ＳＫ−トゥサン(ソウル・蚕室)は雨天中止。
ＬＧ ４−１１ ハンファ （大田）
（勝）リュ・ヒョンジン １０勝５敗 （敗）イ・スンホ ２敗
（本塁打） ＬＧ ： ペタジーニ ３号 ハンファ ： キム・テワン １９号
ハンファは2回裏ＬＧの先発イ・スンホから6番キム・テワンの本塁打、9番キム・ミンジェのタイムリーで2点を先制すると、3回裏4番キム・テギュンのタイムリーでイ・スンホをノックアウトし、代わったＬＧの2番手の高卒新人チョン・チャンホンから5番イ・ボムホのタイムリーで4−0とリードを広げた。ＬＧは4回表ハンファの先発リュ・ヒョンジンから4番ペタジーニ(元読売)の本塁打で1点を返すが、ハンファは5回裏7番シン・ギョンヒョンのタイムリーで1点、7回裏8番ハン・サンフン、キム・ミンジェのタイムリーや相手のエラーで3点を追加した。
ＬＧは8回表ハンファの2番手キム・ヒョンミンから、今季投手から野手に転向した代打キム・グァンサムのタイムリーなどで2点を返したが、ハンファはその裏ＬＧの3番手ソン・ヒョヌからハン・サンフン、途中出場の1番チュ・スンウのタイムリーで3点を追加した。ＬＧは9回表2番パク・ヨンテクのタイムリーで1点を返すが、反撃はここまででハンファが19安打11得点と打線の爆発で大勝し、試合が雨天中止となった2位トゥサンとのゲーム差を3.5に縮めた。
エースのリュ・ヒョンジンは7回を1失点に抑え、新人王とシーズンＭＶＰに輝いた2006年以来3年連続の2ケタ勝利を記録し、最近4連勝と好調である。打線では先制本塁打を打ったキム・テワンが3安打3打点、シン・ギョンヒョン、キム・ミンジェが3安打2打点と活躍。最下位ＬＧは相変わらず投手陣が踏ん張れず大敗した。
キア ４−１ ロッテ （釜山・社稷）
（勝）イ・ボムソク ６勝６敗 （セーブ）ハン・ギジュ １勝２敗１９Ｓ （敗）チャン・ウォンジュン ７勝７敗
（本塁打） ロッテ ： イ・イング １号
チョン・スグンの暴力事件で大きく揺れるロッテは、勝利で悪いムードを断ち切りたかったが、1回表先発チャン・ウォンジュンが4番イ・ジェジュに押し出しの四球を与えてしまい、キアが1点を先制した。打線もキアの先発イ・ボムソクから得点を奪えず、逆にキアは4回表8番チャ・イルモクの犠打、9番の高卒新人キム・ソンビンの犠牲フライで2点を追加した。イ・ボムソクはますます調子を上げ、完封ペースで投げ続けた。打線も8回表ロッテの3番手カン・ヨンシクから、途中出場の4番の大卒新人ナ・ジワンの犠牲フライで1点を追加した。
イ・ボムソクは8回まで被安打1に抑え、7月4日のサムソン戦に続く完封勝利を狙ったがロッテは9回裏2番イ・イングの本塁打で1点を返した。あと2人で完封勝利を逃したイ・ボムソクはここでマウンドを降り、その後はユ・ドンフン、守護神ハン・ギジュの継投で相手の反撃を断ち、5位キアが4位ロッテに連勝しゲーム差を2.5に縮めた。打線では1番イ・ジョンボム(元中日)が3安打と活躍。一方事件の衝撃から抜け切れなかったかロッテは元気なく5連敗で、勝率5割ちょうどになってしまい、ＬＧに勝った3位ハンファとのゲーム差が5にまで開いてしまった。さらに何度も大入り満員を繰り返してきた観客動員数が今季初めて1万人を切ってしまうなど、最悪の1日となった。
ウリ ２−６ サムソン （大邱）
（勝）ペ・ヨンス ６勝５敗 （敗）マ・イリョン ８勝６敗
（本塁打） ウリ ： イ・テックン １０号 サムソン ： パク・ソンミン １０号
ウリは1回表サムソンの先発ペ・ヨンスから3番イ・テックンの本塁打で1点を先制したが、サムソンはその裏ウリの先発マ・イリョンから4番パク・ソンミンの3ランで逆転した。ウリは5回表イ・テックンの犠牲フライで1点を返したが、サムソンはその裏5番チェ・ヒョンウ、7番チェ・テインのタイムリーで3点を追加し、マ・イリョンをノックアウトした。ペ・ヨンスは5回でマウンドを降りると、6回以降はクォン・ヒョク、チョン・ヒョヌク、守護神オ・スンファンの継投で相手に反撃を許さず、6位サムソンが4連敗から脱出した。
逆転3ランを打ったパク・ソンミンは今季4番に定着し、自身初の2ケタ本塁打を記録し、チェ・ヒョンウ、チェ・テインなどが成長し若返りを進めるサムソン打線の中心になりつつある。ペ・ヨンスは8球団でも最も苦しい先発陣の中で、先発として最低限の仕事を果たし今後に希望をつなげた。ウリは今季ここまで安定した投球を見せていたマ・イリョンが5回途中6失点でノックアウトされたのが最大の誤算だった。
(決勝逆転3ランを打ったパク・ソンミン。)
