ロッテ−トゥサン（ソウル・蚕室）、ヒーローズ−ハンファ（大田）は雨天中止。
ＳＫ ９−４ サムソン （大邱）
（勝）門倉 ３勝１敗 （敗）ペ・ヨンス １勝６敗
（本塁打） ＳＫ ： パク・チョングォン ９号、チェ・ジョン ７号 サムソン ： チェ・ヒョンウ ３，４号
ＳＫは4回表サムソンの先発ペ・ヨンスから3番パク・チョングォンの本塁打、8番ナ・ジュファンのタイムリー、1番チョン・グヌの犠牲フライで4点を先制し、5回表5番チェ・ジョンの2試合連続本塁打、7番モ・チャンミンのタイムリーでペ・ヨンスをノックアウトすると、代わったサムソンの2番手チェ・ウォンジェからナ・ジュファンの2打席連続タイムリーで7−0とリードを広げた。サムソンは6回裏ＳＫの先発門倉（元読売）から2番チェ・ヒョンウの本塁打で1点、7回裏8番パク・チンマンのタイムリーで1点を返した。ＳＫは8回表サムソンの3番手エルナンデスから2番パク・チェサンのタイムリーで2点を追加した。
サムソンは8回裏ＳＫの2番手イ・スンホからチェ・ヒョンウの2打席連続本塁打で2点を返したが、その後チョン・ウラム、チョン・デヒョン、カ・ドゥギョムの継投で相手の反撃を断ち、首位ＳＫが3連勝で試合が雨天中止となった2位トゥサンとのゲーム差を4に広げた。4月に入団した日本人投手門倉は打線の援護もあり3勝目で、しっかりと先発ローテーションを守っている。打線ではナ・ジュファンが3安打3打点と活躍。一方5位サムソンはこれで4連敗。先発ペ・ヨンスが5回途中6失点で降板と、自身は4連敗でチームを救うこともできず、打線ではチェ・ヒョンウが3安打2本塁打3打点と活躍。
(3勝目をあげた日本人投手門倉。）
ＬＧ １３−１３ キア （光州）
（本塁打） ＬＧ ： チェ・ドンス ５号 キア ： キム・サンフン ６号
ＬＧは1回表キアの先発ロペスから6番アン・チヨンのタイムリーで3点を先制し、キアは1回裏ＬＧの先発の新外国人バウアーから4番イ・ジェジュ、5番キム・サンヒョンのタイムリー、6番キム・サンフンの犠牲フライで4点を奪い逆転した。さらにキアは2回裏3番ホン・セワンのタイムリーでバウアーをノックアウトすると、代わったＬＧの2番手キム・グァンスからイ・ジェジュの2打席連続タイムリー、キム・サンフンの3ランで9−3とリードを広げた。韓国初登板となったバウアーは2回持たず降板し、苦い韓国デビュー戦となった。
ＬＧは4回表2番イ・デヒョンのタイムリーなどで3点を返したが、キアはその裏イ・ジェジュの犠牲フライで1点を追加した。ＬＧは6回表キアの2番手ソン・ヨンミンから3番チョン・ソンフンのタイムリーで1点を返すと、代わったキアの4番手イム・ジュンヒョクから5番チェ・ドンスの3ランで10−10の同点に追いつき、なんと6点差を追いついてしまった。しかしキアはその裏ＬＧの3番手の高卒新人チェ・ドンファンからキム・サンフンのタイムリーで1点を勝ち越すと、代わったＬＧの4番手チョン・チャンホンから6番ナ・ジワンのタイムリーで2点を追加した。
キアはこのあと5番手ユ・ドンフンが無失点に抑え、9回表のマウンドには抑えのユン・ソンミンが上がった。しかしピンチを招きイ・デヒョンの正面への打球をユン・ソンミンがサードへ悪送球してしまい、その間にＬＧが1点を返すと、代打イ・ビョンギュのタイムリーで13−13の同点に追いつく。なおもＬＧは無死満塁のチャンスを作ったが、浅い外野フライでランナーが飛び出していてゲッツーになるなど運もあり、キアは同点どまりで抑えた。結局試合はこのまま延長に突入した。
両チームともに毎回得点のチャンスを迎えたが、キアの高卒新人チョン・ソンチョル、パク・チョンギュ、ＬＧのウ・ギュミン、イ・ドンヒョンが何とかしのぎ互いに得点を奪えず、延長12回でも決着がつかず規定により引き分けとなった。特にキアは12回裏2死2塁のチャンスを作ったが、途中出場の4番チェ・ヒィソプが中途半端なスイングをし、審判が迷った結果三振とどこかしまりのない結末だった。雨模様の中試合を決行したが、両チームともに決め手に欠く合計29安打の乱打戦となってしまい、試合時間は史上最長の5時間58分（従来の記録は5時間51分、2008年9月3日：ハンファ−トゥサン）と6時間近くなってしまい、試合終了時に時計の針は深夜0時半近くとなり、日付も21日から22日に変わってしまっていた。また両チームあわせて26四死球は史上最多タイ。
（史上最長時間となった試合終了時のスコアボード。）
