DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

   シム・ジョンス(サムソン)、本塁打王トップに並ぶ 

トゥサン−現代(水原)、キア−ハンファ(大田)は雨天中止。 
SK 3−0 LG  (ソウル・蚕室)
(勝)チェ・ビョンニョン 7勝6敗  (セーブ)チョ・ウンチョン 2勝3敗8S  (敗)オクスプリング 1勝2敗
 首位SKは4回表、LGの先発オクスプリング(元阪神)から7番チェ・ジョンのタイムリーで1点を先制し、6回表5番イ・ジニョン、チェ・ジョンのタイムリーで2点を追加した。SKの先発チェ・ビョンニョンは7回途中まで無失点と好投し、その後はカ・ドゥギョム、チョ・ウンチョンの継投で相手の反撃を断ち、完封リレーでSKが3連敗後連勝し、試合が雨天中止となった2位トゥサンとのゲーム差を5に広げた。
 チェ・ビョンニョンは7月23日に父が死去し、葬儀のためチームから離れていて最近調子が上がらず勝ち星から遠ざかっていたが、7月5日のサムソン戦以来の勝利投手となり、父の霊前にささげる1勝となった。若き大砲チェ・ジョンが2安打2打点と活躍。7月LGに入団したオクスプリングは好投しているが、打線の援護に恵まれずLGはこの試合もわずか5安打しか打てず、まだ1勝しかあげられていない。
  

サムソン 5−3 ロッテ  (釜山・社稷
(勝)ブラウン 9勝6敗  (セーブ)オ・スンファン 4勝3敗28S  (敗)ソン・スンジュン 2勝1敗
本塁打) サムソン : シム・ジョンス 22,23号  ロッテ : カン・ミンホ 9号
 サムソンは1回表ロッテの先発ソン・スンジュンから4番シム・ジョンスの3ランで先制するが、ロッテは2回裏サムソンの先発ブラウン(元阪神)から1番チョン・スグンのタイムリーで1点を返した。サムソンは4回表シム・ジョンスのこの試合2本目となる本塁打で1点を追加したが、ロッテもその裏8番カン・ミンホの本塁打、2番イ・イングのタイムリーで2点を返し、4−3と1点差に迫った。サムソンは6回表ロッテの2番手ペ・ジャンホから代打キム・ハンスのタイムリーで1点を追加した。
 3位サムソンは6回以降クォン・ヒョク、アン・ジマン、守護神オ・スンファンの継投でロッテの反撃を断ち、試合が雨天中止となった2位トゥサンとのゲーム差を1.5に縮めた。7月28日のキア戦以来11日ぶりの本塁打を打ち4打点と活躍したシム・ジョンスは、ブランボー(現代、元オリックス)と並び本塁打王争いトップタイに並んだ。なお74打点は打点王争い単独トップで二冠王となった。一方サムソンの先発ブラウンに5回で10安打を浴びせながら3点しか奪えなかったロッテは、投打ともにちぐはぐで4位争いから後退を続けている。

[本塁打、打点の二冠王になったシム・ジョンス。]