トゥサン−キア(光州)は、公式戦では史上初の降雪による試合中止となった。
サムソン ４−５ ＬＧ (ソウル・蚕室)
（勝）イ・サンヨル １勝 （セーブ）岡本 ３Ｓ （敗）アン・ジマン ２勝１敗
ＬＧは1回裏、サムソンの先発ユン・ソンファンから2番イ・ビョンギュ(背番号24)のタイムリーで1点を先制し、サムソンは2回表、ＬＧの先発パク・ミョンファンから1軍に昇格したばかりの9番チョ・ドンチャンのタイムリーで2−1と逆転した。ＬＧは3回裏4番イ・ビョンギュ(背番号9、元中日)の併殺打の間や、5番パク・ピョンホのタイムリーで3−2と逆転し、サムソンも4回表8番チン・ガビョン、1番イ・ヨンウクのタイムリーで4−3と逆転した。ＬＧは4回裏、サムソンの2番手チャ・ウチャンから1番イ・デヒョンの内野ゴロの間に、すかさず4−4の同点に追いついた。
ＬＧは7回裏サムソンの3番手アン・ジマンの暴投で1点を勝ち越すと、8回以降イ・サンヨル、大卒新人シン・ジョンナク、オ・サンミン、新外国人岡本の継投で1点差を守りきり、接戦を制した。これでＬＧはネクセン、ロッテ、ハンファと並んで大混戦の同率最下位となった。7回から2番手として登板したイ・サンヨルが、現代在籍時の2004年以来となる約6年ぶりの勝利。2位サムソンは、先発ユン・ソンファンが4回途中で降板し、継投策に出たがうまくいかず、打線も3番チェ・ヒョンウ、5番ヤン・ジュンヒョクが無安打とつながりを欠いた。打線では7番パク・ハニが3安打と活躍。
(抑えを任され3セーブ目をあげた岡本。)
ＳＫ ６−１ ハンファ (大田)
（勝）グローバー １勝１敗 （セーブ）イ・スンホ ５Ｓ （敗）カペラン ３敗
ＳＫは1回表、ハンファの先発の新外国人カペランから4番パク・チョングォンのタイムリーで1点を先制し、3回表2番キム・ジェヒョンのタイムリーで1点を追加した。ＳＫの先発グローバー(元読売)は6回まで無失点に抑えていたが、ハンファは7回裏4番イ・ドヒョンのタイムリーで1点を返した。カペランからなかなか追加点を奪えなかったＳＫだが、7回表3番パク・チェホンの2点タイムリーでカペランをノックアウトし、代わったハンファの2番手パク・チョンジンの暴投で5−1とリードを広げた。
3位ＳＫは9回表、ハンファの3番手ク・デソン(元オリックス)から相手のエラーもあって1点を追加し、8回途中から3番手イ・スンホが相手の反撃を断ち快勝した。7回を1失点に抑えた韓国2年目の外国人投手グローバーは、2010年シーズン初勝利。打線では1番チョン・グヌが4安打と活躍。ハンファはわずか5安打に抑えられ、ＬＧ、ロッテ、ネクセンと4チームが並ぶ同率最下位にまた後退した。カペランはこの試合も打線の援護がなく開幕3連敗。
ロッテ ５−６ ネクセン (ソウル・木洞)
（勝）ソン・シニョン １勝１敗 （セーブ）ソン・スンナク １敗２Ｓ （敗）イ・ジョンフン １勝１敗１Ｓ
ロッテは1回表、ネクセンの先発の新外国人バーンサイド(元読売)から3番ホン・ソンフン、4番イ・デホの犠牲フライで2点を先制し、3回表イ・デホのタイムリー、5番ガルシア(元オリックス)の犠牲フライで2点、5回表イ・デホの2打席連続タイムリーで1点を追加した。ロッテの先発の新外国人サドースキーは4回まで無失点に抑えていたが、7連敗中のネクセンは5回裏3番クラークの犠牲フライ、6番ユ・ハンジュンへの押し出しの四球、7番ソン・ジマンのタイムリーで4−5と1点差に迫った。サドースキーは5回途中、勝利投手の権利まであと1人のところで2番手イ・ジョンミンに交代し、韓国初勝利はまたもお預けとなった。
ネクセンは8回裏ロッテの3番手イ・ジョンフンから2番キム・ミヌ、4番カン・ジョンホのタイムリーで6−5と逆転し、最後はソン・スンナクが抑え、5点差をひっくり返して本拠地・木洞(モクトン)野球場で連敗を7で止めた。8回に登板した2番手ソン・シニョンが勝利投手。勝ちパターンの継投が確立されていないロッテは投手陣が10個の四球を与え自滅し、まさかの逆転負けでネクセン、ＬＧ、ハンファと同率最下位となってしまい、またもや波に乗り損ねた。打線では2番ソン・アソプが3安打、イ・デホが2安打3打点と活躍。
