キア ３−４ ＳＫ （仁川・文鶴）
（勝）ソン・ウンボム ２勝１敗 （セーブ）チョン・デヒョン ２勝８Ｓ （敗）ユン・ソンミン ２勝３敗
キアは1回表ＳＫの先発イ・ハンジンから2番キム・ウォンソプ、3番チャン・ソンホのタイムリーで2点を先制し、イ・ハンジンは1アウトも取れず2番手ソン・ウンボムに代わった。キアはこの回ソン・ウンボムから5番チェ・ギョンファンの犠牲フライで1点を追加した。ＳＫは2回裏キアの先発ユン・ソンミンからチャンスを作ると相手のエラーで1点を返し、3回裏2番チョン・グヌのタイムリーなどで3−3の同点に追いつき、5回裏4番イ・ジニョンのタイムリーで1点を勝ち越し逆転した。
ソン・ウンボムは2回以降追加点を許さず6回を1失点と好投し、ＳＫは7回以降チョ・ウンチョン、チョン・ウラム、守護神チョン・デヒョンの継投で1点差を逃げ切り、6連勝で首位を独走している。さらにこの試合2万1000人以上の大観衆が集まった本拠地・文鶴野球場では11連勝を記録。1回表緊急登板したソン・ウンボムが好投し、イ・ジニョンが3安打1打点と活躍。対照的にキアは3連敗で最下位を独走し、ＳＫ戦は今季5連敗で未勝利。
(ロングリリーフで6回を1失点と好投したソン・ウンボム。)
サムソン １７−３ ロッテ （釜山・社稷）
（勝）チョン・ヒョヌク ２勝１敗 （敗）ソン・スンジュン ３勝２敗
（本塁打） サムソン ： チン・ガビョン ５号、シム・グァンス ２号
この試合も社稷野球場は、地元釜山のロッテファンたちで3試合連続3万人の満員の大観衆が集まった。サムソンは4回表ロッテの先発ソン・スンジュンから3番の新外国人クルーズ、5番チェ・ヒョンウのタイムリー、7番ソン・ジファンの犠牲フライで3点を先制し、5回表1番パク・ハニ、クルーズのタイムリーでソン・スンジュンをノックアウトした。さらにこの回代わったロッテの2番手チェ・ヒャンナムからチェ・ヒョンウ、ソン・ジファンのタイムリーなどで9−0と大きくリードを広げた。ロッテはその裏サムソンの先発チョン・ヒョヌクから8番ソン・グァンミンの内野ゴロの間に1点、6回裏4番イ・デホの内野ゴロの間に1点を返した。
終盤サムソン打線の勢いは加速し、7回表6番チン・ガビョンの2ランで11点目を奪い、その裏2番手チャ・ウチャンがロッテに9番パク・キヒョクのタイムリーで1点を返されるものの、8回表ロッテの3番手キム・イリョプから4番パク・ソンミンの犠牲フライ、チェ・ヒョンウのタイムリー、途中出場の6番シム・グァンホの3ランで5点を追加した。サムソンは9回表2番パク・チョンホの犠牲フライで1点を追加し、最後はチャ・ウチャンが抑え今季全球団最多の17得点でロッテに快勝した。
サムソンは主砲シム・ジョンスが2軍落ちし、不振のヤン・ジュンヒョクもスタメン落ちしたが、主軸のベテラン2人がいなくても打線が爆発し、最近の貧打がうそのようだった。パク・ハニが3安打1打点、チェ・ヒョンウが3安打3打点と活躍。一方2位ロッテは投手陣が崩壊し、打線もつながらず首位ＳＫとのゲーム差が5に開いた。
トゥサン ３−４ ハンファ （大田）
（勝）アン・ヨンミョン ２勝 （敗）イム・テフン １勝２敗
（本塁打） ハンファ ： クラーク ８号、キム・テギュン ７号
トゥサンは3回表ハンファの先発チョン・ミンチョル(元読売)から2番キム・ヒョンス、3番コ・ヨンミンのタイムリーで2点を先制したが、ハンファは4回裏サムソンの先発キム・ミョンジェから3番の新外国人クラークの本塁打王争いトップとなる2ランで同点とした。トゥサンは5回表キム・ヒョンスの2打席連続タイムリーで1点を勝ち越し、キム・ミョンジェも7回途中まで2失点と好投し、2番手イ・ジェウも相手に同点打を許さない。
ハンファは7回以降チェ・ヨンピル、アン・ヨンミョンの継投でトゥサンに追加点を許さず、ハンファは9回裏トゥサンの3番手イム・テフンから4番キム・テギュンの逆転2ランでサヨナラ勝ちし、好調を維持し2位ロッテと1ゲーム差に接近した。ハンファはトゥサンの10安打を下回る5安打しか打てなかったが、本塁打2本で鮮やかに逆転勝ちした。敗れたトゥサンでは、キム・ヒョンスが3安打2打点と打率4割を突破し、首位打者となっている。
ウリ ７−８ ＬＧ （ソウル・蚕室）
（勝）チョン・ジェボク ２勝１敗 （セーブ）ウ・ギュミン ２敗７Ｓ （敗）キム・ソンヒョン ２敗１Ｓ
（本塁打） ウリ ： カン・ジョンホ １号 ＬＧ ： パク・キョンス ２号
ＬＧは1回裏ウリの先発イ・ヒョンスンから2番パク・キョンスのタイムリーで1点を先制すると、この回代わった2番手キム・スギョンから7番キム・サンヒョン、8番アン・チマンのタイムリーで合計5点を奪う。ウリは2回表ＬＧの先発チェ・ウォンホから6番カン・ジョンホ、9番ユ・ジェシンのタイムリーで2点を返す。3回表3番ブランボー(元オリックス)のタイムリーでチェ・ウォンホをノックアウトすると、代わったＬＧの2番手キョン・ホンホからカン・ジョンホの3ランで6−5と逆転した。ウリは6回表ＬＧの3番手の高卒新人チョン・チャンホンからブランボーのタイムリーで1点を追加した。
ＬＧは8回裏ウリの4番手の高卒新人キム・ソンヒョンから代打キム・ヨンウ、アン・チマンのタイムリーで7−7の同点に追いつくと、代わったウリの5番手チョン・ジュンホからパク・キョンスのタイムリーで逆転した。最後は守護神ウ・ギュミンが抑え、ＬＧが乱打戦を制した。4番手で2回を無失点と好投したチョン・ジェボクが今季2勝目。これで7位ＬＧは5位ウリ、6位トゥサンと0.5ゲーム差に接近。ウリは先発全員安打の18安打を記録し、特にイ・スンヨン、ブランボー、カン・ジョンホは3安打と活躍したが、守護神不在で終盤に逆転される試合が続いている。
