LG 5−13 SK (仁川・文鶴)
(勝)チェ・ビョンニョン 9勝6敗 (敗)イ・スンホ 2勝1敗
(本塁打) LG : イ・ジョンヨル 4号 SK : パク・チェホン 14号
LGは3回表SKの先発チェ・ビョンニョンから6番イ・ジョンヨルの2試合連続本塁打となる3ランで先制した。SKはその裏LGの先発イ・スンホから1番チョン・グヌ、2番キム・ガンミン、5番パク・チェホン、代打チョン・ギョンベのタイムリーで5−3と逆転し、イ・スンホをノックアウトした。SKは4回裏LGの2番手シム・スチャンからキム・ガンミンのタイムリー、5回裏8番チェ・ジョンのタイムリーで1点ずつを追加した。
SKは6回裏LGの3番手パク・ソクチンからパク・チェホンの3ランで、7回裏LGの4番手の高卒新人チェ・ジョンインから4番イ・ホジュン、6番パク・キョンワンのタイムリーで3点ずつを追加し、10点差を付けた。チェ・ビョンニョンは5回で降板したが、2番手カ・ドゥギョムが7回まで無失点に抑えた。LGはSKの3番手イ・ヨンウクから4番チェ・ドンス、代打チョン・ウィユンのタイムリーで2点を返したが、SKが大量リードを余裕で守りきり3連勝した。SK打線は19安打13得点と大爆発し、特にパク・チェホンは2002年の現代在籍時以来5年ぶりとなる5安打を記録し、1本塁打4打点と活躍し史上7人目となる個人通算900打点も達成した。キム・ガンミンも3安打2打点と活躍。LGも12安打を記録したが5点しか奪えず、投手陣が崩壊したのが響いた。
[5安打4打点と大活躍したパク・チェホン。]
現代 4−2 トゥサン (ソウル・蚕室)
(勝)ファン・ドゥソン 7勝6敗 (セーブ)チョ・ヨンフン 3勝5敗5S (敗)イ・スンハク 4勝1敗
(本塁打) 現代 : ブランボー 24号
現代は1回表トゥサンの先発イ・スンハクから4番ブランボー(元オリックス)の7月31日のロッテ戦以来15試合ぶりの本塁打となる24号2ランで先制したが、トゥサンはその裏現代の先発ファン・ドゥソンから1点を返すと、2回裏7番イ・デスのタイムリーで2−2の同点に追いついた。現代は5回表ブランボーの犠牲フライで1点を勝ち越すと、7回表トゥサンの3番手の高卒新人イム・テフンから途中出場の6番ユ・ハンジュンのタイムリーで1点を追加した。ファン・ドゥソンはプロ9年目にして自己最長となる7回と3分の2を2失点に抑えた。
現代は最近兵役から復帰したマ・イリョン、チョ・ヨンフンの継投でトゥサンに反撃を許さず勝利した。今季も中継ぎに先発に奮闘するファン・ドゥソンは7勝目。ブランボーが久しぶりに主砲らしい働きをし、1本塁打3打点と活躍。一方3回以降わずか2安打に抑えられた2位トゥサンは3連敗で、首位SKとのゲーム差が7.5に開いてしまった。
[プロ自己最長の7回と3分の2を好投したファン・ドゥソン。]
キア 1−2 サムソン (大邱)
(勝)ブラウン 10勝6敗 (セーブ)オ・スンファン 4勝2敗32S (敗)イ・ボムソク 3敗
(本塁打) サムソン : ヤン・ジュンヒョク 21号
サムソンは3回裏キアの先発イ・デジンから、3番ヤン・ジュンヒョクの7月13日の現代戦以来42日ぶりとなる本塁打で1点を先制した。故障を抱える33歳のベテランのイ・デジンは5回を1失点と好投した。キアは6回表サムソンの先発ブラウン(元阪神)から2番キム・ウォンソプのタイムリーで1−1の同点に追いついたが、サムソンはその裏キアの2番手イ・ボムソクから7番キム・チャンヒィのタイムリーで1点を勝ち越した。
3位サムソンは7回以降アン・ジマン、チョ・ヒョングン、守護神オ・スンファンの継投でこの1点のリードを守りきり、接戦を制し2位トゥサンが敗れたため0.5ゲーム差に迫った。ブラウンはチーム最多の今季10勝目で、2006年サムソン入団以来2年連続で2ケタ勝利を達成。オ・スンファンはセーブ王争いトップの32セーブ目。最下位キアは投手陣が失点を最小限に抑えても、打線がそれに応えられなかった。
ハンファ 5−3 ロッテ (釜山・社稷)
(勝)チェ・ヨンピル 4勝4敗2S (セーブ)ク・デソン 1勝6敗20S (敗)チェ・ヒャンナム 5勝10敗
(本塁打) ハンファ : クルーズ 20号 ロッテ : ペレス 3号
ハンファは1回表ロッテの先発チェ・ヒャンナムから3番クルーズの犠牲フライで1点を先制し、4回表1番コ・ドンジンのタイムリーで1点、5回表クルーズの本塁打で1点を追加しチェ・ヒャンナムは降板した。さらに5回表ハンファは代わった3番手イム・ギョンワンから、6番イ・ボムホのタイムリーで1点を追加し4−0とリードを広げた。ハンファの先発チェ・ヨンピルは不安定な投球ながら、相手の拙攻にも助けられ7回途中まで無失点に抑えた。
ロッテは8回裏ハンファの3番手アン・ヨンミョンから5番ペレス(元オリックス)の3ランで1点差とするが、ハンファは9回表ロッテの7番手ペ・ジャンホから9番キム・ミンジェのタイムリーで1点を追加した。最後は守護神ク・デソン(元オリックス)が抑え、ハンファが17安打5得点と拙攻を繰り返していたが、ロッテもそれにつきあう形で11安打3得点と拙攻を繰り返したため勝利し、連敗を3で止めた。ハンファは2006年から敵地釜山で対ロッテ戦12連勝と、相性の良さを発揮した。
ハンファではコ・ドンジンが5安打1打点、2番チョ・ウォヌが3安打1打点と活躍。最近アキレス腱の負傷で外野守備につかず打撃も不振だったクルーズも、20号本塁打を含む2打点と活躍。日本プロ野球、米国大リーグでも活躍したク・デソンは史上初めて韓国では1994年以来7年連続20セーブを達成。ロッテでは4番イ・デホ、9番パク・キヒョクが3安打ずつと活躍したが、打線のつながりが弱かった。