キア ４−１４ サムソン (大邱)
（勝）ナイト ３勝 （敗）ロペス １０勝４敗
（本塁打） キア ： チャ・イルモク ３号 サムソン ： パク・ソンミン １４号、キム・ジェゴル １号
キアは1回表サムソンの先発の新外国人ナイト(元福岡ダイエー)から5番キム・サンヒョンのタイムリーで1点を先制したが、サムソンも1回裏キアの先発ロペスから2番パク・ハニのタイムリーで同点に追いつき、2回裏1番イ・ヨンウクの犠牲フライ、パク・ハニの2打席連続タイムリーで2点を勝ち越し逆転した。さらに3回裏5番チェ・テインの犠牲フライで1点、4回裏パク・ハニの犠牲フライで1点ずつを追加した。キアは5回表3番ナ・ジワンの犠牲フライ、キム・サンヒョンのタイムリーで2点を返したが、サムソンはその裏8番ヒョン・ジェユン、イ・ヨンウク、パク・ハニのこの試合3本目となるタイムリーで4点を追加し、9−3とリードを広げた。
キアは6回表サムソンの2番手チョン・ヒョヌクから7番チャ・イルモクの本塁打で1点を返したが、サムソンはその裏キアの2番手オ・ジュンヒョンから7番パク・ソンミンの3ランで突き放した。サムソンは8回裏キアの3番手コ・ウソクから途中出場の6番キム・ジェゴルの2ランでダメを押すと、イ・ウソク、ペク・チョンヒョンの継投で相手の反撃を建ち、5位サムソンが首位サムソン相手に大勝し、球場を満員に埋めつくした1万人の地元大邱のファンたちを喜ばせ、またキア戦の連敗も5で止めることもできた。5回を3失点とあまりよい内容ではなかったナイトは、打線の援護もあり韓国初勝利から3連勝。20安打と爆発した打線ではイ・ヨンウクが3安打2打点、パク・ハニが3安打4打点と活躍。強力先発投手陣により、8月には行って11連勝で首位に立ったキアにとって、7月29日のロッテ戦以来14試合ぶりの2ケタ失点だった。特に先発ロペスは5回9失点と最悪の内容だった。
トゥサン ８−５ ヒーローズ （ソウル・木洞）
（勝）コ・チャンソン ５勝２敗１Ｓ （敗）イ・ボグン ６勝７敗５Ｓ
（本塁打） トゥサン ： チェ・ジュンソク １６号 ヒーローズ ： ソン・ジマン ２０号、ファン・ジェギュン １６号
トゥサンは2回表ヒーローズの先発キム・スギョンから5番チェ・ジュンソクの本塁打で1点を先制し、ヒーローズも3回裏トゥサンの先発ホン・サンサムから9番クォン・ドヨンのタイムリーで同点に追いつき、4回裏5番ソン・ジマンの2005年以来4年ぶりとなる20号本塁打で2−1と逆転した。トゥサンは5回表2番オ・ジェウォンの犠牲フライ、3番イ・ウォンソクの内野ゴロの間、4番キム・ヒョンスのタイムリーで4−2と逆転したが、ヒーローズはその裏1番ファン・ジェギュンの本塁打で1点を返し、6回裏トゥサンの2番手イム・テフンから8番カン・グィテのタイムリーで4−4の同点に追いついた。トゥサンは7回表ヒーローズの2番手オ・ジェヨンからイ・ウォンソクのタイムリーで1点を勝ち越した。
ヒーローズは9回裏トゥサンの守護神イ・ヨンチャンから2死満塁の場面でソン・ジマンが押し出しの四球を選び、5−5の同点に追いついた。だがその後のサヨナラ勝ちのチャンスを代わったトゥサンの4番手コ・チャンソンに防がれてしまい、試合は延長戦に突入した。2位トゥサンは10回表ヒーローズの6番手イ・ボグンから途中出場の7番ソン・シホンのタイムリーや、相手のエラーで3点を勝ち越し、最後はコ・チャンソンが相手の反撃を断ち、延長戦を制しサムソンに敗れた首位キアとのゲーム差を1.5に縮めた。6位ヒーローズは小刻みな継投で勝利をつかもうとしたが、肝心な場面でエラーが出てしまい接戦を落とした。
ＳＫ ５−１ ハンファ （大田）
（勝）門倉 ５勝４敗 （敗）キム・ペンマン ２敗
（本塁打） ＳＫ ： チョン・サンホ ７号
ハンファは1回裏ＳＫの先発門倉(元読売)から4番キム・テギュンのタイムリーで1点を先制したが、ＳＫはハンファの先発キム・ペンマンから7番チョン・サンホの3ラン、9番キム・ヨンフンの犠牲フライで4−1と逆転した。ＳＫは4回表ハンファの3番手の大卒新人ホ・ユガンから2番ナ・ジワンへの押し出しの四球で1点を追加し、門倉は2回以降何度かピンチを迎えながら相手の拙攻もあり反撃を許さなかった。3位ＳＫはその後の追加点のチャンスを生かせなかったが、7回以降チョン・ビョンドゥ、チョン・デヒョン、チョン・ウラム、ユン・ギルヒョンの小刻みな継投で相手の反撃を断ち快勝した。
門倉は6回を1失点に抑え、6月30日のハンファ戦以来の勝利となる5勝目。最下位ハンファはリードされている終盤でもユン・ギュジン、トーマス(元北海道日本ハム)を投入し勝利への執念を見せたが、再三のチャンスも生かせず2009年シーズン2度目となる泥沼の10連敗で、勝率3割を切る寸前のところまで落ちてしまっている。2001年以来8年ぶりの先発勝利を目指したキム・ペンマンも、4回途中5失点で降板とチームの救世主にはならなかった。
ロッテ ２−９ ＬＧ （ソウル・蚕室）
（勝）キム・グァンス ４勝５敗 （敗）ソン・ミンハン ６勝５敗
ロッテは5回表ＬＧの先発キム・グァンスから7番パク・チョンユンのタイムリーで1点を先制したが、ＬＧはその裏ロッテの先発ソン・ミンハンから5番イ・ジニョン、7番パク・キョンス、9番クォン・ヨングァン、1番イ・デヒョン、2番パク・チョンホのタイムリー、4番ペタジーニ(元読売)への押し出しの四球で6点を奪い、ソン・ミンハンをノックアウトした。さらにこの回代わったロッテの2番手ナ・スンヒョンからイ・ジニョンの2打席連続タイムリーで2点を追加し、打者一巡の12人の猛攻で合計8点を奪った。ロッテも6回表2番チョン・スグンのタイムリーで1点を返した。
7位ＬＧは8回裏代打パク・ピョンホの犠牲フライで1点を追加し、キョン・ホンホ、イ・ジェヨンの継投で相手の反撃を断って逆転勝ちした。7回を2失点に抑えたキム・グァンスは7月4日のトゥサン戦以来となる4勝目。打線では5回裏2本のタイムリーで3打点をあげたイ・ジニョンが活躍。4位ロッテは最近不調のソン・ミンハンが5回突如崩れ逆転を許し、キアに勝った5位サムソンとのゲーム差が0.5に縮まり、なかなか上位3チームの姿をとらえることができない。
(5回裏2本のタイムリーを打ったイ・ジニョン。)
