トゥサン １５−７ キア （光州）
（勝）キム・サンヒョン ６勝６敗 （敗）ユン・ソンミン ９勝４敗７Ｓ
（本塁打） トゥサン ： ソン・シホン １１号、チェ・スンファン ８号、チェ・ジュンソク １７号
トゥサンは1回表キアの先発ユン・ソンミンから4番キム・ヒョンス、5番チェ・ジュンソクのタイムリー、6番ソン・シホン、8番チェ・スンファンの2本の2ランで6点を先制した。キアはその裏トゥサンの先発セデーニョから4番チェ・ヒィソプのタイムリーで1点を返した。トゥサンは2回表チェ・ジュンソクの2打席連続タイムリーで1点を追加し、キアも3回裏5番キム・サンヒョンのタイムリーで1点を返した。トゥサンは4回表キム・ヒョンスの2点タイムリーでユン・ソンミンをノックアウトすると、代わったキアの2番手オ・ジュンヒョンからチェ・ジュンソクの2ランなどで3点を追加し、12−2と試合は一方的展開となった。トゥサンはさらに5回表キアの3番手パク・キョンテから相手のエラーやソン・シホンのタイムリーで3点を追加した。キアもその裏2番イ・ヨンギュ、3番ナ・ジワン、途中出場の6番イ・ソンウの内野ゴロの間に3点を返し、セデーニョはあと2アウトと勝利投手の権利を得られず交代となった。キアはこの回トゥサンの2番手キム・サンヒョンから代打チャン・ソンホのタイムリーで2点を返した。
トゥサンはこの後キム・サンヒョンが最後まで投げ抜きキアに反撃を許さず、序盤の大量リードを守って首位キアに2連勝した。17安打と爆発した打線ではチェ・ジュンソクが4安打1本塁打5打点、キム・ヒョンスとソン・シホンが2安打3打点と活躍。まさかの3連敗となり、公式戦優勝、韓国シリーズ進出へのマジックが9で足踏み状態のキアは、8連勝中と好調だったユン・ソンミンが2009年シーズン最悪の4回途中10失点で降板したのが誤算で、最優秀防御率争いでトップに立っていたが大きく数字を悪化させた。打線ではイ・ヨンギュ、チェ・ヒィソプが3安打1打点と活躍。なお、例年にない好成績を収めているキアは、本拠地・光州での年間観客動員数が、ヘテ時代を含めての球団創設以来初となる50万人を突破し、この試合では試合開始1時間以上前に入場券が完売となった。
ロッテ １−２ ＳＫ (仁川・文鶴)
（勝）グローバー ６勝３敗 （セーブ）チョン・デヒョン ２勝３敗１０Ｓ （敗）イム・ギョンワン ４勝１敗
ＳＫは3回裏ロッテの先発チャン・ウォンジュンから2番パク・チェサンのタイムリーで1点を先制し、先発グローバー(元読売)も好投し無失点を続けた。ＳＫはその後チャン・ウォンジュンから追加点を奪えず、ロッテは7回表6番カン・ミンホの打球を外野がエラーしたことで1−1の同点に追いついた。ＳＫはその裏ロッテの2番手イム・ギョンワンからチャンスを作ると、代わった3番手ハ・ジュンホが1塁走者が盗塁しようとした際1塁へけん制し、ファーストがセカンドに悪送球してしまい、その間に3塁走者が生還し1点を勝ち越した。
グローバーは9回2アウトまで投げ、最後はチョン・デヒョンが抑え、2位ＳＫが接戦を制し怒涛の8連勝となり、3連敗となった首位キアとのゲーム差を3.5に縮め、猛烈な追い上げを見せている。グローバーは最近4連勝で好調を維持している。打線では1番パク・チェサンが3安打と活躍。4位ロッテはつまらないミスで接戦を落としてしまい、試合のなかった5位サムソンとゲーム差なしに並ばれ、同じく試合のなかった6位ヒーローズとも1ゲーム差と、混戦の4位争いはまだまだ決着がつかないようである。
ハンファ ３−１ ＬＧ (ソウル・蚕室)
（勝）リュ・ヒョンジン １１勝１１敗 （セーブ）トーマス １勝５敗１１Ｓ （敗）ポン・ジュングン
１０勝１２敗
ハンファは1回表ＬＧの先発ポン・ジュングンから4番キム・テギュンの併殺打の間に1点を先制し、2回表2番イ・ヨサンのタイムリーで2点を追加した。その後ポン・ジュングンは立ち直り、ハンファの先発リュ・ヒョンジンとの投げ合いとなった。ＬＧは6回裏リュ・ヒョンジンから3番チョン・ソンフンのタイムリーで1点を返した。ポン・ジュングンは7回で降板し、ＬＧの2番手キョン・ホンホも追加点を許さなかった。
9回裏1死1塁から守護神トーマス(元北海道日本ハム)が登板し、最後の打者を併殺打に切って取り、最下位ハンファが投手戦を制した。9回途中まで1失点に抑えたリュ・ヒョンジンはチーム最多の11勝目で、ポン・ジュングンとの韓国を代表する左腕対決に勝利し、奪三振6を記録し165個で最多奪三振争いトップの座を守った。7位ＬＧはエースのポン・ジュングンを相変わらず打線が援護できず、最近3連敗。
