DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

  チェ・サンドク、シン・ユンホなどが戦力外に

 韓国シリーズ連覇を達成したSKは3日、チェ・サンドク投手(37)、シン・ユンホ投手(33)、パク・ヨンス外野手(34)、キム・ギョンテ投手(32)など8名の選手を来季の保留選手名簿から除外することとし、事実上の戦力外通告を行った。8名の選手は11月30日限りで自由契約選手となり、他球団への移籍が可能になる。
 チェ・サンドクは大学卒業後1994年太平洋へ入団し、96年にヘテ(2001年シーズン途中からキア)へ移籍すると、2000年には12勝をあげるなど主力投手として活躍した。だがキア在籍時の2004年から出場機会が減り、06年にLGへトレードされたがその年限りで自由契約となった。2007年故郷・仁川を本拠地とするSKへ入団したが、年齢による衰えは隠せず出場機会には恵まれず、今季は14試合に登板し勝敗なし、防御率1.93の成績だった。プロ15年間の通算成績は270試合に登板、75勝65敗5S、防御率4.53。
 シン・ユンホは1994年高校卒業後LGに入団し、なかなか芽が出なかったが2001年15勝をあげ最多勝投手となった。だがその後はさしたる活躍もできず、今季途中LGを自由契約となり、SKのテストを受け合格し入団した。だが今季はSKで2試合に登板しただけで、9月末には1回持たず3失点で降板するなど、力の衰えは明らかだった。本人は今季限りですでに引退する意向を示している。プロ15年間の通算成績は273試合に登板、28勝20敗28S、防御率4.98。
 パク・ヨンスは大学卒業後1998年にLGへ入団し、主に控え外野手として2003年に移籍したロッテでも活躍した。2007年SKへ移籍したが層の厚さに阻まれほとんど出場機会がなかった。今季は5試合に出場し、わずか1安打を記録しただけだった。プロ11年間の通算成績は488試合に出場、打率.257、232安打、31本塁打、137打点、6盗塁。キム・ギョンテは大学卒業後1998年LGに入団し、2002年トゥサンへ移籍したがなかなか活躍できなかった。2004年SKへ移籍し、この年プロ初勝利を含む5勝をあげた。その後2007年まで左のワンポイントとして活躍したが、今季は1試合も登板機会がなかった。プロ11年間の通算成績は186試合に登板、7勝7敗2S、防御率5.05。
(文責 : ふるりん