SK 10−9 ウリ (済州)
(勝)チョ・ヨンミン 2勝 (セーブ)チョン・ウラム 3勝1敗2S (敗)キム・ヨンミン 1敗
(本塁打) SK : チョン・グヌ 2号 ウリ : ブランボー 8号、ソン・ジマン 5号
ウリは本拠地のソウル・木洞(モクトン)野球場が高校野球の全国大会で当分使用できないため、20日から25日までどの球団の本拠地でもない済州(チェジュ)島で主催試合6連戦を行うこととなった。1回裏SKの先発キム・グァンヒョンから3番ブランボー(元オリックス)の2ランで先制したが、SKは3回表ウリの先発キム・スギョンから5番イ・ホジュン、6番パク・キョンワンのタイムリー、代打キム・ジェヒョンの押し出しの四球で3−2と逆転した。ウリはその裏キム・グァンヒョンの暴投と5番カン・グィテのタイムリーで4−3と逆転すると、4回裏SKの2番手キム・ウォンヒョンから4番チョン・ソンフンのタイムリーや相手のエラーで2点を追加した。
SKは6回表ウリの3番手チョ・ヨンフンから4番パク・チェホンのタイムリーで1点を返すと、7回表ウリの4番手シン・チョリンから1番チョン・グヌのタイムリーで6−6の同点に追いつき、代わったウリの5番手ノ・ファンスから3番イ・ジニョンの内野ゴロの間に逆転した。だがウリはその裏SKの4番手カ・ドゥギョムから途中出場の8番チョン・ジュンホのタイムリーで7−7の同点に追いついた。試合はその後ウリのキム・ヨンミン、SKのチョ・ヨンミンの好投で延長に突入する。
SKは11回表キム・ヨンミンからチャンスを作ると、代わったウリの抑えファン・ドゥソンからチョン・グヌの3ランで勝ち越した。ウリはその裏SKの7番手チョン・ウラムから代打ソン・ジマンの2ランで1点差に迫るが、何とかSKが逃げ切り、今季最長となった5時間13分の激闘を制した。両チーム合わせて30安打の乱打戦で、決勝3ランを打ったチョン・グヌは5打点と活躍。なお、この試合2安打を記録したイ・ジニョンは史上55人目の通算1000安打を達成。ウリではチョン・ソンフンが3安打2打点と活躍。
ハンファ 5−2 トゥサン (ソウル・蚕室)
(勝)アン・ヨンミョン 3勝1S (セーブ)トーマス 1勝3敗9S (敗)チョン・ジェフン 1敗8S
(本塁打) トゥサン : キム・ドンジュ 9号
トゥサンは1回裏ハンファの先発ソン・ジヌ(史上最多の通算205勝)から4番キム・ドンジュの犠牲フライで1点を先制し、先発キム・ミョンジェも何とか6回途中まで無失点で抑え、2番手イム・テフンに交代した。トゥサンは6回裏キム・ドンジュの本塁打で1点を追加しソン・ジヌをノックアウトし、8回表から中継ぎの柱イ・ジェウを投入し逃げ切りを図った。
だがハンファは9回表トゥサンの守護神チョン・ジェフンから3番クラークの犠牲フライで1点を返すと、代打ソン・グァンミンの2点タイムリーで逆転し、7番ハン・サンフンのタイムリーで2点を追加した。最後は新守護神トーマス(元北海道日本ハム)が抑え、3位ハンファが見事な逆転勝ちで2位トゥサンに0.5ゲーム差と迫った。8回裏途中から4番手として登板したアン・ヨンミョンが3勝目。トゥサンはイ・ジェウ、チョン・ジェフンの必勝リレーが崩れ、首位SKとのゲーム差が再び5.5に開いた。
ロッテ 2−3 キア (光州)
(勝)ユン・ソンミン 5勝3敗 (セーブ)ハン・ギジュ 1敗11S (敗)イ・ヨンフン 4敗
(本塁打) ロッテ : イ・デホ 8号
キアは1回裏ロッテの先発イ・ヨンフンの暴投や5番チェ・ギョンファン、6番チャ・イルモクのタイムリーで3点を先制した。ロッテは4回表キアの先発ユン・ソンミンから4番イ・デホの本塁打で1点、5回表5番カン・ミンホのタイムリーで1点を返した。キアはイ・ヨンフンから追加点を奪えず、ユン・ソンミンは6回2失点で降板し、7回以降ユ・ドンフン、守護神ハン・ギジュの継投で同点のピンチをしのぎ、7位キアが逃げ切り6位ウリとのゲーム差を0.5に縮めた。
3安打と活躍した1番イ・ジョンボム(元中日)は、1回裏第1打席でレフト前ヒットを打ち、先日のキム・ドンス(ウリ)に続き史上8人目となる通算1500安打を達成した。今季はここ2年の不振から立ち直り、5月以降は打撃好調で復活をアピールしている。一方ロッテはついに勝率が5割ちょうどに落ちてしまい、4月までの快進撃が過去のものとなってきた。1番チョン・スグン、8番チョン・ボミョンが3安打と活躍。
LG 1−0 サムソン (大邱)
(勝)チョン・チャンホン 3勝2敗 (セーブ)チョン・ジェボク 2勝2敗2S (敗)クォン・オウォン 1勝1敗
試合はLGの先発の高卒新人チョン・チャンホン、サムソンの先発ユン・ソンファンの投手戦となり、7回まで無得点が続いた。サムソンは7回から2番手としてクォン・ヒョクを登板させ抑えようとするが、最下位LGは8回表サムソンの3番手クォン・オウォンの送球ミスで1点を先制すると、8回裏からは2番手チョン・ジェボクを登板させ相手に反撃を許さず、虎の子の1点を守りきり3連勝となった。
高卒新人として苦しい投手陣の台所を支えてきたチョン・チャンホンは、7回無失点と好投し先発転向後初勝利。投手戦に敗れたサムソンはわずか4安打に抑えられ、勝率5割を切った。