DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

   ヤン・ジュンヒョク(サムソン)、史上初の通算350号本塁打

SK−LG(ソウル・蚕室)、キア−ヒーローズ(ソウル・木洞)は雨天中止。


トゥサン 14−9 サムソン  (大邱
(勝)クム・ミンチョル 2勝1敗  (敗)チャ・ウチャン 6勝5敗
本塁打) トゥサン : チェ・スンファン 6号、ミン・ビョンホン 5号  サムソン : ヤン・ジュンヒョク 11号、チェ・テイン 9号
 トゥサンは1回表サムソンの先発チャ・ウチャンから2番イム・ジェチョル、5番チェ・ジュンソクのタイムリーで2点を先制したが、サムソンは1回裏トゥサンの先発イ・ジェウから4番ヤン・ジュンヒョクの3ランで逆転した。これで40歳の大打者ヤン・ジュンヒョクは、2007年に達成した史上初の2000本安打に続いて、史上初の350号本塁打とまたもや大記録を達成した。トゥサンは2回表イム・ジェチョル、チェ・ジュンソクの2打席連続タイムリーで4点を奪い6−3と逆転すると、3回表サムソンの2番手ペ・ヨンスから3番キム・ヒョンスの犠牲フライ、4番キム・ドンジュのタイムリー、チェ・ジュンソクの3打席連続タイムリーで4点を追加した。
 トゥサンは6回表にもサムソンの3番手パク・ソンフンから7番イ・ウォンソクの犠牲フライ、8番チェ・スンファンの本塁打で2点を追加し12−3としたが、サムソンはその裏トゥサンの3番手クム・ミンチョル、4番手オ・ヒョンテク、5番手の大卒新人ユ・ヒィグァンから6番チェ・テインの2ラン、9番ソン・ジュインの犠牲フライ、3番カン・ボンギュのタイムリーで4点を返した。トゥサンは8回表サムソンの4番手キム・サンス(背番号44)からイ・ウォンソクの2打席連続犠牲フライ、9回表9番ミン・ビョンホンの本塁打で1点ずつを追加し、サムソンは9回裏トゥサンの7番手セデーニョから6番チェ・ヒョンウのタイムリーなどで2点を返したが、反撃もここまでで連勝が6で止まった。
 打撃戦を制した2位トゥサンは、試合が雨天中止となった首位SKとの差をさらに縮めた。先発イ・ジェウは1回持たず降板してしまったが、2回途中から6回途中まで投げたクム・ミンチョルが2勝目。打線では最近故障から1軍に復帰したチェ・ジュンソクが3安打5打点と活躍。サムソンは先発チャ・ウチャンが2回持たず6失点で降板し、リリーフ陣も打たれてしまい、ハンファに勝ったロッテと勝率ちょうど5割で同率4位に並ばれた。
  

ハンファ 1−8 ロッテ  (釜山・社稷
(勝)チャン・ウォンジュン 8勝6敗  (敗)キム・ヒョンミン 7勝9敗
 ロッテは2回裏ハンファの先発キム・ヒョンミンから9番チャン・ソンウの犠牲フライで1点を先制し、3回裏4番イ・デホの内野ゴロの間に1点を追加した。ハンファは6回表ロッテの先発チャン・ウォンジュンから6番キム・テワンの犠牲フライで1点を返したが、ロッテはその裏ハンファの3番手の大卒新人ファン・ジェギュから代打チョン・ボミョンのタイムリーで1点を追加した。さらにロッテは7回裏ファン・ジェギュ、ハンファの4番手マ・ジョンギルから6番パク・チョンユン、チャン・ソンウ、チョン・ボミョンのタイムリーで5点を追加した。
 この大量リードをカン・ヨンシク、守護神アドキンスなどの継投で守り、ロッテが3連勝で4月8日以来の勝率5割に復帰し、トゥサンに敗れたサムソンと並び同率4位となった。チャン・ウォンジュンは7回途中まで1失点に抑え3勝目。打線では3番チョ・ソンファンが3安打、最近1軍に定着した19歳の若手捕手チャン・ソンウが3打点と活躍。最下位ハンファは先発キム・ヒョンミンが5回途中2失点とさほど悪い内容ではなかったが、いつものごとくリリーフ陣が崩れ、打線も4安打に抑えられ完敗だった。