トゥサン ５−３ ＳＫ （仁川・文鶴）
（勝）イム・テフン ３勝２敗１Ｓ （セーブ）チョン・ジェフン ８Ｓ （敗）キム・グァンヒョン ６勝２敗
（本塁打） トゥサン ： キム・ドンジュ ５号
この日の仁川は雨が強く、試合は2度にわたって中断した。ＳＫは3回裏トゥサンの先発クム・ミンチョルから1番パク・チェホン、2番パク・チェサンのタイムリーで2点を先制した。トゥサンは4回表ＳＫの先発キム・グァンヒョンから4番キム・ドンジュの2試合連続の本塁打で1点を返すと、続くチャンスでキム・グァンヒョンの3塁への悪送球により3−2と逆転した。だがＳＫもその裏捕手チェ・サンビョンの悪送球により同点に追いつく。
トゥサンは7回表途中出場の1番アン・ギョンヒョンのタイムリーで1点を勝ち越すと、代わったＳＫの2番手ユン・ギルヒョンから3番コ・ヨンミンのタイムリーで1点を追加した。その後イム・テフン、チョン・ジェフンの継投で相手の反撃を断ち、4位トゥサンが逆転勝ちし2位ハンファとのゲーム差0.5を守った。若きエースとなったキム・グァンヒョンは自らの失策もあり、連勝が6で止まった。1番パク・チェホンが3安打と活躍。
(7回表本塁に突入するアン・ギョンヒョン。)
キア ０−１ ハンファ （大田）
（勝）ソン・ジヌ ２勝２敗 （セーブ）トーマス １勝３敗７Ｓ （敗）イ・ボムソク １勝２敗
（本塁打） ハンファ ： イ・ボムホ ８号
ハンファは2回裏キアの先発イ・ボムソクから5番イ・ボムホの本塁打で1点を先制し、先発ソン・ジヌも好投を続け6回を無失点に抑えた。イ・ボムソクもその後追加点を許さなかったが、打線がハンファの2番手ユン・ギュジン、新守護神トーマス(元北海道日本ハム)に抑えられ、2位ハンファが完封勝ちしトゥサンに敗れた首位ＳＫとのゲーム差を6に縮めた。
42歳と現役最年長選手のソン・ジヌは、個人通算最多の205勝目を記録し、自身の持つ最年長勝利投手記録(42歳3ヶ月)を更新した。さらに史上初の通算2900投球回も達成した。わずか4安打に抑えられた好調キアは連勝が5で止まり、先日プロ初勝利をあげた4年目の22歳の若手イ・ボムソクは8回を1失点、被安打3、8奪三振と150kmを超える速球を武器に完投したが、残念ながらそれが報われることなかった。また、キアの元メジャーリーガーのチェ・ヒィソプは腰痛により2軍落ちし、当分試合に出場しない見込み。
(通算205勝目をあげた42歳のソン・ジヌ。)
サムソン １−４ ロッテ （馬山）
（勝）ソン・ミンハン ５勝 （セーブ）イム・ギョンワン １勝２敗６Ｓ （敗）オバミュラー ３勝３敗
（本塁打） サムソン ： パク・ソンミン ３号
開始1時間前から降った雨により、この試合は予定の18時半から約24分遅れて開始となり、1万人以上集まった準本拠地・馬山のロッテファンたちは熱狂的な声援をチームに送ることができた。ロッテは3回裏サムソンの先発オバミュラー(元オリックス)から9番パク・キヒョク、1番チョン・スグンのタイムリーで2点を先制した。サムソンは4回表ロッテの先発ソン・ミンハンから4番パク・ソンミンの本塁打で1点を返したが、ロッテはその裏7番マ・ヘヨンのタイムリーで1点を追加した。
ロッテは7回裏サムソンの先発クォン・オウォンからチョン・スグンのタイムリーで1点を追加し、最後はイム・ギョンワンが抑えロッテが馬山での今季最初の試合で快勝した。エースのソン・ミンハンは8回を1失点に抑え、自己最多となる1試合12奪三振と最高に近い内容で、今季負けなしの5連勝。投打ともにかみ合わない5位サムソンは、4位トゥサンとのゲーム差が3に開き、上位争いから後退し始めた。
ウリ ５−２ ＬＧ （ソウル・蚕室）
（勝）マ・イリョン ３勝３敗 （セーブ）ファン・ドゥソン ３勝２敗１Ｓ （敗）イ・スンホ １敗
ウリは4回表ＬＧの先発イ・スンホから8番カン・グィテのタイムリーで1点を先制すると、5回表ＬＧの2番手キョン・ホンホから4番ブランボー(元オリックス)のタイムリーで1点、6回表5番カン・ジョンホのタイムリーなどで2点を追加した。ウリの先発マ・イリョンは7回途中まで無失点と好投した。ＬＧは8回裏ウリの3番手イ・ヒョンスンから代打パク・ヨンテクのタイムリーで1点を返すと、代わったウリの4番手ファン・ドゥソンから4番チョ・インソンの犠牲フライで2点差に迫る。
ウリは9回表ＬＧの5番手キム・ミンギから9番チョン・ジュンホの犠牲フライで1点を追加し、最後は抑えを任されることになったファン・ドゥソンが相手の反撃を断ち、連敗を6で止めた。打線では正捕手になりつつあるカン・グィテが3安打1打点と活躍。11日のハンファ戦で連敗を9で止めた最下位ＬＧはあえなく敗れてしまい、勢いに乗ることができなかった。
