トゥサン ８−０ ＳＫ (仁川・文鶴)
（勝）イ・ジェウ １勝 （敗）ソン・ウンボム １敗
（本塁打） トゥサン ： キム・ヒョンス １号、ユ・ジェウン １号
トゥサンは1回表、ＳＫの先発ソン・ウンボムから4番キム・ヒョンスの3ランで先制し、2回表2番オ・ジェウォンのタイムリーで1点を追加し、ソン・ウンボムをノックアウトした。トゥサンの先発イ・ジェウは好投を続け、打線は5回表ＳＫの3番手オム・ジョンウクから5番キム・ドンジュのタイムリーで1点、8回表ＳＫの4番手イム・ソンホンから7番ユ・ジェウンの2ラン、3番イ・ソンヨルのタイムリーで3点を追加した。
トゥサンは7回以降コ・チャンソン、チョ・スンス、高卒新人チャン・ミニクの継投で相手の反撃を断ち、完封リレーで快勝し、これで公式戦5勝1敗で単独首位に立った。リリーフから先発に転向したイ・ジェウは6回を被安打1、無失点に抑える好投だった。打線ではイ・ソンヨルが3安打1打点と活躍。ＳＫは右の先発の柱として期待されていたソン・ウンボムが2回途中4失点で降板し、打線もわずか2安打に抑えられるなどいいところがなかった。
(先発として好投したイ・ジェウ。)
ロッテ ３−２ キア (光州)
（勝）イ・ジョンミン １勝 （セーブ）ホ・ジュンヒョク １Ｓ （敗）イ・ドンヒョン １敗
日曜日ということもあり、光州の野球場は13400人の満員の観客で埋め尽くされ、入場券は完売となった。ロッテは2回表キアの先発チョン・テヒョンから7番パク・チョンユンのタイムリーで1点を先制したが追加点を奪えず、キアは5回裏ロッテの先発イ・ミョンウから1番イ・ヨンギュのタイムリーで1−1の同点に追いつき、7回裏8番キム・サンフンの犠牲フライで2−1と逆転した。ロッテは8回表、キアの4番手クァク・チョンチョルからパク・チョンユンのタイムリーで2−2の同点に追いついた。キアは同点で迎えた9回裏、ロッテの3番手イ・ジョンフンからサヨナラ勝ちのチャンスをつくったが生かせず、試合は延長にもつれこんだ。
キアは守護神ユ・ドンフンを投げさせ続けたが得点を奪えず、ロッテは12回表キアの6番手イ・ドンヒョンから3番ホン・ソンフンの犠牲フライで勝ち越した。最後は5番手ホ・ジュンヒョクが抑え、ロッテが開幕5連敗からようやっと脱出し、2010年シーズン公式戦初勝利を6試合目にしてあげた。10回と11回を無失点に抑えた4番手イ・ジョンミンが勝利投手。ホ・ジュンヒョクはプロ7年目にして初セーブ。王者キアは連勝が3で止まり、公式戦は3勝4敗とまた黒星が先行した。打線では7番アン・チホンが3安打と活躍。
ネクセン ５−０ ＬＧ (ソウル・蚕室)
（勝）バーンサイド １勝１敗 （敗）ポン・ジュングン ２敗
（本塁打） ネクセン ： クラーク １号
ネクセンは1回表、ＬＧの先発ポン・ジュングンから5番カン・ジョンホのタイムリーで1点を先制すると、3回表3番クラークの2ランでリードを広げた。ネクセンの先発の新外国人バーンサイド(元読売)は好投を続け、打線も5回表ＬＧの3番手キム・ギピョからカン・ジョンホのタイムリーで1点を追加した。バーンサイドは7回を無失点と好投し、打線も9回表ＬＧの4番手キム・グァンスから4番ソン・ジマンのタイムリーでさらに1点を追加した。
ネクセンは8回以降オ・ジェヨン、マ・ジョンギル、ソン・スンナクの継投で相手の反撃を断ち、ＬＧに完封勝ちした。先発左腕の柱として期待されていたバーンサイドは韓国初勝利で、今後の活躍を期待させた。打線ではカン・ジョンホが3安打2打点、9番キム・イルギョンが4安打と活躍。ＬＧはエースとして期待されていたポン・ジュングンが、この試合も調子が上がらず3回3失点で降板してしまい、打線もわずか3安打に抑えられてしまってはどうしようもなかった。
サムソン ２−１ ハンファ (大田)
（勝）アン・ジマン １勝 （セーブ）オ・スンファン １Ｓ （敗）デポーラ １敗１Ｓ
この試合はサムソンの先発チャン・ウォンサム、ハンファの先発リュ・ヒョンジンと、近年の国際大会で韓国代表に選ばれ続けている左腕同士の投手戦となった。先手を取ったのはハンファで、2回裏8番シン・ギョンヒョンのタイムリーで1点を先制した。サムソンも4回表5番チン・ガビョンの内野ゴロの間に1−1の同点に追いついた。チャン・ウォンサムは6回1失点で降板し、リュ・ヒョンジンは7回表1，3塁のピンチを招いたがしのぎ、リリーフ陣に後を託した。
サムソンは8回表ハンファの2番手の新外国人デポーラから1死1，3塁のチャンスを作り、6番カン・ボンギュの内野ゴロの間に1点を勝ち越すかに思えたが、1塁走者が守備妨害を取られアウトとなる不運があった。しかしこのあとデポーラの暴投で1点を勝ち越して逆転した。最後は守護神オ・スンファンが、8回裏2死から4者連続三振を奪い、故障で離脱した2009年からの復活を印象付ける快投で1点差を守りきり、サムソンが逆転勝ちで投手戦を制した。7回から8回途中まで投げたアン・ジマンが勝利投手。敗れたハンファは4安打に抑えられ、3番キム・テワン、4番チェ・ジンヘンがこぞって無安打だったのが痛かった。
（文責 ： ふるりん）
