DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

  カン・ジョンホなど31名と契約更改

 ヒーローズは17日までに、2009年の再契約対象者46名中31名と年俸契約更改を行った。
 野手では今季ショートのレギュラーに成長したカン・ジョンホ(21)が、前年比2400万ウォン増と倍増以上の年俸4400万ウォンとなった。今季はプロ3年目にして自己最多の116試合に出場、打率.271、8本塁打、47打点、3盗塁の成績で、飛躍の一年となった。セカンドのレギュラーとして期待されたが、負傷により戦線を長期離脱したキム・イルギョン(30)は、前年比1300万ウォン増の年俸5300万ウォンとなった。今季は70試合に出場し、打率.271、2本塁打、13打点、5盗塁の成績だった。また今季プロ6年目にして内野の控えとして1軍に定着したクォン・ドヨン(27)は、前年比800万ウォン増の年俸2800万ウォンとなった。今季は84試合に出場し、打率.221、1本塁打、9打点の成績だった。また外野の控えとして活躍し、今年も快足ぶりを見せ付けたチョン・スソン(30)は、前年比1300万ウォン増の年俸6000万ウォンとなった。今季は76試合に出場し、打率.252、1本塁打、14打点、16盗塁の成績を残した。
 投手では左の中継ぎとして活躍したノ・ファンス(24)が、前年比1100万ウォン増の年俸4400万ウォンとなった。今季は51試合に登板し、1勝3敗1S、防御率4.39の成績だった。右の中継ぎとして活躍したサイドスローのパク・チュンス(31)は、前年比500万ウォン増の年俸9500万ウォンとなった。今季の成績は34試合に登板し、0勝3敗2S、防御率3.62。10月になってようやっと保留選手を解除し正式契約を結んだ、かつて現代の守護神として活躍したチョ・ヨンジュン(29)は、前年比1000万ウォン減の年俸7000万ウォンとなった。
 また兵役を終え軍から除隊された選手では、2004年の新人王左腕オ・ジェヨン(23)が、2006年と同じ年俸3000万ウォンで契約した。
 ヒーローズはメインスポンサーの不在で経営危機が懸念されていたが、今季の成績が7位と振るわなかったにもかかわらず、全体としてプラス査定の選手が多く、2009年シーズンに向けて選手たちのモチベーションを上げ、上位進出を虎視眈々とうかがっているようだ。新球団として発足した今季の開幕前は、ベテラン選手の大幅な減俸など年俸の出し惜しみをしたのとはまるで対照的である。
(12月18日現在の為替レートは1000万ウォンが約68万3000円)