DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

  9年ぶりのトレード成立  イ・ソンヨル、イ・ジェヨンなど2対2のトレード

 トゥサンとLGは3日、2対2のトレード成立を発表した。トゥサンからはイ・ジェヨン投手(28)、キム・ヨンウィ内野手(22)、LGからはチェ・スンファン捕手(30)、イ・ソンヨル外野手(23)がトレードされた。同じ蚕室野球場を本拠地とするライバル球団同士だけあって、1999年以来9年ぶりのトレードとなった。なおこの際はトゥサンの選手2人に対して、LG側は金銭で応じたため、選手同士のトレードとしては1990年以来18年ぶりとなった。
 イ・ジェヨンは大学卒業後2002年にトゥサンへ入団し、1年目から67試合に登板し、その後3年間中継ぎの柱として活躍した。2005年以降兵役に就き、今季開幕前に復帰したがかつての力を取り戻すことができず、先発として起用されたが結果を残せなかった。チーム防御率が最下位のLGとしては、投手陣の補強が急務でありイ・ジェヨンに白羽の矢が立った。プロ5年間の通算成績は205試合に登板、20勝17敗10S、防御率3.35。
 キム・ヨンウィは今季大学卒業後トゥサンへ入団した新人であったが、1軍でヒット1本も打てないままトレードされた。

 チェ・スンファンは大学卒業後2000年LGへ入団し、ここ数年は正捕手チョ・インソンの控え捕手として時々試合に出場していた。トゥサンは正捕手チェ・サンビョン以外の捕手が負傷などにより層が薄く、捕手の獲得が急務となっていた。今季2006年限りで引退したキム・ジョンミン捕手が現役に復帰し、チェ・スンファンの出番はなくなっていた。プロ5年間の通算成績は78試合に出場、打率.250、2本塁打、9打点。
 イ・ソンヨルは高校卒業後2003年にLGへ入団し、2005年は9本塁打を記録するなど、左の大砲として活躍が期待されたが伸び悩んでしまった。トゥサンはキム・ドンジュ、コ・ヨンミンなど力のある右打者が多く、イ・ソンヨルは左不足の打線の穴を埋める活躍が期待される。イ・ソンヨルはトゥサンの遠征先の釜山へ向かい、3日のLG戦に6番でスタメン出場した。プロ6年間の通算成績は265試合に出場、打率.228、12本塁打、64打点、13盗塁。
 
(文責 : ふるりん