キアとLGは19日、カン・チョルミン投手(29)とキム・サンヒョン内野手(28)、パク・キナム内野手(27)の1対2のトレードを、蚕室野球場でのキア−LG戦後に発表した。キアは先発投手陣に余裕があり層の薄い野手の補強が急務で、LGはチョン・ソンフンなどの補強で野手の層は厚くなったが投手の層は依然薄く、両チームの思惑が一致しトレードが成立した。
カン・チョルミンは大学卒業後2002年キアに入団し、大型右腕として期待され2004年には8勝をあげるなど、先発として活躍してきた。だが2006年にじん帯の手術をしてからはリハビリ生活となり、2007年以降は1軍登板は一度もない。ただ、最近状態がよくなり投球できる見込みが立ったとして、LGへの移籍が決まった。プロ8年間の通算成績は117試合に登板、25勝35敗1S、防御率4.85。
キム・サンヒョンは高校卒業後2000年ヘテ(キアの前身)に入団し、2002年LGへ移籍した。2004年には9本塁打と長打力を武器に活躍してきたが、確実性がなくレギュラー定着とはならなかった。2009年はチョン・ソンフンの加入でサードのポジションを失い、わずか2試合の出場にとどまっていて、8年ぶりの古巣復帰となった。プロ10年間の通算成績は400試合に出場、打率.244、33本塁打、133打点、23盗塁。
パク・キナムは大学卒業後2004年LGへ入団し、内野の控えとして活躍してきた。2007年から軍へ入隊し、尚武でプレーし2009年除隊されLGに復帰した。プロ3年間の通算成績は168試合に出場、打率.255、8本塁打、34打点、0盗塁。
(文責:ふるりん)