SKは14日、新外国人選手ダーウィン・クビアン投手(35)と契約金10万ドル(約1090万円)、年俸20万ドル(約2180万円)の総額30万ドル(約3260万円)で契約した。また2007年に入団し韓国シリーズ初優勝に貢献した外国人選手マイク・ロマノ(元広島、35)は退団することとなった。
ベネズエラ出身のダーウィンは2000年ブルージェイズで初めてメジャーリーグに昇格し、その後レンジャース、エクスポズ、オリオールズなどに移籍したがメジャーリーグに定着できなかった。メジャーリーグ通算成績は3年間で56試合に登板、1勝0敗、防御率6.85。2005年から2007年まで日本プロ野球・阪神に在籍し、主に右の中継ぎとして活躍、3年間で88試合に登板、3勝5敗2S、防御率3.76。
在日韓国人のキム・ソングン監督は日本の野球事情に詳しく、韓国でも通用すると考えダーウィン獲得にいたったと見られる。SKは当初、2007年に活躍したレイボーン(元広島)、ロマノの両外国人選手と再契約を結ぶ予定だった。だがロマノは激情的な性格で、シーズン中不振に陥り2軍落ちした時や、アジアシリーズで格下のチャイナスターズ戦に先発を命じられた時など、強い不満を訴えていた。そういったことも重なりロマノとの再契約交渉が難航したため、ダーウィンと契約することとなった。ロマノのSKでの成績(2007年)は、32試合に登板、12勝4敗、防御率3.69。SKはレイボーンと近日中に再契約を結ぶ方向で交渉中。