第38回IBAF野球ワールドカップに出場している韓国代表は、韓国時間20日、オランダ・アムステルダムでグループリーグ2次ラウンドF組最終戦となるスペイン戦を行った。韓国は2次ラウンド6試合で2勝4敗と負け越し、3次ラウンド進出が危ぶまれていた。
韓国の先発ソン・スンナク(警察庁、元現代)は好投を続けたが、大会を通して得点力不足の打線はまったく音なしだった。するとスペインは6回表ソン・スンナクから1点を先制し、ここで2番手ユ・ウォンサン(ハンファ)をマウンドに送り追加点を許さなかった。韓国は7回裏チョン・ビョンゴン(檀国大)のタイムリーで1−1の同点に追いつき、8回裏キム・ホンゴン(檀国大)への押し出しの四球で1点を勝ち越し逆転した。最後はユン・ジウン(東義大)が抑え2−1で逃げ切った。
これで韓国は2次ラウンドの成績を3勝4敗とし、ベネズエラと並んだが、直接対決で負けたため大会規定によりベネズエラが4位、韓国が5位となったため、2次ラウンド上位4チームから成る3次ラウンド(大会ベスト8)進出に失敗した。今大会の韓国代表は選手の質が劣っていただけでなく、戦力分析など事前の準備もしっかりしていたとは言えず、2005年第36回大会の準優勝、2007年第37回大会の5位と比べてかなり低調な成績に終わった。
(文責 : ふるりん)