DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

  チュ・ヒョングァン現役引退、千葉ロッテでコーチ研修  イ・サンモク、自由契約に

 ロッテは先日、今季限りで現役引退を決めたチュ・ヒョングァン投手(31)に姉妹球団である日本プロ野球千葉ロッテでのコーチ研修を受けるよう提案し、承諾されたと明らかにした。チュ・ヒョングァンは高校卒業後1994年ロッテへ入団し、左腕エースとして頭角を現し、新人の年に11勝をあげ、96年には自己最多の18勝を記録し最多勝最多奪三振(221個)の二冠に輝いた。
 だが2001年以降左ひじの故障もあり思うような活躍ができず、チームの連続最下位の低迷もあり2001年から03年まで3年連続未勝利に終わった。その後はかつての先発としてではなく中継ぎでの登板機会が多く、かつての球威を取り戻すことはできず、今季は44試合に登板、0勝2敗、防御率4.15の成績に終わった。現役14年間の通算成績は261試合に登板、87勝82敗9S、防御率3.83。千葉ロッテには2008年の春季キャンプから合流する。
 また、ロッテは2003年オフFAでハンファから移籍してきたイ・サンモク投手(37)と再契約しないことを決めた。イ・サンモクは2003年15勝をあげ、この年取得したFAでロッテへ移籍したが、4年の大型契約に見合う活躍ができず、2006年12勝したのが最高の成績だった。今季は11試合に登板、1勝4敗、防御率6.69と振るわない成績に終わった。
(文責:ふるりん)