサイド ３勝５敗 （セーブ）ソン・スンナク １勝１敗６Ｓ （敗）チャン・ウォンサム ３勝２敗
（本塁打） サムソン ： チョ・ドンチャン ３号、チェ・ヒョンウ ８号 ネクセン ： カン・ジョンホ ５号、ソン・ジマン ７号
サムソンは1回表、ネクセンの先発バーンサイド(元読売)から5番チェ・テインのタイムリーで1点を先制し、2回表9番チョ・ドンチャンの本塁打で1点を追加した。ネクセンは2回裏、サムソンの先発チャン・ウォンサムから6番クラークのタイムリー、7番カン・ジョンホの2ランで3−2と逆転した。サムソンは3回表4番チェ・ヒョンウの本塁打で3−3の同点に追いついた。ネクセンは4回裏8番ユ・ソンジョンのタイムリーで勝ち越してチャン・ウォンサムをノックアウトし、代わった2番手ユン・ソンファンから代打カン・ビョンシクのタイムリーで2点を追加した。さらに5回裏ユン・ソンファンから4番ソン・ジマンの2ラン、3番手ペク・チョンヒョンからカン・ジョンホのタイムリーで9−2と大きくリードを広げた。
サムソンは6回表、ネクセンの2番手イ・ボグンから9番チョ・ドンチャンのタイムリー、1番イ・ヨンウクの内野ゴロの間に2点、7回表6番オ・ジョンボクのタイムリーで1点、8回表ネクセンの4番手ソン・スンナクから3番パク・ソンミンのタイムリーで2点を返した。だがサムソンの必死の反撃も実らず、ソン・スンナクが1点差を守りきり、6位ネクセンが乱打戦を制した。6回途中3失点のバーンサイドは、打線の援護もあって3勝目。打線ではソン・ジマンが3安打1本塁打2打点、カン・ジョンホが3安打1本塁打3打点と活躍。3位サムソンはチャン・ウォンサムが4回途中でノックアウトされ、最近中継ぎに回ったユン・ソンファンも追加点を許すなど主力投手が相次いで打たれてしまい、クォン・オジュン、アン・ジマン、チョン・ヒョヌクの必勝リレーを投入して必勝を期しても5回までの大量失点が響いた。
キア １−６ ハンファ （大田)
（勝）リュ・ヒョンジン ６勝２敗 （敗）ロペス １勝３敗
（本塁打） ハンファ ： チョン・ウォンソク ２号、チェ・ジンヘン ９号
ハンファは2回裏、キアの先発ロペスから6番チョン・ヒィサンの3年ぶりの打点となるタイムリー、7番チョン・ウォンソクの2ランで3点を先制し、3回表5番ソン・グァンミンのタイムリーで1点を追加した。キアは6回表ハンファの先発リュ・ヒョンジンの暴投で1点を返したが、ハンファはその裏4番チェ・ジンヘンの本塁打で1点、7回裏キアの2番手イ・デジンの暴投で1点を追加した。
最下位ハンファは8回以降パク・チョンジン、ユン・ギュジンの継投で相手の反撃を断ち、キア相手に連勝した。7回を1失点に抑えたリュ・ヒョンジンは、エースの貫禄でチーム最多の6勝目。4位キアは打線がわずか5安打に抑えられ完敗を喫した。
ロッテ ２−１５ ＬＧ (ソウル・蚕室)
（勝）イ・ヒョンジョン １勝 （敗）キム・デウ ２敗
（本塁打） ロッテ ： カン・ミンホ ７号 ＬＧ ： パク・ヨングン ２号、パク・ピョンホ １号、チョ・インソン ５号
ＬＧは1回裏、ロッテの先発キム・デウから3番ソン・インホの内野ゴロの間に1点を先制し、ロッテは2回表、ＬＧの先発イ・ヒョンジョンから6番カン・ミンホの2試合連続本塁打となる2ランで逆転した。ＬＧは3回裏ソン・インホ、4番イ・ビョンギュ(背番号9、元中日)、5番ソ・ドンウクのタイムリーで逆転し、キム・デウはこの回途中で2番手イ・ジェゴンに代わり、さらに7番キム・テワン、8番キム・テグン、9番パク・ヨングンへの押し出しの四死球で7−1とリードを広げた。ＬＧは4回裏ソン・インホのタイムリーで1点、5回裏ロッテの3番手キム・サユルから9番パク・ヨングンの本塁打で1点、6回裏ロッテの4番手カン・ヨンシクからイ・ビョンギュ、ソ・ドンウク、キム・テワン、キム・テグンのタイムリーで4点、7回裏ロッテの4番手ペ・ジャンホから代打パク・ピョンホ、代打チョ・インソンの2者連続本塁打で2点を追加した。
7位ＬＧは6回以降イ・ドンヒョン、オ・サンミン、キム・グァンス、イ・サンヨル、岡本(元埼玉西武)の継投で相手に反撃を許さず、16安打15得点と打線の爆発で5連敗から脱出した。プロ1軍初登板が初先発だったイ・ヒョンジョンは、5回2失点でプロ3年目にして初勝利。打線ではソン・インホが2安打3打点と活躍。5位ロッテは先発キム・デウが3回途中で降板し、リリーフ陣もことごとく打たれ、11安打で2得点と打線がつながりを欠いた。打線では1番チョン・ジュヌ、4番イ・デホが3安打と活躍。なお、この試合8回裏ＬＧのパク・キョンスへの死球に端を発したラフプレーの応酬で、両チームの選手たちが試合終了後ベンチ総出でグラウンドに出てにらみ合いをし、その前には興奮したファンがグラウンドに乱入して試合が中断するなど、27000人の超満員の観衆が入った蚕室野球場はトラブル続きだった。
