DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

  リオス(トゥサン)、今季18勝目  サムソン−LG、4時間59分延長12回の激闘の末引き分け

ハンファ 0−8 SK  (仁川・文鶴)
(勝)レイボーン 15勝6敗  (敗)セドリック 10勝12敗
本塁打) SK : キム・ジェヒョン 5号
 首位SKは4回裏、ハンファの先発セドリック(元東北楽天)から7番チョン・ギョンベ、9番パク・チェサン、1番チョン・グヌのタイムリーで3点を先制し、5回裏ハンファの2番手ヤン・フンから6番パク・チェホンへの押し出しの死球や暴投、パク・チェサンのタイムリーで4点を追加し試合を決めた。6回裏にはハンファの3番手ユ・ウォンサンから代打キム・ジェヒョンの本塁打で1点を追加した。これでSKは年間チーム本塁打が球団史上初の100本に達した。
 SKの先発レイボーン(元広島)は好投し8回を無失点に抑えると、最後はロマノ(元広島)が抑え、ハンファに快勝した。レイボーンはチーム最多の今季15勝目。パク・チェサンが2安打3打点と活躍。4位ハンファはわずか1安打に抑えられ、連勝は6で止まり3位サムソンとのゲーム差が1ゲームに開いた。
 

トゥサン 6−4 ロッテ  (釜山・社稷
(勝)リオス 18勝5敗  (セーブ)チョン・ジェフン 4勝2敗22S  (敗)ソン・ミンハン 11勝10敗
本塁打) トゥサン : キム・ヒョンス 3号  ロッテ : カン・ミンホ 10号、イ・デホ 25号
 トゥサンは2回表ロッテの先発ソン・ミンハンから6番ホン・ソンフンのタイムリー、7番イ・デスの犠牲フライで2点を先制した。ロッテはその裏トゥサンの先発リオスから6番カン・ミンホの本塁打で1点を返した。トゥサンは4回表5番チェ・ジュンソクのタイムリーで1点を追加したが、ロッテはその裏2番イ・スンファのタイムリーで3−2と1点差を守った。だがトゥサンは5回表ソン・ミンハンからチェ・ジュンソクの2打席連続タイムリーで1点、6回表ロッテの3番手カン・ヨンシクから1点を追加しリードを広げた。
 ロッテは7回裏トゥサンの2番手キム・サンヒョンから4番イ・デホの2ランで5−4と再び1点差に迫ったが、トゥサンは9回表ロッテの5番手チョ・ジョンフンから2番キム・ヒョンスの本塁打で1点を追加し、最後は守護神チョン・ジェフンが抑えトゥサンが逃げ切った。リオスは7回途中3失点で降板したが、最多勝争いトップの18勝目をあげ、外国人投手初の20勝達成まであと2勝とした。打線では4番キム・ドンジュが4安打と活躍。ロッテは先発のエースのソン・ミンハンが不調で5回持たず降板したのが誤算だった。


サムソン 2−2 LG  (ソウル・蚕室)
 サムソンは2回表LGの先発オクスプリング(元阪神)からチャンスを作ると、9番シン・ミョンチョルの内野ゴロが悪送球され1点を先制する。LGは4回裏サムソンの先発ブラウン(元阪神)から6番ソン・インホの犠牲フライで同点に追いつくと、6回裏ソン・インホの2打席連続犠牲フライで2−1と逆転した。オクスプリングは7回途中まで1失点と、不安定な内容ながら何とか抑えた。
 サムソンは9回表LGの守護神ウ・ギュミンからエラーもあり満塁のチャンスを作ると、5番パク・チンマンの内野ゴロの間に2−2の同点に追いついた。試合はこの後延長戦となり、サムソンのアン・ジマン、守護神オ・スンファン、LGのイ・スンホ、キム・ミンギの好投もあり互いに得点を許さず、12回を終えても決着がつかなかったが、試合時刻が4時間59分となった熱戦は規定により引き分けとなった。3位サムソンはロッテに勝った2位トゥサンとのゲーム差が1.5に開いた。両チームともに不安定な内容だった両先発から大量得点を奪えなかったのが響いた。

[9回表同点に追い付き選手を出迎えるサムソンのベンチ。]