DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

  北京五輪代表、初の練習試合でオランダに快勝

 北京五輪に出場する野球韓国代表は、1日の召集後初の実戦となるオランダとの練習試合をソウル・蚕室野球場で実施した。韓国は3回裏、オランダの先発コールデマンスから2番イ・ヨンギュ(キア)への死球で1点を先制し、この回暴投と5番イ・デホ(ロッテ)が満塁の場面で走者一掃の3点タイムリーを打ち、5−0とリードを広げた。オランダは4回表韓国の先発ソン・スンジュン(ロッテ)から7番クロステルのタイムリーで1点を返したが、韓国はその裏1番イ・ジョンウク(トゥサン)のタイムリーで1点を追加しただけでなく、外野守備の隙をつきイ・ジョンウクも一気に生還した。
 韓国は5回裏オランダの2番手マルクベルから6番イ・ジニョン(SK)の内野ゴロの間に1点を追加した。オランダは7回表韓国の2番手イム・テフン(トゥサン)から、3日のオールスター戦本塁打競争にも出場した4番アドリアーナの犠牲フライで1点を返したが、韓国はその裏オランダの3番手カンフォンからイ・デホ、イ・ジニョンの内野ゴロ2つの間に2点を追加した。韓国は8回表に3番手クォン・ヒョク(サムソン)、9回表に4番手チョン・デヒョン(SK)をマウンドに送り、相手の反撃を断ち10−2で快勝した。
 打線ではイ・デホが4打点と活躍し、2004年に日本プロ野球へ進出した4番イ・スンヨプ(読売)はサムソン在籍時以来約5年ぶりの韓国での実戦となったが、2塁打1本を含む2安打と満足のいく内容だった。またイ・ジョンウクもバントヒットや果敢な走塁など、足でかき回す役割を十分に果たした。投手陣では先発ソン・スンジュンが5回1失点と好投し、本番での先発起用を大きくアピールした。


(4打点と活躍した大砲イ・デホ。)


(先発で好投したソン・スンジュン。)

 また、2番手として6回から登板したが、7回に連打と死球をきっかけに失点したイム・テフンは、コンディションがよくないと思われるため、ユン・ソンミン(キア)、ソン・ミンハン(ロッテ)など他の選手と交代させる可能性があることを、試合後キム・ギョンムン代表監督(トゥサン)は示唆した。韓国代表は5日、6日と2日連続で北京五輪に出場するキューバ代表と蚕室野球場で練習試合を行う(2日とも18時開始)。