14日、2009年プロ野球示範競技（オープン戦に相当）が開幕した。ハンファ‐サムソン(大邱)は雨天中止。
ＳＫ ３−４ キア （光州）
（勝）チン・ミンホ １勝 （敗）ヨ・ゴヌク １敗
（本塁打） キア ： チェ・ヒィソプ １号
ＳＫの先発の大卒新人パク・ヒョンジュンは3回を無失点、キアの先発イ・デジンは2回を無失点にそれぞれ抑え、ＳＫが4回表ユン・サンギュンのタイムリーで1点を先制した。しかしキアはその裏4番チェ・ヒィソプの本塁打で同点とした。ＳＫはすかさず5回表モ・チャンミンのタイムリーで1点を勝ち越した。キアは6回裏イ・ジェジュのタイムリーで2−2の同点とすると、7回裏チェ・ジョンボムへの押し出しの四球で3−2と逆転した。ＳＫは8回表ナ・ジュファンのタイムリーでまたもや3−3の同点に追いつく。
キアは8回裏ＳＫの大卒新人ヨ・ゴヌクからベテランのイ・ジョンボム(元中日)の犠牲フライで1点を勝ち越すと、最後は若手左腕チン・ミンホが抑えキアが接戦を制した。ＳＫ、キアともに1軍半の選手が多く、両チームともにまだまだ調整段階にあることがよく現れていた。
トゥサン ３−２ ヒーローズ （ソウル・木洞）
（勝）キム・ソヌ １勝 （セーブ）イ・ヨンチャン １Ｓ （敗）マ・イリョン １敗
（本塁打） ヒーローズ ： オ・ジェイル １号
トゥサンは3回表、ヒーローズの先発マ・イリョンから3番ユ・ジェウン、4番キム・ドンジュのタイムリーで3点を先制した。トゥサンの先発キム・ソヌは3回を無失点に抑えた。ヒーローズは4回裏トゥサンの2番手チン・ヤゴプから4番ブランボー(元オリックス)のタイムリーで1点を返し、6回裏軍から除隊されたばかりの5番オ・ジェイルがトゥサンの4番手ホン・サンサムから本塁打を放ち1点差とした。トゥサンは最後若手の速球派で抑え候補のイ・ヨンチャンが抑え、接戦を制した。ヒーローズは先発ローテーションの一角を担うマ・イリョンが4回3失点と苦しんだが、シン・チョリンなどのリリーフ陣が好投し追加点を与えなかった。
ＬＧ １−１１ ロッテ （金海・上東）
（勝）ソン・スンジュン １勝 （敗）イ・ボムジュン １敗
（本塁打） ロッテ ： ソン・アソプ １号、チョ・ソンファン １号
この試合は当初ロッテの本拠地、釜山・社稷野球場で行われる予定だったが、球場内の工事のためロッテの練習場の金海・上東球場に変更された。ロッテは1回裏ＬＧの先発イ・ボムジュンから5番ソン・アソプの満塁本塁打で4点を先制し、2回裏3番チョ・ソンファンの3ランなどでリードを広げた。さらに3回裏チョ・ソンファン、チョン・ボミョンのタイムリーで3点を追加し、序盤で11−0と勝負は決した。ロッテの先発ソン・スンジュンは4回表7番パク・キョンスのタイムリーで1点を失うが、ホ・ジュンヒョク、カン・ヨンシク、新外国人アドキンス、キム・イリョプなどリリーフ陣が好投し、ロッテが大勝した。
12安打11得点と爆発した打線では、2008年1軍に定着しソン・グァンミンから改名したソン・アソプが満塁本塁打の4打点、チョ・ソンファンが3安打1本塁打5打点と活躍した。ＬＧは期待の若手の先発イ・ボムジュンが8失点と散々な内容で、ロッテを退団後1年のブランクを経て復帰したパク・チチョルが1回を無失点と好投し、開幕1軍をアピールした。
（文責 ： ふるりん）
