DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

  チョン・ジュンホ、イ・サンヨルなどを放出

 ヒーローズは19日、チョン・ジュンホ投手(34)、イ・サンヨル投手(32)、チョン・グンピョ外野手(32)など6名を自由契約選手とし、放出することを発表した。
 チョン・ジュンホは高校卒業後、1994年太平洋(96年から現代)へ入団し、先発、中継ぎに活躍した。2004年にはチーム最多タイの81試合に登板し、チームの4度目の韓国シリーズ優勝に大きく貢献した。自己最多勝利は2006年の14勝である。現代解散後は他の選手と同じくヒーローズに移籍したが、2008年以降成績が悪化し、2009年シーズンは23試合に登板、2勝1敗1セーブ、防御率6.53の成績だった。プロ16年間の通算成績は325試合に登板、53勝47敗7セーブ、防御率4.52。
 左腕のイ・サンヨルは高校卒業後1996年ハンファに入団し、先発や中継ぎで起用され、2001年シーズン途中現代にトレードで移籍した。現代でも中継ぎとして活躍し、2003年は72試合で16ホールド(最多ホールド)、04年は81試合で20ホールドを記録し、チームの韓国シリーズ優勝に貢献した。だが兵役不正免除問題で軍へ入隊し、2007年現代に復帰、2008年からはヒーローズに所属したが、かつての力を見せることはできなかった。2009年シーズンは26試合に登板、0勝1敗5ホールド、防御率7.36。プロ14年間の通算成績は450試合に登板、18勝20敗55ホールド、防御率4.69。
 左の強打者チョン・グンピョは大学卒業後2000年現代へ入団し、外野や一塁の控えや代打として起用されてきた。2004年の韓国シリーズ第8戦では、サムソンのペ・ヨンスから逆転決勝2ランを放ち、優勝に貢献した。だが2007年以降出場機会が減り、現代の解散後ヒーローズに移籍しても復活の気配はなく、2009年シーズンは1軍出場がなかった。プロ9年間の通算成績は366試合に出場、打率.249、167安打、28本塁打、82打点、0盗塁。
(文責 : ふるりん