DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

  FAのパク・ハニと再契約  ヤン・ジュンヒョクなどと年俸契約更改

 サムソンは10日、2009年11月FA(フリーエージェント)を申請していたパク・ハニ外野手(30)と契約金3億ウォン、年俸3億ウォン、オプション5000万ウォンと総額6億5000万ウォンで再契約した。年俸などの条件面でなかなかサムソンと折り合わず、FA選手の交渉期限は1月15日までとなっていて、12日にグァムへと出発する春季キャンプ直前になってようやっと契約した。内容は1年契約だが、実際は2年目の契約も保障されていると思われる。
 2009年シーズンは110試合に出場、打率.311、2本塁打、36打点、7盗塁の成績を残し、2001年大学を卒業しサムソンに入団後、長年主力外野手として活躍してきた。プロ9年間の通算成績は1114試合に出場、打率.295、1202安打、74本塁打、436打点、109盗塁。

 また、サムソンはヤン・ジュンヒョク(40)など他の主力選手とも2010年シーズンの年俸契約更改を行い、これで再契約対象者51名全員との年俸契約を終えた。
 2009年シーズンは個人通算最多の341号本塁打、史上初の350号本塁打を達成したものの、負傷で長期離脱を余儀なくされた球界最年長選手ヤン・ジュンヒョク(40)は、前年比2億5000万ウォン減の年俸4億5000万ウォンとなった。2009年シーズンの成績は82試合に出場、打率.329、11本塁打、48打点、3盗塁。通算2284安打(2009年シーズン終了時点)など数々の個人通算記録を持つ大打者にとって、5月には41歳となる18年目のシーズンは、背水の陣で臨む覚悟となる。
 2009年シーズン、20本塁打、20盗塁を達成し勝負強い3番打者として活躍したカン・ボンギュ(31)は、前年比8000万ウォン増と倍増以上の年俸1億4400万ウォンとなり、プロ11年目にして初の年俸1億ウォンの大台を突破した。2009年シーズンの成績は126試合に出場、打率.310、20本塁打、78打点、20盗塁。同じく20本塁打、20盗塁を達成したシン・ミョンチョル(31)は、前年比6000万ウォン増の年俸1億3500万ウォンとなり、2年ぶりに1億ウォン台に復帰した。2009年シーズンの成績は124試合に出場、打率.291、20本塁打、61打点、21盗塁。
 若手野手では、チーム本塁打王となったパク・ソンミン(24)が前年比2500万ウォン増の年俸1億500万ウォンとなり、プロ7年目にして初の年俸1億ウォンの大台に達した。2009年シーズンの成績は97試合に出場、打率.285、24本塁打、62打点、0盗塁。また2008年の新人王でチーム打点王となったチェ・ヒョンウ(26)は、前年比3500万ウォン増の年俸1億3500万ウォンとなった。2009年シーズンの成績は113試合に出場、打率.284、23本塁打、83打点、1盗塁。
 左の中継ぎの柱で、初の最多ホールドのタイトルを獲得したクォン・ヒョク(26)は、前年比5000万ウォン増の年俸1億5500万ウォンとなった。2009年シーズンはチーム最多の63試合に登板、5勝7敗6セーブ21ホールド、防御率2.90。
(1月10日現在の為替レート : 1000万ウォンが約82万1000円。)
  
(文責 : ふるりん