DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

  首位SK、21得点で14連勝  最下位ハンファ6連敗

LG 3−21 SK  (仁川・文鶴) 
(勝)グローバー 3勝1敗  (敗)ゴンザレス 4敗
本塁打) LG : イ・ビョンギュ 3号(背番号24)、イ・ビョンギュ 3号(背番号9)  SK : パク・キョンワン 2号、キム・ガンミン 4号、チョ・ドンファ 1号、パク・チェサン 3号
SKは1回裏、LGの先発ゴンザレスから5番パク・キョンワンの2試合連続本塁打となる3ランで先制し、2回裏LGの2番手の大卒新人シン・ジョンナクから1番パク・チェサン、代打キム・ジェヒョン、4番パク・チョングォンのタイムリー、7番チェ・ジョンの内野ゴロの間や8番キム・ガンミンの3ランなどで9点を追加し、12−0と大量リードを奪った。LGは4回表、SKの先発グローバー(元読売)から2番イ・ビョンギュ(背番号24)、4番イ・ビョンギュ(背番号9、元中日)の本塁打で2点を返したが、SKは5回裏LGの3番手ペ・ウヨルから代打パク・チェホンが2ランを打ち、6回裏9番イム・フン、パク・チェサン、2番チョン・グヌのタイムリー、パク・チョングォンの犠牲フライで5点を追加した。
 LGは7回表8番オ・ジファンへの押し出しの四球で1点を返したが、SKはその裏8番チョ・ドンファの2ランで1試合では球団史上最多となる21点目を奪い、後はカ・ドゥギョム、キム・ソンギュが反撃を断ち、怒涛の14連勝となった。7回途中まで3失点だったグローバーは打線の援護もあり3勝目。20安打21得点を記録した打線ではチョン・グヌが6安打1打点と大活躍。4位LGは2回途中で降板したゴンザレスだけでなくリリーフ陣も崩壊し、勝率5割を切ってしまった。
  

ネクセン 11−3 トゥサン  (ソウル・蚕室) 
(勝)ペ・ヒムチャン 1勝  (敗)イ・ヒョンスン 1勝2敗
本塁打) ネクセン : ユ・ハンジュン 2号  トゥサン : キム・ヒョンス 3号、イ・ウォンソク 4号
 トゥサンの先発イ・ヒョンスンは2回表、打球を手に受けて2番手イム・テフンに交代すると、ネクセンはこの回8番ユ・ソンジョンのタイムリーで2点を先制した。トゥサンは4回裏、ネクセンの先発ペ・ヒムチャンから4番キム・ヒョンスの本塁打で1点を返したが、ネクセンは5回表トゥサンの3番手コ・チャンソンから3番ユ・ハンジュン、4番ソン・ジマン、7番イ・スンヨンのタイムリーで5点を追加した。ネクセンは6回表トゥサンの5番手ホン・サンサムから2番キム・ミヌの犠牲フライで1点を追加し、8回表ユ・ハンジュンの3ランで止めを刺した。
 トゥサンは8回裏ネクセンの2番手ソン・シニョン、3番手オ・ジェヨンから9番イ・ウォンソクの2試合連続本塁打、3番イ・ソンヨルのタイムリーで2点を返したが、最後はマ・イリョンが抑えネクセンが久しぶりの打線の爆発で快勝し、5連敗から脱出した。さらにハンファがサムソンにも敗れたため、単独最下位から同率最下位に並んだ。6回途中まで1失点と好投したペ・ヒムチャンは、プロ9年目にして初の先発勝利で、5連敗中で低迷するチームの救世主となった。打線ではユ・ハンジュンが1本塁打4打点と活躍。2位トゥサンは、先発イ・ヒョンスンのまさかの降板というアクシデントに見舞われ、リリーフ陣がしのげず大量失点し、連勝が5で止まり14連勝中の首位SKとの差が開いてしまった。
 

サムソン 8−5 ハンファ  (大田) 
(勝)ペ・ヨンス 3勝2敗  (セーブ)クォン・オジュン 1S  (敗)カペラン 6敗
本塁打) サムソン : シン・ミョンチョル 4号、チェ・テイン 1,2号  ハンファ : チョン・ヒョンテ 2号
 サムソンは1回表、ハンファの先発カペランから2番シン・ミョンチョル、4番チェ・テインの本塁打で3点を先制し、ハンファは2回裏サムソンの先発ペ・ヨンスから6番ソン・グァンミンのタイムリーで1点を返した。サムソンは4回表チェ・テインの2打席連続本塁打で1点を追加し、5回表シン・ミョンチョルのタイムリーでカペランをノックアウトすると、代わったハンファの2番手キム・ヒョンミンから3番チェ・ヒョンウの2点タイムリーで7−1とリードを広げた。ハンファはその裏途中出場の4番チョン・ヒョンテの本塁打で1点を返した。サムソンは6回表キム・ヒョンミンの悪送球で1点を追加し、ハンファは7回裏サムソンの3番手アン・ジマンから9番イ・デス、2番チョン・ウォンソクのタイムリーで2点を返した。
 ハンファは9回裏、サムソンの5番手オ・スンファンから1番チュ・スンウのタイムリーで1点を返したが、反撃もここまででサムソンが逃げ切った。ペ・ヨンスは6回途中まで2失点に抑え3勝目。打線ではチェ・テインが3安打2本塁打3打点と活躍。ハンファはこれで6連敗となり、トゥサンに勝ったネクセンと同率7位になってしまった。先発カペランは4回途中7失点で開幕6連敗となり、守備でも連携のまずさが目立ってしまった。打線ではチュ・スンウが3安打1打点と活躍。
  

キア 15−7 ロッテ  (釜山・社稷) 
(勝)ヤン・ヒョンジョン 4勝1敗  (敗)チン・ミョンホ 2敗
本塁打) キア : チェ・ヒィソプ 4号  ロッテ : イ・デホ 6号
 キアは1回表、ロッテの先発チン・ミョンホから4番チェ・ヒィソプの満塁本塁打で先制し、代わったロッテの2番手イ・ジョンミンから8番パク・キナム、9番イ・ヒョンゴンのタイムリーで2点を追加した。ロッテも1回裏キアの先発ヤン・ヒョンジョンから3番ホン・ソンフンのタイムリーで1点を返したが、キアも2回表5番ナ・ジワン、7番アン・チホンのタイムリー、パク・キナムの犠牲フライで3点を追加した。ロッテは4回裏4番イ・デホ本塁打で1点を返したが、キアは5回表ロッテの3番手ホ・ジュンヒョク(背番号20)からチェ・ヒィソプのタイムリーで1点を追加した。ロッテは5回裏にも5番ガルシア(元オリックス)の内野ゴロの間に1点を返したが、ハンファは6回表ホ・ジュンヒョク(背番号20)、4番手ホ・ジュンヒョク(背番号56)から1番イ・ヨンギュ、2番イ・ジョンボム(元中日)、3番キム・ウォンソプ、代打チャ・イルモクのタイムリーで5点を追加した。
 ロッテは7回裏、ハンファの2番手チョ・テスから2番ソン・アソプ、イ・デホ、途中出場の6番ムン・ギュヒョンから3点、8回裏キアの3番手キム・ヒィゴルから9番チョン・フンの内野ゴロの間に1点を返したが、反撃もここまででキアが大勝した。ヤン・ヒョンジョンは5回3失点だったが打線の援護で4勝目。20安打と爆発した打線ではイ・ヨンギュが3安打1打点、キム・ウォンソプが4安打1打点、チェ・ヒィソプが3安打5打点、アン・チホンが4安打1打点と活躍。ロッテは先発チン・ミョンホが1回途中1アウトしか取れず交代し、不安の大きいリリーフ陣も崩壊した。打線も16安打を記録しながらつながりを欠いたが、イ・デホが3安打1本塁打2打点と活躍。