DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

   ロッテ、本塁打5本で快勝 

 今季のプロ野球の総観客動員が26日、300万人を突破した。373試合消化時点での達成は1996年以降では最速で、11年ぶりに観客動員400万人突破を目標としている。現在のペースだと公式戦終了時の観客動員数は約470万人となる。
現代 2−6 SK  (仁川・文鶴)
(勝)ソン・ウンボム 5勝  (セーブ)チョ・ウンチョン 2勝3敗6S  (敗)ファン・ドゥソン 6勝5敗
本塁打) SK : パク・キョンワン 10号、パク・チェサン 8号
 首位SKは5回裏現代の先発ファン・ドゥソンから、7番パク・キョンワン本塁打で1点を先制した。これでパク・キョンワン(捕手最多の通算275本塁打)は史上3人目となる14年連続2ケタ本塁打を達成。現代は6回表SKの先発ソン・ウンボムから4番ブランボー(元オリックス)のタイムリーで1−1の同点とするが、SKはその裏1番パク・チェサンの本塁打、4番イ・ホジュンのタイムリーでファン・ドゥソンをノックアウトし、代わった2番手パク・チュンスから5番パク・チェホンのタイムリーで4−1とリードした。
 現代は8回表SKの4番手チョ・ウンチョンからブランボーのタイムリーで1点を返すが、SKはその裏現代の4番手イ・ボグンから6番チョン・グヌのタイムリーで2点を追加した。最後はチョ・ウンチョンが抑え、SKが本拠地文鶴野球場での連敗を4で止めた。今季5勝目のソン・ウンボムは2006年からの連勝を6に伸ばした。敗れた現代では主砲ブランボーの2打点以外には2番キム・イルギョンが3安打と活躍。

[14年連続2ケタ本塁打を記録したパク・キョンワン。]
 

サムソン 8−6 トゥサン  (ソウル・蚕室)
(勝)ブラウン 8勝6敗  (セーブ)オ・スンファン 4勝2敗23S  (敗)ランデル 8勝4敗
本塁打) サムソン : パク・チンマン 7号、シム・ジョンス 20号、キム・チャンヒィ 2号
 サムソンは1回表トゥサンの先発ランデル(元読売)から5番パク・チンマンの3ランで先制する。トゥサンは4回裏サムソンの先発ブラウン(元阪神)からエラーもあり1点を返すが、サムソンは5回表4番シム・ジョンスの本塁打でランデルをノックアウトし、この回代わった2番手キム・スンフェから8番キム・チャンヒィの2ランで6−1とリードを広げた。さらにサムソンは6回表トゥサンの3番手ウォン・ヨンモクからパク・チンマンのタイムリーで2点を追加した。
 トゥサンは6回裏ブラウンから4番キム・ドンジュ、途中出場の6番チョン・ウォンソクのタイムリーで3点、8回裏サムソンの3番手イム・チャンヨンから3番コ・ヨンミンのタイムリーなどで2点を返したが、最後は守護神オ・スンファンが抑えサムソンが逃げ切った。オールスター戦後5勝1敗と好調なサムソンは、LGが敗れたため4位浮上。
 ブラウンがチーム最多の今季8勝目。オ・スンファンはセーブ王争い単独トップの23セーブ目。パク・チンマンが5打点と活躍し、2安打を記録した3番ヤン・ジュンヒョク(史上初の通算2000本安打を達成)は史上初となる15年連続の3ケタ安打を達成。敗れたトゥサンはハンファとゲーム差なしで並ばれ、3位に後退。キム・ドンジュが3安打と活躍。6月まで勝ち星を積み重ねてきたランデルが、故障もあり3連敗中と不振に陥っている。
   

LG 1−3 ハンファ  (大田)
(勝)セドリック 8勝8敗  (セーブ)ク・デソン 1勝4敗16S  (敗)パク・ミョンファン 9勝4敗
 ハンファは2回裏LGの先発パク・ミョンファンから8番シン・ギョンヒョン、9番キム・ミンジェのタイムリーで2点を先制し、5回裏2番コ・ドンジンのタイムリーで1点を追加した。ハンファの先発セドリック(元東北楽天)は6回まで無得点に抑えていたが、LGは7回表7番キム・サンヒョンのタイムリーで1点を返した。だがハンファはその後アン・ヨンミョン、ソン・ジヌ、守護神ク・デソン(元オリックス)の継投でLGに反撃を許さず、接戦を制した。
 トゥサンがサムソンに敗れたため、ハンファはトゥサンとゲーム差なしで並び7月12日以来14日ぶりに2位へ浮上。左腕セドリックが今季8勝目。LGはサムソンがトゥサンに勝ったため5位へ後退。なお、パク・ミョンファンは4回裏ハン・サンフンから三振を奪い、30歳1か月と史上最年少での通算1300奪三振を達成した。

[今季8勝目をあげたセドリック(元東北楽天)。]
 

ロッテ 8−1 キア  (光州)
(勝)ソン・スンジュン 2勝  (敗)スコービー 4勝6敗
本塁打) ロッテ : チョン・スグン 3,4号、イ・デホ 21号、カン・ミンホ 8号、パク・ヒョンスン 2号  キア : キム・サンフン 1号
7位ロッテは1回表最下位キアの先発スコービーから1番チョン・スグンの先頭打者本塁打、4番イ・デホの2ランで3点を先制し、2回表8番カン・ミンホの本塁打で1点、4回表チョン・スグンのこの試合2本目の本塁打で1点、5回表6番パク・ヒョンスンの2試合連続の本塁打で1点と、一発攻勢で追加点を奪っていく。キアは5回裏ロッテの先発ソン・スンジュンから8番キム・サンフンの本塁打で1点を返したが、ロッテは6回表キアの2番手ユン・ヒョンジンからイ・デホのタイムリーで2点を追加した。
 ソン・スンジュンは7回を1失点に抑え、ペ・ジャンホ、カブレラがキアに反撃を許さずロッテが5本塁打の一発攻勢で最下位攻防戦に連勝し、キアとのゲーム差を5.5に広げた。チョン・スグンは自身初の1試合2本塁打を含む4安打、史上48人目の100号本塁打を達成した手法イ・デホは4打点と活躍。今季2勝目をあげたソン・スンジュンは米国マイナーリーグ出身の実力を少しずつ発揮し始めた。一方キアは5本塁打で6失点したスコービーの乱調で試合にならなかった。