ロッテ ３−６ ＳＫ （仁川・文鶴）
（勝）チョン・デヒョン ３勝２敗１８Ｓ （セーブ）チョン・ウラム ６勝２敗４Ｓ （敗）ヨム・ジョンソク １敗
（本塁打） ロッテ ： ガルシア ２２号
ＳＫは1回裏ロッテの先発マクレリーから3番キム・ジェヒョンのタイムリーで1点を先制し、ロッテは4回表ＳＫの先発キム・グァンヒョンから6番ガルシア(元オリックス)の3ランで逆転した。ＳＫは5回裏3番キム・ジェヒョンへの押し出しの四球で1点差とし、6回裏ロッテの2番手ヨム・ジョンソクから9番チョ・ドンファのタイムリーで3−3の同点に追いついた。勢いに乗るＳＫは7回裏、ヨム・ジョンソクから満塁の場面で7番ナ・ジュファンの走者一掃となる3塁打で3点を勝ち越し逆転した。
ＳＫは7回表のピンチで早々と守護神チョン・デヒョンを投入し勝ち越し点を嗚呼絶えず、8回途中から左の中継ぎの柱チョン・ウラムを投入して逃げ切り、逆転勝ちで首位の座を安泰にした。また、2位トゥサンがハンファに敗れたためゲーム差が6に広がった。なお4位ロッテは今季初めて勝率が5割を切り、5位に浮上したキア似1ゲーム差と迫られ、4位の座も安泰ではなくなった。特に4番イ・デホを中心とした打線の得点力低下が深刻である。
トゥサン ４−５ ハンファ （大田）
（勝）ク・デソン １勝１敗 （敗）チョン・ジェフン ２勝２敗１７Ｓ
（本塁打） ハンファ ： ソン・グァンミン ６号
トゥサンは1回表ハンファの先発リュ・ヒョンジンから4番キム・ドンジュ、6番チェ・ジュンソクのタイムリーで3点を先制した。ハンファは2回裏、守備中に負傷したイ・ボムホの代打ソン・グァンミンが、トゥサンの先発ランデル(元読売)から本塁打を打ち1点を返すと、4回裏7番ハン・サンフンのタイムリー、代打ヨン・ギョンフムの犠牲フライで3−3の同点に追いついた。ランデルは6回まで、リュ・ヒョンジンは7回まで登板し、終盤は両チーム継投策に出た。
トゥサンは8回表ハンファの2番手ユン・ギュジンから、7番イ・ソンヨルへの押し出しの死球で1点を勝ち越した。トゥサンは1点差で迎えた9回裏、守護神チョン・ジェフンを投入するが、先頭の8番シン・ギョンヒョンの打球が1塁手のグラブをはじき、ファールラインの外側に落ち、これがファールと判定された。ここで1塁手はファールラインの内側にいたとしてハンファのキム・インシク監督が猛抗議し、結局判定は覆りヒットとなった。さらにトゥサンのキム・ギョンムン監督が猛抗議し一旦野手たちを引き上げさせたが、トゥサン側は審判の判定を受け入れ、11分ほどの中断の後無死1塁で試合は再開された。
これで勢いに乗ったハンファはチャンスを拡大し、2番ユン・ジェグクのタイムリーで同点に追いつくと、4番キム・テギュンのタイムリーでサヨナラ勝ちし、連敗を3で止めた。さらに2位トゥサンとのゲーム差も3に縮めた。3番手として8回表途中から登板し、追加点を与えなかったかつての守護神ク・デソン(元オリックス)が今季初勝利。まさかの敗戦となった2位トゥサンは、ロッテに勝った首位ＳＫとのゲーム差が6に開き、9連勝後3連敗とやや勢いが失速しつつある。
(9回裏サヨナラタイムリーを打った主砲キム・テギュン。)
サムソン １−７ キア （光州）
（勝）ユン・ソンミン １１勝４敗 （敗）ペ・ヨンス ６勝６敗
（本塁打） キア ： チェ・ヒィソプ ６号
5位攻防戦となったこの試合は、キアが2回裏サムソンの先発ペ・ヨンスから5番チェ・ヒィソプの2試合連続本塁打となる2ランで先制すると、この回打線が爆発し2番イ・ジョンボム(元中日)、4番イ・ジェジュのタイムリーで4点を追加し、6−0とリードを広げた。サムソンは4回表キアの先発ユン・ソンミンから7番チェ・テインのタイムリーで1点を返したが、キアは6回裏サムソンの2番手クァク・トンフンから9番の高卒新人キム・ソンビンの犠牲フライで1点を追加した。
ユン・ソンミンは7回を1失点に抑えると、8回以降はヤン・ヒョンジョン、チャン・ムンソクの継投で反撃を断ち、キアが3連勝で5位の座をサムソンから5日ぶりに奪い返した。エースとして今季すばらしい投球を続けるまだ21歳のユン・ソンミンは、キム・グァンヒョン(ＳＫ)と並ぶ最多勝トップタイの11勝目。打線もイ・ジョンボム、チェ・ヒィソプと核になる選手が活躍し、上昇気流に乗り4位ロッテとのゲーム差が1に縮まり、4位から6位まで1.5ゲーム差の混戦模様となった。6位に後退したサムソンはわずか6安打に抑えられ、唯一の打点をあげたチェ・テインが3安打と一人気を吐いた。
(最多勝トップタイの11勝目をあげたユン・ソンミン。)
ウリ ４−０ ＬＧ （ソウル・蚕室）
（勝）チャン・ウォンサム ８勝６敗 （敗）ポン・ジュングン ８勝６敗
（本塁打） ウリ ： イ・テックン １１号
ウリは3回表ＬＧの先発ポン・ジュングンから3番イ・テックンの3ランで先制し、先発チャン・ウォンサムが好投し6回を無失点に抑える。ポン・ジュングンは3回表の一発を浴びた以外は何とか抑え追加点を許さなかったものの、打線の援護がなかった。ウリは7回からファン・ドゥソンを2番手としてマウンドに送り、相手の反撃を断った。ポン・ジュングンは9回途中まで力投したが、ウリは9回表ＬＧの2番手イ・ジェヨンから代打チョン・ソンフンのタイムリーで1点を追加した。
9回裏は3番手ソン・シニョンが抑え、7位ウリは最下位ＬＧ相手に完封リレーで勝利し、3連敗から脱してＬＧとのゲーム差も6.5に広げた。チャン・ウォンサムは最近3連勝で、マ・イリョンと並びチーム最多タイの8勝目。打線では決勝3ランを打ったイ・テックン以外に、4番ブランボー(元オリックス)が3安打と活躍。ＬＧはわずか3安打に抑えられ、左のエースのポン・ジュングンの力投を見殺しにした。
