ＬＧ ８−５ トゥサン (ソウル・蚕室)
（勝）キム・グァンサム １勝１敗 （セーブ）岡本 １勝２Ｓ （敗）キム・ソヌ １勝１敗
（本塁打） ＬＧ ： チョ・インソン ２号
トゥサンは1回裏、ＬＧの先発キム・グァンサムから4番キム・ヒョンスのタイムリーで1点を先制し、2回裏8番ヤン・ウィジのタイムリーで1点を追加した。ＬＧは3回表、トゥサンの先発キム・ソヌから1番イ・デヒョンの内野ゴロの間に1点を返すと、4回表7番チョ・インソンの3ランで4−2と逆転した。トゥサンは5回裏ヤン・ウィジのタイムリーで4−4の同点に追いつくが、ＬＧは6回表8番オ・ジファン、1番イ・デヒョンのタイムリーで2点を勝ち越し、キム・ソヌをノックアウトした。ＬＧは8回表トゥサンの3番手イム・テフン、4番手パク・チョンベから2番イ・ビョンギュ(背番号24)の犠牲フライ、3番パク・ヨンテクのタイムリーで2点を追加した。
トゥサンは8回裏ＬＧの4番手オ・サンミンの暴投で1点を返すが、最後は新外国人岡本(元埼玉西武)が抑え、ＬＧが逆転勝ちした。6回途中4失点ながら打線の援護に恵まれたキム・グァンサムは、2008年から野手に転向し、2010年シーズン投手に再転向していたため、2005年9月以来約5年ぶりの勝利となった。打線ではオ・ジファンが3安打1打点、6番チョン・ソンフンが3安打と活躍。トゥサンは先発キム・ソヌの調子が悪く6回途中6失点でノックアウトされ、連勝が5で止まったが、2位サムソンも敗れたため首位をキープした。打線では最近捕手として先発出場が続くヤン・ウィジが2安打3打点と活躍。
キア ３−２ サムソン (大邱)
（勝）ヤン・ヒョンジョン ２勝１敗 （セーブ）クァク・チョンチョル ２Ｓ （敗）クルセタ ２勝１敗
6連勝中のサムソンは2回裏、キアの先発ヤン・ヒョンジョンから7番パク・ハニのタイムリーで2点を先制した。キアは4回表、サムソンの先発クルセタからレフトのカン・ボンギュのエラーにより1点を返すと、5回表8番キム・サンフンのタイムリーで3−2と逆転した。ヤン・ヒョンジョンは6回表四球を連発し交代となったが、代わったキアの2番手クァク・チョンチョルが同点を許さなかった。クルセタも追加点を許さず7回まで投げ、8回以降はキム・ヒョナムなどが抑えた。
クァク・チョンチョルは7回以降も危なげない投球で1点差を守りきり、キアが逆転勝ちで3連敗から脱出した。左のヤン・ヒョンジョンは7個、右のクァク・チョンチョルが6個と、若い左右の投手が力投し相手打線から多くの三振を奪った。2位サムソンは1番イ・ヨンウクが4打数ノーヒット3三振とブレーキになってしまい、連勝が6で止まった。
(9回裏まで力投したクァク・チョンチョル。)
ＳＫ １０−１ ネクセン (ソウル・木洞)
（勝）オム・ジョンウク １勝１敗 （セーブ）コ・ヒョジュン １敗２Ｓ （敗）キム・サンス １敗
（本塁打） ＳＫ ： パク・チョンファン １号
ＳＫは1回表、ネクセンの先発キム・サンスから2番パク・チョンファンの本塁打で1点を先制し、2回表ネクセンの2番手イ・ボグンから9番チョ・ドンファの犠牲フライで1点を追加した。さらにＳＫは4回表イ・ボグン、代わったネクセンの3番手オ・ジェヨンからパク・チョンファン、5番チェ・ジョンのタイムリーで5点を追加し、ネクセンは5回裏ＳＫの先発オム・ジョンウクから1番クラークのタイムリーでようやっと1点を返した。
ＳＫは8回表ネクセンの5番手パク・ソンフンから7番キム・ガンミンのタイムリーで2点、9回表パク・チョンファンのタイムリーで1点を追加し、6回以降2番手コ・ヒョジュンが相手の反撃を断ち、ネクセンに大勝し4連勝となり、敗れた首位トゥサン、2位サムソンに近づいた。5回を1失点に抑えたオム・ジョンウクは、過去数年間故障に苦しんできたが、2005年8月以来約5年ぶりの勝利投手となった。さらに先発での勝利となると、2004年8月以来約6年ぶり。14安打と爆発した打線では、パク・チョンファンが4安打4打点、3番パク・チョングォンが3安打と活躍。ネクセンは連敗脱出をプロ5年目で初先発となったキム・サンスに託したが、2回途中で降板するなどいいところがなくリリーフ陣も打たれ、打線もわずか1安打と元気がなく6連敗。
(3回表、ネクセンのキム・イルギョンが1塁へ見事な送球。)
ハンファ ９−１０ ロッテ (釜山・社稷)
（勝）イ・ジョンフン １勝１Ｓ （敗）デポーラ ３敗１Ｓ
ハンファは1回表、ロッテの先発ソン・スンジュンから4番イ・ドヒョンの犠牲フライで1点を先制し、ロッテは3回裏ハンファの先発ユ・ウォンサンから2番ソン・アソプ、4番イ・デホのタイムリーで2−1と逆転した。ソン・スンジュンは5回表突如乱れ、ハンファは2番イ・デス、イ・ドヒョン、6番チェ・ジンヘン、7番ソン・グァンミンのタイムリーで7点を奪い、8−2と一気に逆転した。しかしロッテはその裏3番チョ・ソンファン、イ・デホ、5番ガルシア(元オリックス)のタイムリーで3点を返した。ハンファは7回表、ロッテの2番手イ・ジョンミンから相手のエラーもあって1点を追加した。
ロッテは8回裏、ハンファの6番手の新外国人デポーラからイ・デホ、6番ホン・ソンフンのタイムリーなどで9−9の同点に追いつき、試合はこのまま延長に突入した。ロッテは10回裏、続投していたデポーラから2死満塁のチャンスを作り、ホン・ソンフンが押し出しの四球を選んでサヨナラ勝ちし、3連敗から脱出した。9回から10回まで無失点に抑えた4番手イ・ジョンフンが勝利投手。打線では1番キム・ジュチャンが5安打、ソン・アソプが3安打1打点、イ・デホが4安打4打点と活躍。ハンファは最大6点のリードを守りきれず、早めにリリーフを使い果たし、延長戦はデポーラに任せるしかなかったあたりが選手層の薄さを感じさせた。打線ではイ・ドヒョンが2安打3打点と活躍。
