北京五輪世界最終予選(3月7−14日、台湾)に出場する韓国代表チームが20日、海外キャンプ中だった各球団の代表候補選手たちが帰国してソウル市内のホテルに召集され、オリエンテーリングなどが行われ記者会見も開かれた。1月に発表された代表候補36名からは、キャンプ中の負傷などを理由にソ・ジェウン投手、イ・ヒョンゴン内野手、チェ・ヒィソプ内野手(以上キア)の3名が選外となった。
また20日にはオ・スンファン(サムソン)がひじ痛によりキャンプでも投球練習ができないでいたため、代表から選外となり、代役には2007年の新人王イム・テフン(トゥサン)が選ばれた。オ・スンファンはアジア地区予選直前でもひじ痛のため、最終エントリー24名から漏れている。
これで合計33名の選手が台湾でのキャンプに参加することとなった。すでにチョン・グヌ(ＳＫ)など5名の選手が先発隊として台湾入りしている。主将にはチン・ガビョン(サムソン)が選ばれた。
投手(14名)：
チョン・デヒョン、キム・グァンヒョン(以上ＳＫ)、イム・テフン、キム・ソヌ(以上トゥサン)、アン・ヨンミョン、リュ・ヒョンジン(以上ハンファ)、クォン・ヒョク(サムソン)、ウ・ギュミン(ＬＧ)、ファン・ドゥソン、チョ・ヨンフン、チャン・ウォンサム(以上現代)、ソン・ミンハン、チャン・ウォンジュン(以上ロッテ)、ハン・ギジュ(キア)
捕手(4名)：
チン・ガビョン(サムソン)、チョ・インソン(ＬＧ)、カン・ミンホ(ロッテ)、キム・サンフン(キア)
内野手(8名)：
チョン・グヌ(ＳＫ)、コ・ヨンミン(トゥサン)、パク・チンマン(サムソン)、チョン・ソンフン(現代)、イ・デホ(ロッテ)、ソン・シホン(尚武)、イ・スンヨプ(読売)、キム・ドンジュ(前トゥサン)
外野手(7名)：
イ・ジニョン(ＳＫ)、イ・ジョンウク、ミン・ビョンホン(以上トゥサン)、イ・デヒョン(ＬＧ)、イ・テックン(現代)、キム・ジュチャン(ロッテ)、イ・ヨンギュ(キア)
先発要員として期待されていた元メジャーリーガーのソ・ジェウンが負傷により代表落ちし、チョン・デヒョン(ＳＫ)、オ・スンファン、パク・チンマン(以上サムソン)など主力としての活躍が期待される選手たちが、キャンプ中の故障などで最終予選への出場が微妙であるが、必要な戦力であるとして召集された。故障者が続出している代表チームであるが、2007年12月のアジア地区予選には指の手術のため出場できなかった主砲イ・スンヨプ(読売)もリハビリを終え、今回は代表に合流し自身最後となる可能性が高いオリンピック出場に意欲を見せた。
キム・ギョンムン監督(トゥサン)率いる韓国代表は22日に台湾へ出発し、現地でキャンプ中の檀国(タングク)大学、中信、興農などの台湾プロ野球のチームと練習試合を行う。世界最終予選は8チームが参加し、総当りのリーグ戦で上位3位以内に入れれば北京五輪に出場できる。
