13日の緒戦アメリカ戦でサヨナラ勝ちし勢いに乗った北京五輪韓国代表チームは、14日開催国の中国と対戦した。韓国の先発はソン・スンジュン(ロッテ)、中国の先発は李晨浩だった。韓国は1回裏3番チョン・グヌ(SK)が2死からヒットで出塁するが、あえなく盗塁に失敗しチャンスを作れない。ソン・スンジュンは3回表1死2塁と先制点のピンチを招くが後続を断った。
韓国は4回裏2番イ・ヨンギュ(キア)、チョン・グヌの連続安打で無死1,2塁とチャンスを作るが、ここで4番イ・スンヨプ(読売)が内野フライを打ち上げた。これがインフィールドフライと宣告されたが、1塁走者がタッチアウトとなりダブルプレーが成立し、2死3塁となってしまった。これに対してキム・ギョンムン監督(トゥサン)は抗議したが、雨が強くなり試合は一時中断となった。
試合は約1時間半後に再開し、4回裏の攻撃は結局無得点に終わった。ソン・スンジュンも6回まで無失点と好投したが、韓国は李晨浩から1点も奪えず、6回裏1死の状況で再び雨が強く降り始め、試合は2度目の中断となった。会場の北京・五棵松球場では19時から日本−台湾戦も予定されていたこともあり、雨が降り止まず試合はこのままサスペンデッドゲームとなり、17日に同じ状況から再開されることになった。
韓国は格下の中国にてこずり、思わぬ形で試合が中断となり、これが恵みの雨となるかもしれないが、しかしながら最初は休日だった17日に試合を行うことで、18日以降の日程に影響が出ることも考えられる。なお14日の試合では、日本、キューバ、アメリカが勝利し、キューバのみが2連勝スタートとなった。韓国は15日19時(日本・韓国時間)からカナダと対戦する。
(文責 : ふるりん)