SK 9−2 ハンファ (大田)
(勝)カ・ドゥギョム 1勝 (敗)ユン・ギュジン 1敗
(本塁打) SK : ナ・ジュファン 1号、パク・チョングォン 1号 ハンファ : クラーク 1号
SKは2回表ハンファの先発ユン・ギュジンから9番ナ・ジュファンの満塁本塁打で4点を先制し、3回表5番イ・ジェウォンのタイムリーで1点を追加した。ハンファは3回裏SKの先発チェ・ビョンニョンから3番の新外国人クラークの2ランで反撃した。SKは5回表ハンファの3番手チョン・デフンから6番パク・チェホンのタイムリーで1点、7回表ハンファの4番手ソン・チャンシクから途中出場の5番パク・チョングォンの2ランで2点、9回表ハンファの5番手チェ・ジンホからパク・チョングォンの犠牲フライで1点と、小刻みに得点を重ねた。
SKは4回以降カ・ドゥギョム、チョ・ヨンミン、チェ・サンドク、キム・ウォンヒョンの継投で相手に得点を許さず、12安打9打点と打線の爆発で3連敗後2連勝と調子を上げてきた。内野のレギュラーを狙うイ・ジェウォンが3安打1打点、パク・チョングォンが2ランを含む3打点、チョン・サンホが2安打と若手の活躍も目立った。ハンファではレギュラー復帰を狙うベテランのイ・ドヒョンが4安打と活躍した。
LG 2−4 トゥサン (ソウル・蚕室)
(勝)ラス 1勝1敗 (セーブ)チョン・ジェフン 1S (敗)オクスプリング 2敗
今季初の蚕室(チャムシル)野球場での示範競技は、天候に恵まれ、同球場を本拠地とするライバル同士の対決ということもあり、示範競技としては異例の3000名程度の観客が集まった。トゥサンは1回裏LGの先発オクスプリング(元阪神)から3番チェ・サンビョンのタイムリーで1点を先制し、4回裏9番の大卒新人キム・ヨンウィのタイムリーで1点を追加した。LGは5回表トゥサンの先発の新外国人ラス(元東北楽天)から8番パク・キョンスの2塁打でチャンスを作ると、相手のエラーもあり2−2の同点に追いつく。
トゥサンは5回裏LGの2番手キム・ジェヒョン、3番手の高卒新人イ・ボムジュンから4番キム・ヒョンスのタイムリー、7番イ・デスの犠牲フライで2点を勝ち越した。6回以降はイ・ジェヨン、イ・ヘェチョン、イ・ジェウ、チョン・ジェフンの継投で相手に得点を許さず、トゥサンがライバルLGに今季初勝利をあげた。4年ぶりにトゥサンへ復帰したラスは、5回2失点と合格点の内容だった。期待の大卒新人キム・ヨンウィが3安打1打点と活躍。LGはわずか4安打に抑えられ、投打ともに見所が少なかった。
サムソン 8−8 ウリ (ソウル・木洞)
(本塁打) サムソン : チェ・ヒョンウ 1号 ウリ : チョン・グンピョ 1号
サムソンは1回表ウリの先発ソン・シニョンから相手のエラーもあり1点を先制し、3回表ウリの2番手の高卒新人ミン・ソンギから8番ヒョン・ジェユン、9番キム・ジェゴルのタイムリーで4点を追加し、5−0でリードと一方的展開になるかと思われた。ウリは4回裏サムソンの先発ユン・ソンファンから5番オ・ユンの内野ゴロの間に1点を返すと、6回裏サムソンの4番手キム・ムンスの暴投や押し出しの四球、6番カン・ジョンホのタイムリーで5−5の同点に追いついた。
サムソンは8回表ウリの6番手キム・ソンヒョンから代打チェ・ヒョンウの3ランで勝ち越したが、ウリは9回裏サムソンの6番手の高卒新人チェ・ウォンジェから途中出場の3番チョン・スソンのタイムリー、4番チョン・グンピョの2ランで8−8の同点に追いつき、試合はこのまま引き分けとなった。サムソンでは新外国人クルーズ、兵役から復帰したヒョン・ジェユンが2安打、チェ・ヒョンウが代打で3ランなど活躍を見せた。
[8回表代打で3ランを打ったチェ・ヒョンウ。]
ロッテ 4−2 キア (光州)
(勝)カン・ヨンシク 1勝 (セーブ)イム・ギョンワン 1S (敗)パク・チョンギュ 1敗
(本塁打) キア : ナ・ジワン 1号、チェ・ヒィソプ 1号
キアは2回裏ロッテの先発チェ・ヒャンナムから4番の大卒新人ナ・ジワン、5番チェ・ヒィソプの連続本塁打で2点を先制した。ロッテは5回表キアの先発の新外国人リマから2番イ・ウォンソクの内野ゴロの間に1点を返した。ロッテは8回表キアの3番手パク・チョンギュから逆転のチャンスを作ると、代わった4番手オ・ジュンヒョンから6番パク・チョンユンのタイムリーで3−2と逆転した。
ロッテは9回表3番ソン・グァンミンのタイムリーで1点を追加すると、最後はイム・ギョンワンが抑え逆転勝ちした。キアでは新外国人リマが6回を1失点と好投し、先発ローテーション入りを確実にした。キャンプでの体調不良で出遅れていたメジャー帰りの長距離砲チェ・ヒィソプも、この試合で今季第1号本塁打が出るなど、調子は上向きである。ロッテではこれまで中継ぎとして活躍してきたイム・ギョンワンが示範競技4試合にリリーフ登板して無失点と、抑え候補に名乗りをあげている。
(文責:ふるりん)