LG−ロッテ(釜山・社稷)は雨天中止。
SK 1−3 キア (光州)
(勝)クァク・チョンチョル 1勝1S (セーブ)ハン・ギジュ 1S (敗)クビアン 1勝1敗
キアの先発ソン・ヨンミンは2回を無失点に抑えた。SKは3回表キアの2番手チャン・ムンソクから2番イ・ジニョンのタイムリーで1点を先制した。キアは4回までSKの先発の新外国人クビアン(元阪神)に抑えられていたが、5回裏9番の高卒新人キム・ソンビンの2点タイムリーで逆転すると、この回2番イ・ジョンボム(元中日)のタイムリーで1点を追加しクビアンをノックアウトした。SKはこのあとキム・ウォンヒョン、イ・ヨンウク、カ・ドゥギョムなどのリリーフ陣ががんばり追加点を与えなかったが、キアのクァク・チョンチョル、パク・チョンギュ、オ・ジュンヒョンなどのリリーフ陣がSKに得点を許さない。
最後は北京五輪世界最終予選に出場した守護神ハン・ギジュが抑え、2007年の最下位キアが3連勝で示範競技首位に立った。身長164cmしかない高卒新人キム・ソンビンがこの試合でもショートのスタメンで攻守に活躍し、大卒新人ながら4番を打つナ・ジワンと共にチームの好調を支えている。キム・ソンビンはショートのレギュラーが予定されていた新外国人バルデスから、開幕スタメンの座を奪う勢いである。対照的にキアに連敗した2007年の王者SKは、リリーフ陣の失点は少ないが打線に元気がなく示範競技は不調である。
[期待の高卒新人キム・ソンビン。]
サムソン 0−4 トゥサン (ソウル・蚕室)
(勝)キム・ミョンジェ 1勝 (敗)チョン・ヒョヌク 2敗1S
トゥサンは1回裏サムソンの先発チョン・ヒョヌクから4番キム・ヒョンス、6番ユ・ジェウンのタイムリーで3点を先制した。チョン・ヒョヌクはその後立ち直り4回を3失点に抑えたが、トゥサンの先発キム・ミョンジェは5回を無失点に抑えた。サムソンは北京五輪世界最終予選に出場したクォン・ヒョク、兵役から復帰したチョ・ジンホなどが好投するが、トゥサンも期待の高卒新人チン・ヤゴプ、新人王イム・テフン、大卒新人コ・チャンソンなどが相手に得点を許さない。
トゥサンは8回裏サムソンの7番手ペク・チョンヒョンから代打チェ・ジュファンが押し出しの四球を選び1点を追加すると、最後は守護神チョン・ジェフンが抑え完封勝ちした。先発として安定した投球を見せたキム・ミョンジェは、開幕ローテーション入りを確実にし、エース候補としてプロ4年目の飛躍が期待される。サムソンは北京五輪世界最終予選に出場したパク・チンマン、キアから移籍したソン・ジファンが2安打ずつを記録したが、それ以外の選手がわずか1安打と打線に元気がなかった。
[先発で5回無失点と好投したキム・ミョンジェ。]
ウリ 3−8 ハンファ (大田)
(勝)ユ・ウォンサン 1勝1敗 (敗)チャン・ウォンサム 1敗
(本塁打) ハンファ : キム・テギュン 3,4号、イ・ボムホ 2号、クラーク 3号
ハンファは2回裏ウリの先発チャン・ウォンサムから4番キム・テギュンの本塁打で1点を先制すると、4回裏キム・テギュンの2打席連続本塁打で1点を追加した。5回裏ウリの2番手パク・チュンスから7番イ・ボムホの本塁打、3番の新外国人クラークの本塁打などで4点を追加し、6−0とリードを広げた。ウリは6回表ハンファの先発ユ・ウォンサンから6番ファン・ジェギュンのタイムリーで1点を返した。
ウリは7回表ハンファの2番手キム・ヒョンミン、3番手ムン・ヨンミンから2番チョン・ジュンホ、途中出場のチャン・ギヨンのタイムリーで2点を返したが、8回裏ウリの3番手ファン・ドゥソンから相手のエラーなどもあり2点を追加した。最後はアン・ヨンミョンが抑え、ハンファが4本塁打を含む13安打と打線の爆発で快勝した。特に2本塁打のキム・テギュンは4番の座を不動にした。新球団ウリは北京五輪世界最終予選に出場したチャン・ウォンサム、ファン・ドゥソンが登板したが本調子とは程遠く、打線もつながらずと他球団と比べ準備不足の感が否めず、示範協議では19日現在最下位となっている。