SK 8−4 LG (ソウル・蚕室)
(勝)ソン・ウンボム 5勝 (敗)キム・グァンス 1敗
(本塁打) SK : パク・チョングォン 8号、パク・チェサン 1号、チェ・ジョン 4号、チョン・サンホ 1号 LG : イ・ジニョン 5号
SKは1回表LGの先発チェ・ウォンホから3番パク・チョングォンの本塁打で1点を先制し、LGは1回裏SKの先発ソン・ウンボムから3番チョン・ソンフンのタイムリー、5番イ・ジニョンの2ランで3−1と逆転し、2回裏1番パク・ヨンテクのセーフティーバントで1点を追加した。SKは5回表2番パク・チェサンの2ランで1点差とし、6回表LGの4番手キム・グァンスから7番チェ・ジョン、途中出場の8番チョン・サンホの2者連続本塁打で6−4と逆転した。
SKは8回表LGの5番手の高卒新人チェ・ドンファンからパク・チェサンへの押し出しの四球、9回表チェ・ジョンのタイムリーで1点を追加し、ソン・ウンボムが完投し相手の反撃を断ち、引き分け一つをはさんで5連勝となり、隙のない戦いを続けている。不安なリリーフ陣を休ませるためか、9回4失点で144球を投げたソン・ウンボムは、2009年シーズン初の完投勝利をあげ、開幕5連勝で最多勝争いトップタイに並び、右のエースとしてチームの首位独走に貢献している。一方3位LGはこれで4連敗となり、8連勝で2位に浮上したときの勢いがなくなり、4位キアがすぐ背後に迫ってきた。打線ではイ・ジニョンが3安打2打点と活躍。
トゥサン 11−4 ヒーローズ (ソウル・木洞)
(勝)イム・テフン 2勝 (敗)イ・ボグン 1敗
(本塁打) トゥサン : キム・ヒョンス 7,8号、キム・ドンジュ 6号 ヒーローズ : ブランボー 10号
トゥサンは1回表ヒーローズの先発の高卒新人カン・ユングから3番キム・ヒョンスの本塁打で1点を先制し、2回表ヒーローズの2番手イ・ボグンから9番キム・ジェホの犠牲フライで1点を追加した。ヒーローズはその裏トゥサンの先発ホン・サンサムから4番ブランボー(元オリックス)の本塁打で1点を返し、4回裏ホン・サンサムの暴投で2−2の同点に追いついた。トゥサンは5回表イ・ボグンからキム・ヒョンスの3ランで勝ち越し、ヒーローズはその裏3番イ・テックンのタイムリーで1点を返すと、代わったトゥサンの2番手イム・テフンから5番ソン・ジマンへの押し出しの四球で1点差とした。
トゥサンは7回表ヒーローズの4番手イ・サンヨルの悪送球で1点、8回表ヒーローズの6番手シン・チョリンからキム・ヒョンスのタイムリー、4番キム・ドンジュの満塁本塁打で5点を追加した。イム・テフン、クム・ミンチョルのリリーフ陣が相手の反撃を断ち、2位トゥサンが4連敗後怒涛の6連勝で首位SKに離されまいと食らいついている。打線では首位打者のキム・ヒョンスが3安打2本塁打5打点、キム・ドンジュが4安打1本塁打4打点と活躍。一方最下位ヒーローズは走攻守ともに集中力を欠き、チーム史上最悪タイの7連敗。10日ぶりに1軍へ復帰した38歳のベテラン内野手イ・スンヨンが、2回裏の第1打席で3塁打を打ち史上12人目の通算1500本安打を達成したのが唯一の明るい話題だった。
サムソン 6−8 ロッテ (釜山・社稷)
(勝)カン・ヨンシク 1勝1敗1S (セーブ)アドキンス 2勝8S (敗)キム・サンス 2敗
(本塁打) サムソン : ヤン・ジュンヒョク 3号 ロッテ : カン・ミンホ 5号、キム・ミンソン 1号
サムソンは1回表ロッテの先発キム・イリョプから3番カン・ボンギュのタイムリーで1点を先制し、ロッテは2回裏サムソンの先発チャ・ウチャンから5番カン・ミンホの本塁打で同点とした。ロッテは4回裏8番キム・ミンソンのプロ3年目での初本塁打となる満塁アーチで4点を勝ち越したが、サムソンは5回表キム・イリョプから1番シン・ミョンチョルのタイムリー、カン・ボンギュの犠牲フライで2点を返し、6回表ロッテの3番手キム・サユルから2番パク・ハニのタイムリーで5−5の同点に追いつくと、7回表4番ヤン・ジュンヒョクの本塁打(史上最多の個人通算342本塁打)で6−5と逆転した。
ロッテは8回裏サムソンの2番手キム・サンス、3番手クォン・ヒョクから満塁のチャンスを作ると、代わったサムソンの守護神オ・スンファンからキム・ミンソンの2点タイムリーで逆転し、9番パク・キヒョクのタイムリーで1点を追加した。最後は抑えに定着したアドキンスが相手の反撃を断ち、ロッテが逆転勝ちで3連勝し6位に浮上した。7回途中から8回まで無失点に抑えた4番手カン・ヨンシクが勝利投手。打線では満塁本塁打と逆転タイムリーを打ち、骨折で戦線を離脱したチョ・ソンファンの穴を埋めている20歳の若手キム・ミンソンが3安打6打点の活躍。一方サムソンは中継ぎの柱チョン・ヒョヌクが13日のロッテ戦でサヨナラタイムリーを打たれ不振で2軍降格し、この試合は守護神オ・スンファンまで打たれてしまうなど、黄金リレーが崩壊しつつありまさかの3連敗で、キアに抜かれ5位に後退した。
(逆転決勝タイムリーなど6打点の大活躍だったキム・ミンソン。)
キア 14−3 ハンファ (大田)
(勝)ヤン・ヒョンジョン 4勝1敗 (敗)ファン・ジェギュ 2敗
(本塁打) キア : チェ・ヒィソプ 12号、チャン・ソンホ 2号、ホン・セワン 2号、キム・サンフン 5号、ナ・ジワン 7号、チャ・イルモク 1号 ハンファ : ソン・グァンミン 3号
ハンファは2回裏キアの先発ヤン・ヒョンジョンから9番ソン・グァンミンのタイムリーで1点を先制したが、キアは3回表ハンファの先発の大卒新人ファン・ジェギュから5番キム・サンヒョンのタイムリー、7番キム・サンフンへの押し出しの四球で2−1と逆転し、5回表4番チェ・ヒィソプの本塁打王トップの12号ソロ、6番チャン・ソンホの本塁打で2点を追加した。その後もキアの一発攻勢は続き、6回表ハンファの2番手キム・フェグォンの暴投と3番ホン・セワンの2ランで3点、7回表キム・サンフンの本塁打で1点、8回表ハンファの3番手の大卒新人パク・ソンホから1番キム・ウォンソプのタイムリー、代打ナ・ジワン、代打チャ・イルモクの本塁打などで6点を追加した。
ハンファは9回裏キアの5番手チン・ミンホからソン・グァンミンの2ランでささやかな反撃を試みたが、キアがチーム史上最多の1試合6本塁打と15安打14得点と打線の爆発で大勝した。左腕ヤン・ヒョンジョンは5回を1失点に抑え、チーム最多タイの4勝目。打線ではキム・ウォンソプが3安打1打点と活躍。ハンファは相変わらず投手陣が大量失点を重ね、ロッテに抜かれ7位に後退。ソン・グァンミンが全3打点をたたき出し、一人気を吐いた。