ロッテは先日、今季限りで現役引退を決めたチュ・ヒョングァン投手(31)に姉妹球団である日本プロ野球・千葉ロッテでのコーチ研修を受けるよう提案し、承諾されたと明らかにした。チュ・ヒョングァンは高校卒業後1994年ロッテへ入団し、左腕エースとして頭角を現し、新人の年に11勝をあげ、96年には自己最多の18勝を記録し最多勝、最多奪三振(221個)の二冠に輝いた。
だが2001年以降左ひじの故障もあり思うような活躍ができず、チームの連続最下位の低迷もあり2001年から03年まで3年連続未勝利に終わった。その後はかつての先発としてではなく中継ぎでの登板機会が多く、かつての球威を取り戻すことはできず、今季は44試合に登板、0勝2敗、防御率4.15の成績に終わった。現役14年間の通算成績は261試合に登板、87勝82敗9S、防御率3.83。千葉ロッテには2008年の春季キャンプから合流する。
また、ロッテは2003年オフFAでハンファから移籍してきたイ・サンモク投手(37)と再契約しないことを決めた。イ・サンモクは2003年15勝をあげ、この年取得したFAでロッテへ移籍したが、4年の大型契約に見合う活躍ができず、2006年12勝したのが最高の成績だった。今季は11試合に登板、1勝4敗、防御率6.69と振るわない成績に終わった。
(文責:ふるりん)