キア ３−７ ロッテ （釜山・社稷）
（勝）ソン・ミンハン ２勝 （敗）ユン・ソンミン １勝２敗
（本塁打） キア ： チャン・ソンホ ２号
好調ロッテを見ようと、本拠地釜山・社稷(サジク)野球場には2万6000人以上の大観衆が集まった。キアは4回表ロッテの先発ソン・ミンハンから9番キム・ジョングクの犠打と1番イ・ヨンギュのタイムリーで2点を先制したが、ロッテはその裏キアの先発ユン・ソンミンから6番カン・ミンホ、8番チョ・ソンファンのタイムリーで3−2と逆転した。ロッテは6回裏カン・ミンホ、チョ・ソンファンの2打席連続タイムリーでユン・ソンミンをノックアウトすると、代わったキアの2番手ムン・ヒョンジョン、3番手チャン・ムンソクから1番チョン・スグンのタイムリー、3番パク・ヒョンスンへの押し出しの四球で7−2とリードを広げた。
ロッテはナ・スンヒョンなどのリリーフ陣が相手に反撃を許してこなかったが、キアは9回表ロッテの4番手カン・ヨンシクから3番チャン・ソンホの本塁打で1点を返したものの、反撃もここまででロッテが快勝しＳＫ、サムソンとの同率首位をキープした。6回2失点に抑えたエースのソン・ミンハンは今季2勝目。打線では今季兵役から復帰したチョ・ソンファンが3安打3打点と活躍。キアはチャン・ソンホが3安打と活躍したが、ロッテより打線がつながらなかった。
サムソン ８−６ ハンファ （大田）
（勝）アン・ジマン １勝 （セーブ）オ・スンファン ５Ｓ （敗）ユ・ウォンサン １勝１敗
（本塁打） サムソン ： シム・ジョンス ３号、チン・ガビョン ３号 ハンファ ： キム・テギュン ３号
サムソンは1回表ハンファの先発ユ・ウォンサンから4番シム・ジョンスの3ランで先制する。ハンファは4回裏サムソンの先発チョン・ビョンホから4番キム・テギュンの2ラン、6番キム・テワンのタイムリーで3−3の同点に追いついた。サムソンは5回表8番チン・ガビョンの本塁打で1点を勝ち越すが、ハンファもその裏サムソンの2番手アン・ジマンから2番イ・ヨンウのタイムリーで再び同点に追いつく。サムソンは6回表6番パク・チンマン、7番パク・ソンミンのタイムリーなどで3点を勝ち越しユ・ウォンサンをノックアウトすると、代わったハンファの2番手ユン・ギュジンからチン・ガビョンのタイムリーで8−4とリードを広げた。
ハンファは6回裏サムソンの2番手チョン・ヒョヌクから代打イ・ドヒョンのタイムリーで1点、8回裏サムソンの守護神オ・スンファンから9番キム・ミンジェのタイムリーで1点を返すが、最後はオ・スンファンが抑えサムソンが打撃戦を制し、ＳＫ、ロッテとの同率首位を守った。主砲シム・ジョンスが先制3ランを含む2安打と活躍。ハンファは投手陣が打たれ3連敗で最下位からなかなか脱出できない。
ＳＫ ６−４ ウリ （ソウル・木洞）
（勝）キム・ウォンヒョン １勝 （セーブ）チョ・ウンチョン ２Ｓ （敗）ソン・シニョン １敗２Ｓ
（本塁打） ＳＫ ： イ・ジニョン １号、チョン・サンホ ２号 ウリ ： イ・テックン ３号、イ・スンヨン ２号
ウリは1回裏ＳＫの先発チェ・ビョンニョンから1番イ・テックンの先頭打者本塁打で1点を先制し、ＳＫは4回表ウリの先発チャン・ウォンサムから8番キム・ガンミンの内野ゴロの間に同点に追いついた。ウリは7回裏ＳＫの3番手ソン・ウンボムから4番ブランボー(元オリックス)のタイムリーで2点を勝ち越すと、8回裏6番イ・スンヨンの本塁打で1点を追加した。ＳＫは9回表ウリの4番手ソン・シニョンから代打イ・ジニョンの3ランで4−4の同点に追いつき、試合は延長戦に突入する。
今季から原則として延長戦は決着がつくまで行われることとなり、2007年までなら延長12回を終えても決着がつかなかった場合は引き分けとなったが、この試合は延長15回までだった2002年10月のサムソン−キア戦以来5年半ぶりに延長13回へと突入した。ＳＫは13回表ソン・シニョンからチョン・サンホが開幕戦に続く代打本塁打となる2ランを放つと、その裏の攻撃をチョ・ウンチョンがランナーを出しながらも抑え、4時間54分にもわたった延長戦を制し7連勝でサムソン、ロッテとの同率首位を守った。
延長10回から12回まで無失点と好投したキム・ウォンヒョンが今季初勝利。チョン・サンホは開幕戦での代打サヨナラ本塁打に続く勝利に貢献する働きを見せた。ウリはＳＫの9安打を上回る13安打を記録し、イ・テックン、ブランボーが3安打と活躍したが、打線がつながらず同率首位を守れなかった。
ＬＧ ３−８ トゥサン （ソウル・蚕室）
（勝）イ・スンハク １勝１敗 （敗）チェ・ウォンホ １敗
（本塁打） ＬＧ ： キム・サンヒョン １号 トゥサン ： コ・ヨンミン ２号、キム・ドンジュ ２号
蚕室野球場を本拠地とするライバル同士の今季初対決は、ＬＧが1回表トゥサンの先発イ・スンハクから3番パク・ヨンテクのタイムリーで1点を先制した。トゥサンはその裏ＬＧの先発チェ・ウォンホから2番キム・ヒョンスのタイムリーで同点とすると、2回裏3番コ・ヨンミンの3ラン、4番キム・ドンジュのソロと2者連続本塁打で5−1と逆転した。先発イ・スンハクは7回を1失点に抑えると、トゥサンは6回裏ＬＧの2番手イ・スンホからキム・ヒョンスのタイムリーで1点、8回裏ＬＧの3番手キム・ミンギからキム・ヒョンスのタイムリーなどで2点を追加した。
ＬＧは9回表トゥサンの2番手イ・ヘェチョンから8番キム・サンヒョンの2ランで反撃するが、これ以上点数をあげられずトゥサンが余裕で逃げ切り、3連勝を決めた。韓国2年目を迎えたイ・スンハクは、7回を1失点に抑え今季初勝利。トゥサンは1番イ・ジョンウクが3安打、キム・ヒョンスが5安打3打点と大活躍した。一方ＬＧは3連敗で最下位から抜け出せず、特に打線に元気がない。
