トゥサン ８−３ ＳＫ （仁川・文鶴）
（勝）キム・ミョンジェ ４勝１敗 （敗）イ・ハンジン １敗１Ｓ
（本塁打） トゥサン ： キム・ドンジュ ６号 ＳＫ ： パク・キョンワン ３号、チョン・グヌ １号
ＳＫは1回裏、プロ初先発となったトゥサンの高卒新人チン・ヤゴプから4番パク・キョンワンの2ランで先制し、チン・ヤゴプはその後連打を浴び1回持たず2番手キム・ミョンジェと交代した。トゥサンは3回表ＳＫの先発チョン・ビョンドゥから3番コ・ヨンミンのタイムリーで1点を返すと、4回表ＳＫの2番手イ・ハンジンから8番チェ・サンビョンのタイムリーと相手のエラーで3−2と逆転した。トゥサンは6回表ＳＫの4番手カ・ドゥギョムから2番キム・ヒョンスの3点タイムリーでリードを広げた。
ＳＫは6回裏8番チョン・ギョンベの通算100号本塁打(史上51人目)で1点を返すが、トゥサンは9回表ＳＫの6番手チョ・ヨンミンから4番キム・ドンジュの3試合連続本塁打となる2ランでダメを押し、イ・ジェウ、キム・サンヒョンの継投で相手の反撃を断ち、ＳＫに連勝し最近3連勝でハンファ、ロッテを抜いて2位に浮上した。トゥサンは5月になり8連勝を含む10勝2敗と絶好調で、最近ビジターで8連勝と強さを見せ付けている。ロングリリーフで1回途中から7回までを1失点に抑えたキム・ミョンジェが4勝目。キム・ヒョンスが4安打3打点と活躍し首位打者(.362)の座を守った。ＳＫは得意の継投策が実らず、好調トゥサンの勢いを止められなかった。
(2位に浮上し意気が上がるトゥサンの選手たち。)
キア １０−３ ハンファ （大田）
（勝）ソン・ヨンミン ３勝１Ｓ （敗）ヤン・フン ３勝３敗
（本塁打） ハンファ ： キム・テギュン １１号
キアは2回表ハンファの先発ヤン・フンから6番イ・ヒョンゴンの犠牲フライで1点を先制し、先発ユン・ソンミンも好投を続けた。ハンファは6回裏4番キム・テギュンの3ランで逆転しユン・ソンミンをノックアウトした。キアは7回表8番チャ・イルモク、9番バルデスのタイムリーで5−3と逆転しヤン・フンをノックアウトすると、8回表ハンファの3番手チェ・ヨンピルからイ・ヒョンゴンのタイムリー、代わった4番手マ・ジョンギルからバルデスのタイムリーで4点を追加した。
キアは9回表ハンファの5番手クォン・ジュンホンから4番イ・ジェジュのタイムリーで1点を追加し、ハンファは9回裏キアの5番手チャン・ムンソクから1番イ・ヨンウの内野ゴロの間に1点を返したが反撃もここまでで、キアが打線の爆発で逆転勝ちした。6回途中から7回途中まで2番手として登板したソン・ヨンミンが3勝目。打線ではイ・ヒョンゴンが3打点、バルデスが4打点と活躍。終盤に大量失点し逆転負けしたハンファは、ＳＫに勝ったトゥサンに抜かれ3位に後退。
サムソン ５−３ ロッテ （馬山）
（勝）チョン・ヒョヌク ３勝２敗 （敗）キム・イリョプ １勝１敗
（本塁打） サムソン ： ヤン・ジュンヒョク ３号
ロッテは1回裏サムソンの先発ユン・ソンファンから5番ガルシア(元オリックス)のタイムリーで1点を先制した。サムソンは2回表ロッテの先発イ・ヨンフンから7番ヤン・ジュンヒョクの犠牲フライで同点とすると、5回表2番シン・ミョンチョルのタイムリーで2−1と逆転しイ・ヨンフンをノックアウトした。ユン・ソンファンは5回で降板すると、6回以降はアン・ジマン、クォン・オウォン、チャ・ウチャンの継投で何とかしのいだ。サムソンは9回表ロッテの4番手ナ・スンヒョンからヤン・ジュンヒョクの本塁打で1点を追加し、試合を決めたかに思われた。
だがロッテは9回裏サムソンの守護神オ・スンファンから6番カン・ミンホ、7番マ・ヘヨンのタイムリーで3−3の同点に追いつき、試合は延長に突入する。サムソンは12回表ロッテの6番手キム・イリョプから代打パク・チョンホのタイムリーで2点を勝ち越すと、最後は10回から登板していたチョン・ヒョヌクが抑え、5時間2分と今季最長試合となった激戦を制した。今季ひじの手術のリハビリから復活しつつあるかつての正二塁手パク・チョンホが決勝タイムリーを打った。9番キム・チャンヒィが3安打と活躍。ロッテは毎回のように走者を出しながら大量得点を奪えず、ＳＫに勝ったトゥサンに抜かれ4位に後退。
ウリ ４−０ ＬＧ （ソウル・蚕室）
（勝）キム・スギョン ２勝１敗 （セーブ）ファン・ドゥソン ３勝２敗２Ｓ （敗）チョン・チャンホン ２勝２敗
試合はウリの先発キム・スギョン、プロ初先発となったＬＧの高卒新人チョン・チャンホンの投手戦となった。ウリは7回表4番イ・スンヨンのタイムリーで1点を先制しチョン・チャンホンをノックアウトした。キム・スギョンは6回を無失点に抑えると、ウリは7回以降ノ・ファンス、シン・チョリンなどのリリーフ陣による継投策に出て、9回表ＬＧの2番手チョン・ジェボクから5番カン・ビョンシク、6番ファン・ジェギュンのタイムリーで3点を追加した。
最後は最近抑えに回ったファン・ドゥソンが締め、ウリが完封リレーでＬＧに連勝した。一方最下位ＬＧは6回まで無失点に抑えたチョン・チャンホンの好投にこたえることができず、本拠地・蚕室で8連敗といいところがなく、この日韓国に入国した新外国人打者ペタジーニ(元読売)に救世主としての期待をかけるしかない。
