DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

  イ・デジン(キア)、通算100勝達成

キア 4−2 ハンファ  (大田)
(勝)イ・デジン 3勝5敗  (セーブ)ユ・ドンフン 5勝2敗19S  (敗)リュ・ヒョンジン 11勝12敗 
本塁打) キア : イ・ジョンボム 5号、チェ・ヒィソプ 28号、チャン・ソンホ 6号
 キアは1回表ハンファの先発リュ・ヒョンジンから1番イ・ジョンボム(元中日)の先頭打者本塁打で1点を先制し、4回表4番チェ・ヒィソプの本塁打や相手の悪送球で2点を追加した。ハンファは4回裏キアの先発イ・デジンから4番キム・テギュンのタイムリーで1点を返し、5回裏3番イ・ドヒョンのタイムリーで2−3と1点差に迫った。キアは6回から2番手ソン・ヨンミンを登板させ、同点のチャンスを作らせず、リュ・ヒョンジンも打線の援護がないまま7回まで投げ、8回は2番手ク・デソン(元オリックス)が登板し追加点を与えなかった。
 首位キアは9回表ハンファの4番手の大卒新人ファン・ジェギュから代打チャン・ソンホの本塁打で貴重な1点を追加し、最後は守護神ユ・ドンフンが抑え逃げ切り、2位SKは試合がなく、公式戦優勝、韓国シリーズ出場へのマジックナンバーを7に減らした。なお、5回2失点と先発として最低限の仕事をしたイ・デジンは3勝目で、最近勝てなかったが4度目の挑戦で、プロ17年目にして史上21年目の個人通算100勝を達成した。最下位ハンファはエースのリュ・ヒョンジンの好投を見殺しにしてしまい、首位と最下位との明暗がはっきりしていた。なお2009年シーズン最終戦となったこのカードは、キアが12勝6敗1分けと大きく勝ち越した。 


LG 3−2 サムソン  (大邱)
(勝)ポン・ジュングン 11勝12敗  (セーブ)オ・サンミン 2勝2敗1S  (敗)パク・ミンギュ 1敗
 サムソンは1回裏LGの先発ポン・ジュングンから4番チェ・ヒョンウの犠牲フライで1点を先制し、LGは4回表サムソンの先発の高卒新人パク・ミンギュから7番パク・キョンスのタイムリー、8番キム・テグンの併殺打の間に2−1と逆転した。そして5回表サムソンの2番手パク・ソンフンから3番パク・ヨンテクのタイムリーで1点を追加した。サムソンは6回裏途中出場の6番イ・ジヨンのタイムリーで1点を返した。LGは毎回のように追加点のチャンスを作るが、チョ・ヒョングン、ペク・チョンヒョンなどサムソンの継投陣に抑えられ生かすことができない。
 7位LGは7回以降リュ・テッキョンキョン・ホンホ、オ・サンミンの継投で1点差を守りきり、投手戦を制した。6回を2失点に抑えたポン・ジュングンは、エースらしくチーム最多の11勝目。打線ではホン・ソンフン(ロッテ)との首位打者争いをするパク・ヨンテク(.378)、パク・キョンスが3安打1打点と活躍。連勝が4で止まった4位サムソンは、試合のなかった5位ロッテとのゲーム差が2に縮まった。打線では2番パク・ハニが3安打と活躍。なお2009年シーズン最終戦となったこのカードは、サムソンが10勝9敗と勝ち越した。