先日、FAを申請し日本プロ野球・東京ヤクルトと正式契約を交わしてトゥサンから移籍することになった韓国人投手イ・ヘェチョン(29)が、東京で入団記者会見を行った。記者会見には高田繁監督も出席し、大勢の報道陣を集まったことなどに本人はいたく感激していた。イ・ヘェチョンは東京ヤクルト球団に対する感謝の念を述べ、対戦したい打者として、今季セントラルリーグ打点王、MVPとなったアレックス・ラミレス(読売)の名をあげた。また同じセントラルリーグでプレーするイ・スンヨプ(読売)、イ・ビョンギュ(中日)などとの対戦を待ち望む声も聴かれる。
東京ヤクルトは左腕投手の層が薄く、先発も中継ぎもこなせるイ・ヘェチョンは即戦力として期待されている。2007年オフサムソンから東京ヤクルトに移籍し、守護神として活躍したイム・チャンヨンとともに、チームの勝利に貢献できるか注目される。イ・ヘェチョンはこれまで日本へ進出した韓国人選手と比べて知名度も実績も落ちるが、それゆえにどこまで活躍できるか、今後日本プロ野球に進出しようとする韓国人選手たちにとって一つの目安となることであろう。
(入団記者会見でボールを持ち笑顔を見せるイ・ヘェチョン。右側は高田繁監督。)