ハンファ−LG(ソウル・蚕室)は雨天中止。
SK 0−2 ロッテ (釜山・社稷)
(勝)チョ・ジョンフン 2勝 (セーブ)キム・サユル 1S (敗)チェ・チュンモ 1敗
SKの先発でFA移籍したイ・ジニョンの人的補償の先発イ・スンホは5回途中まで無失点と好投したが、ロッテは6回裏SKの2番手チェ・チュンモから3番チョ・ソンファンのタイムリーで1点を先制すると、この回代わった3番手チョン・ウラムから5番ホン・ソンフンの犠牲フライで1点を追加した。ロッテの先発チョ・ジョンフンは7回途中まで無失点に抑えると、キム・イスル、新外国人アドキンス、ナ・スンヒョン、キム・サユルの継投でSKに3試合連続で完封勝ちし、示範競技開幕からの連勝を9に伸ばした。
ロッテはチョ・ジョンフンなどの先発候補が好投し、2008年まで手薄だったリリーフ陣が好調で、この試合まで29イニング連続無失点を続けている。打線ではWBC(ワールドベースボールクラシック)メキシコ代表だった主砲ガルシア(元オリックス)が示範競技に初出場し、1安打を記録した。一方王者SKでは、開幕1軍入りを狙う捕手ユン・サンギュンが2安打とアピールした。
トゥサン 3−2 キア (光州)
(タイブレーク方式により勝利投手、敗戦投手はなし)
(本塁打) キア : ナ・ジワン 3号
キアは1回裏トゥサンの先発キム・ソヌから3番ナ・ジワンの本塁打で1点を先制し、2回裏8番キム・ソンビンのタイムリーで1点を追加した。キアの先発クァク・チョンチョルは5回途中まで無失点と好投した。トゥサンは6回表キアの3番手キム・ヨンスから1点を返し、7回表途中出場の6番キム・ジンスのタイムリーで2−2の同点とした。その後トゥサンのキム・ソンベ、キアのソン・ヨンミンなどのリリーフ陣が好投し、9回を終えて同点だったため、示範競技での規定により、試合はタイブレーク方式(無死1,2塁から開始)の延長戦に突入した。
トゥサンは11回表4番の新外国人ワトソン(元千葉ロッテ)の犠牲フライで1点を勝ち越し、その裏の攻撃をイ・ヨンチャンが抑え、3−2で勝利した。トゥサンでは抑え候補の高卒新人ソン・ヨンフンがこの試合8回裏に登板し、打者3人を抑え勝利に貢献した。キアもイム・ジュンヒョクなどの若手投手が好投した。
ヒーローズ 4−3 サムソン (大邱)
(勝)イ・サンヨル 1勝 (セーブ)ファン・ドゥソン 2S (敗)チョ・ヒョングン 1勝1敗
(本塁打) サムソン : ウ・ドンギュン 1号
サムソンは3回裏ヒーローズの先発マ・イリョンから9番ウ・ドンギュンの2ランで先制した。サムソンの先発の新外国人クルセタは6回途中まで無失点に抑えていたが、ヒーローズは6回表代わったサムソンの2番手チェ・ウォンジェの暴投と、5番オ・ジェイルの犠牲フライで2−2の同点に追いついた。サムソンは7回裏ヒーローズの2番手イ・ドンハクから相手のエラーもあり1点を勝ち越した。ヒーローズは8回表、サムソンの3番手チョ・ヒョングンから四球でチャンスを作ると、代わったサムソンの4番手キム・サンスから相手のエラーで3−3の同点に追いつき、オ・ジェイルの内野ゴロの間に1点を勝ち越しと、この回ノーヒットで逆転した。
その後はイ・サンヨル、ファン・ドゥソンの継投で1点差を守りきり、ヒーローズがようやっと示範競技2勝目をあげ、サムソンを抜いて最下位を脱出した。これでサムソンは6連敗となり最下位に交代した。両チームともに投打で目を引く選手が少なく、示範競技とはいえ最下位どうしの対決らしい試合だった。敢えてあげるとなれば、サムソンの先発クルセタが6回途中まで2失点と好投し、これまでの2試合の登板と比べてずっと内容がよくなっていた。