15日から8月14日まで1ヶ月間サマーリーグが行われ、公式戦とは別に優勝チームが決められる(7月14日の記事を参照)。なお、17日に釜山(プサン)・社稷(サジク)野球場で2007年オールスター戦が行われるため、公式戦は20日まで中断される。
トゥサン 3−2 SK (仁川・文鶴)
(勝)チョン・ジェフン 1勝1S (敗)チョン・デヒョン 2勝2敗20S
(本塁打) トゥサン : キム・ヒョンス 1号、キム・ドンジュ 16号 SK : パク・キョンワン 9号
トゥサンが連勝して迎えた首位攻防3連戦は、トゥサンが1回表SKの先発ソン・ウンボムからプロ2年目の2番キム・ヒョンスのプロ初本塁打で1点を先制した。SKは4回裏トゥサンの先発キム・サンヒョンから4番イ・ホジュンのタイムリーで1−1の同点に追いつく。トゥサンは6回表SKの3番手チェ・ビョンニョンから5番チェ・ジュンソクの犠牲フライで1点を勝ち越し、キム・サンヒョンも6回1失点と好投しリリーフ陣に後を託した。
3連敗だけは避けたいSKは8回裏、トゥサンの4番手の高卒新人イム・テフンから6番パク・キョンワンの本塁打で2−2の同点に追いつき、首位攻防戦にふさわしい熱戦はこのまま延長に突入した。SKは10回表から守護神チョン・デヒョンを投入し必勝体制をとるが、トゥサンは11回表チョン・デヒョンから4番キム・ドンジュの2試合連続となる本塁打で1点を勝ち越す。最後はチョン・ジェフン(背番号40)が抑え、トゥサンが最近3連勝、首位SK相手に5連勝としゲーム差を4に縮めた。
トゥサンはこれで今季のSKとの対戦成績を9勝6敗とし、首位SKの独走に歯止めをかけている。10回裏から登板した6番手チョン・ジェフン(背番号40)はプロ2年目にして初勝利。プロ初本塁打を記録したキム・ヒョンスも3安打と活躍。SK打線はトゥサンの継投策により7安打に抑えられてしまった。
ロッテ 4−8 ハンファ (大田)
(勝)ヤン・フン 5勝3敗2S (セーブ)ク・デソン 1勝3敗14S (敗)ソン・ミンハン 8勝7敗
(本塁打) ロッテ : イ・デホ 19,20号 ハンファ : イ・ドヒョン 4.5号、イ・ボムホ 16号
ハンファは2回裏ロッテの先発ソン・ミンハンから5番イ・ドヒョンの2ランで先制し、3回裏3番イ・ボムホの2ラン、イ・ドヒョンの2打席連続本塁打で3点を追加し、ソン・ミンハンを早くも降板させた。ロッテは4回表ハンファの先発ヤン・フンから4番イ・デホの2ランで反撃する。ヤン・フンは6回途中で降板すると、その後ハンファはソン・ジヌ、アン・ヨンミョンなどの継投でロッテ打線を抑えていく。
ハンファは8回裏ロッテの7番手キム・ジョンファンから8番シン・ギョンヒョン、1番ハン・サンフン、2番キム・ドンヨンのタイムリーで3点を追加した。ロッテは9回表ハンファの守護神ク・デソン(元オリックス)からイ・デホのこの試合2本目の2ランで反撃したが、ハンファが逃げ切り首位SKとのゲーム差を4.5に縮めた。
ハンファは主砲キム・テギュン、クルーズ、イ・ヨンウなどの主力選手が故障などで先発から外れたが、代役となった高卒2年目の若手キム・ドンヨンが3安打、2年目の若手ヨン・ギョンフムが4安打と結果を残し、16安打と打線が爆発した。なお、打線の軸の一人として期待されていたが、今季は不振のイ・ドヒョンが3安打2本塁打3打点と活躍した。ロッテはエースのソン・ミンハンが最近不振で3回5失点で崩れ、打線も主砲イ・デホの2本塁打が空砲に終わるなど、ちぐはぐな面が目立った。
[2本塁打3打点と活躍したイ・ドヒョン。]
キア 4−2 LG (ソウル・蚕室)
(勝)スコービー 3勝5敗 (セーブ)ハン・ギジュ 1勝2敗18S (敗)シム・スチャン 1勝3敗1S
LGは1回裏、キアの先発スコービーから4番チェ・ドンスのタイムリーで1点を先制した。キアは4回表LGの先発シム・スチャンから、満塁の場面で7番チョ・ギョンファンが走者一掃の3点タイムリー2塁打を打ち逆転し、シム・スチャンをノックアウトした。スコービーは6回を1失点と好投すると、打線も8回表LGの守護神ウ・ギュミンからチョ・ギョンファンの押し出しの四球で1点を追加した。ムン・ヒョンジョン、ロドリゲスのキアの中継ぎ陣も好投した。
LGは9回表キアの守護神ハン・ギジュから6番イ・ジョンヨルのタイムリーで1点を返したが、反撃もここまででキアがLG相手に連勝した。スコービーは自身の連敗を3で止める今季3勝目。チョ・ギョンファンが全4打点を叩き出す活躍。4位LGは3位ハンファと3ゲーム差がつき、上位争いから後退した。
[蚕室(チャムシル)野球場の3塁側を埋め尽くしたキアファン、中央はキア応援団。]
サムソン 3−6 現代 (水原)
(勝)チョン・ジュンホ 4勝6敗 (セーブ)ソン・シニョン 1勝2敗13S (敗)マゾーニ 4勝4敗
(本塁打) サムソン : シン・ミョンチョル 4号 現代 : ソン・ジマン 10号
サムソンは1回表現代の先発チョン・ジュンホから4番シム・ジョンスの本塁打で1点を先制したが、現代はその裏サムソンの先発マゾーニから1番ソン・ジマンの本塁打と相手の暴投で2−1と逆転した。さらに3回裏7番ユ・ハンジュンの2点タイムリーでマゾーニをノックアウトし、代わった2番手ユン・ソンファンから9番チ・ソックンの押し出しの四球で5−1とリードを広げた。
現代は7回裏サムソンの4番手クォン・オジュンから代打カン・ビョンシクの犠牲フライで1点を追加するが、サムソンは8回表9番シン・ミョンチョルの本塁打でチョン・ジュンホをノックアウトし、代わった3番手ファン・ドゥソンからも1点を返した。だが最後はソン・シニョンが抑え現代が逆転勝ちし、5位サムソンとのゲーム差を0,5に縮め、4位進出に望みをつないだ。サムソンは今季ここまで現代相手に4勝10敗と大きく負け越し、5位に低迷し韓国シリーズ3連覇はかなり厳しい状況になってきた。