KBO(韓国野球委員会)が5日、技術委員会を開き、キム・インシク監督(ハンファ)を2009年WBC監督として推薦し、就任要請をすることにした。キム・インシク監督は2006年の前大会で韓国代表を率い、ベスト4へと導き世界中を驚かせたが、健康上の問題で次期WBC監督を固辞していた。しかし北京五輪韓国代表監督として金メダル獲得に成功したキム・ギョンムン監督(トゥサン)、先日2年連続韓国シリーズ優勝を達成したキム・ソングン監督(SK)などの候補者が、健康上の問題などを理由に堅く固辞し続けていることもあり、KBOは2大会連続でキム・インシク監督に韓国代表を率いてもらう決定を下した。
しかし、7日現在キム・インシク監督は突然の要請に対し、最高のコーチ陣をそろえることを就任の条件としていて、正式に監督職を受諾していない上に、その肝心のコーチ陣の人選も現場の指導者たちの多くが代表チームのコーチを兼務することに難色を示しているため、このまますんなりと決定、というわけにはいかなさそうである。
(文責 : ふるりん)