SK 5−4 ヒーローズ (ソウル・木洞)
(勝)イ・スンホ 2勝1S (セーブ)チョン・デヒョン 2S (敗)オ・ジェヨン 1敗
(本塁打) ヒーローズ : ソン・ジマン 1号
ヒーローズは2回裏SKの先発キム・グァンヒョンから6番カン・ジョンホのタイムリーで1点を先制し、5回裏3番の新外国人クラークの内野ゴロの間と5番ソン・ジマンの2ランで3点を追加した。SKは6回までヒーローズの先発チャン・ウォンサムに抑えられていたが、7回表ヒーローズの2番手シン・チョリンから、相手のエラーもあって2番パク・チェサンの犠牲フライで1点を返すと、代わった4番手チョ・ヨンフンから4番パク・キョンワン、5番チェ・ジョンのタイムリーで4−4の同点に追いついた。SKは7回から2番手イ・スンホ(背番号20)を登板させた。
SKは9回表ヒーローズの5番手オ・ジェヨンから勝ち越しのチャンスを作ると、代わった6番手ファン・ドゥソンからパク・キョンワンの犠牲フライで逆転した。9回裏はイ・スンホ、チョン・デヒョンの継投で1点差を守りきり、逆転勝ちで3連勝となった。エースのキム・グァンヒョンの不調を、正捕手パク・キョンワンの3打点の活躍が救った。8番ナ・ジュファンも3安打と活躍。先発チャン・ウォンサムが好投しながら、リリーフ陣が崩れ3連敗となったヒーローズは、4連勝した勢いがなくなってしまった。2番ファン・ジェギュンが3安打と活躍。
(3打点と活躍した正捕手パク・キョンワン。)
トゥサン 4−3 LG (ソウル・蚕室)
(勝)キム・ミョンジェ 1勝 (セーブ)イ・ヨンチャン 1敗3S (敗)チェ・ドンファン 1敗
(本塁打) トゥサン : キム・ドンジュ 1号 LG : チョン・ソンフン 1号、ペタジーニ 5号
蚕室のライバル対決を見ようと、この試合は両チームの超満員のファンの熱気であふれていた。LGは1回裏トゥサンの先発キム・ミョンジェから3番アン・チヨンのタイムリーで1点を先制し、2回裏5番チョン・ソンフンのLG移籍後第1号となる本塁打で1点を追加した。トゥサンは3回表LGの先発シム・スチャンから3番キム・ヒョンスの犠牲フライで1点を返すが、ヒーローズは4回裏4番ペタジーニ(元読売)の本塁打で1点を追加した。トゥサンは6回表4番キム・ドンジュの本塁打で1点を返した。7回表シム・スチャンに代わって登板した2番手オ・サンミンは、プロ13年目にして史上9人目となる通算600試合登板を達成した。
トゥサンは8回表LGの3番手の高卒新人チェ・ドンファンから相手のエラーもありチャンスを作ると、5番チェ・ジュンソク、6番の新外国人ワトソン(元千葉ロッテ)のタイムリーで4−3と逆転した。LGも8回裏同点のチャンスを作るが、トゥサンの2番手コ・チャンソン、3番手チン・ヤゴプに抑えられてしまった。最後は期待の若手イ・ヨンチャンが抑え、トゥサンがライバルLGに逆転勝ちした。主砲キム・ドンジュが3安打1本塁打1打点と活躍。LGは得意の一発攻勢でリードを奪ったが、肝心な場面でエラーが出てしまい、それをしのぐ力はまだ19歳のチェ・ドンファンにはなかった。
ロッテ 7−4 ハンファ (大田)
(勝)チョ・ジョンフン 1勝1敗 (セーブ)アドキンス 3S (敗)ユン・ギュジン 1敗
(本塁打) ロッテ : チョ・ソンファン 1,2号、キム・ジュチャン 2号、イ・デホ 2号 ハンファ : ディアズ 3号
ロッテは1回表ハンファの先発ユ・ウォンサンから3番チョ・ソンファンの2ランで先制し、ハンファは2回裏ロッテの先発チョ・ジョンフンから9番オ・ソンジンのタイムリーで1点差とする。ロッテは3回表チョ・ソンファンの2打席連続本塁打で1点を追加したが、ハンファは4回裏4番の新外国人ディアズの本塁打と8番シン・ギョンヒョンのタイムリーで3−3の同点に追いつき、5回裏チョ・ソンファンのエラーで1点を勝ち越した。ロッテは6回表6番ホン・ソンフンのタイムリーで4−4の同点に追いつき、ハンファはここで2番手ユン・ギュジンに交代させた。
ロッテは7回表ユン・ギュジンから1番キム・ジュチャン、4番イ・デホの本塁打で3点を勝ち越し、イ・ジョンミン、カン・ヨンシク、新外国人アドキンスの継投で反撃を断ち、逆転勝ちで3連敗から脱出した。前半に2打席連続本塁打を打ったチョ・ソンファンが3打点、開幕後打撃不振のイ・デホが4安打1本塁打2打点と活躍した。ハンファはロッテと同じ11安打を打ったが、3番イ・ボムホが5打数無安打で、主砲キム・テギュンが痛みを訴え欠場したのが響いた。
サムソン 0−1 キア (光州)
(勝)ヤン・ヒョンジョン 1勝 (セーブ)ハン・ギジュ 1S (敗)クルセタ 1敗
試合はサムソンの先発の新外国人クルセタ、キアの先発ヤン・ヒョンジョンの投手戦となった。キアは3回裏1死満塁のチャンスを逃すものの、4回裏クルセタから6番イ・ヒョンゴンの犠牲フライで1点を先制した。ヤン・ヒョンジョンは四球を出さない安定した投球で得点を与えないが、キア打線は拙攻が続き、クルセタや2番手チャ・ウチャンなどから追加点を奪えない。ヤン・ヒョンジョンは8回を無失点に抑えると、最後は調整不足で出遅れていた守護神ハン・ギジュが1番の高卒新人キム・サンスに2塁打を許したものの、後続を断ち完封リレーでキアが勝利した。
2008年は未勝利に終わった21歳の期待の若手ヤン・ヒョンジョンは、新人の年の2007年9月以来の勝利となり、左腕不足の先発陣の救世主となりそうである。守護神ハン・ギジュもようやっと初セーブをあげたが、チームはようやっと開幕後2勝目で依然最下位である。わずか5安打に終わったサムソンでは、期待の若手でセカンドのレギュラー定着を狙う高卒新人キム・サンスの2安打だけが明るい話題だった。