トゥサンとLGは3日、2対2のトレード成立を発表した。トゥサンからはイ・ジェヨン投手(28)、キム・ヨンウィ内野手(22)、LGからはチェ・スンファン捕手(30)、イ・ソンヨル外野手(23)がトレードされた。同じ蚕室野球場を本拠地とするライバル球団同士だけあって、1999年以来9年ぶりのトレードとなった。なおこの際はトゥサンの選手2人に対して、LG側は金銭で応じたため、選手同士のトレードとしては1990年以来18年ぶりとなった。
イ・ジェヨンは大学卒業後2002年にトゥサンへ入団し、1年目から67試合に登板し、その後3年間中継ぎの柱として活躍した。2005年以降兵役に就き、今季開幕前に復帰したがかつての力を取り戻すことができず、先発として起用されたが結果を残せなかった。チーム防御率が最下位のLGとしては、投手陣の補強が急務でありイ・ジェヨンに白羽の矢が立った。プロ5年間の通算成績は205試合に登板、20勝17敗10S、防御率3.35。
キム・ヨンウィは今季大学卒業後トゥサンへ入団した新人であったが、1軍でヒット1本も打てないままトレードされた。
チェ・スンファンは大学卒業後2000年LGへ入団し、ここ数年は正捕手チョ・インソンの控え捕手として時々試合に出場していた。トゥサンは正捕手チェ・サンビョン以外の捕手が負傷などにより層が薄く、捕手の獲得が急務となっていた。今季2006年限りで引退したキム・ジョンミン捕手が現役に復帰し、チェ・スンファンの出番はなくなっていた。プロ5年間の通算成績は78試合に出場、打率.250、2本塁打、9打点。
イ・ソンヨルは高校卒業後2003年にLGへ入団し、2005年は9本塁打を記録するなど、左の大砲として活躍が期待されたが伸び悩んでしまった。トゥサンはキム・ドンジュ、コ・ヨンミンなど力のある右打者が多く、イ・ソンヨルは左不足の打線の穴を埋める活躍が期待される。イ・ソンヨルはトゥサンの遠征先の釜山へ向かい、3日のLG戦に6番でスタメン出場した。プロ6年間の通算成績は265試合に出場、打率.228、12本塁打、64打点、13盗塁。
(文責 : ふるりん)